尾角光美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私は自死遺族ではありませんが、
この本を読んでたくさんの大きな気づきを得ることができました。
「死にたい」と言うことは構ってちゃんだとか
「本当は死ぬ気ないんでしょ」とか
そんなことを世間で言われるような20代を過ごしてきました。
今でこそ鬱は脳の病気だと広まっていますが、
語らない・語れないことでより苦しんだり
お互いに誤解が生まれたりするのだなと
改めて考えました。
何度も対話の中で出てくる「一緒に生きのびる」という言葉が
とてもしっくりきています。
同じ傷や孤独感を持ってるからこそ
相手の話を聞いて自分が癒されたり、
また自分の辛かった話が相手の光になったりする。
だから、タブーなんか作らずに
もっと今までオープンに出来なかったことを
話せそうな人には話していってもいいんじゃないか。
そんな勇気をもらいました。
隠しているわけではないけれど、
これを話すと重いと思われるかな?
面倒くさいと思われるかな?
考えすぎだって言われるかな?
そんなことをたくさん考えます。
でも、せっかく生きているのなら
ずっと一人で抱えずに
誰かと苦しみを分け合えたなら
消えることがないその痛みが
誰かの影をまた照らし出してくれるのかもしれない。
生きづらさやトラウマを抱えている人の
心にも響く内容だと思います。
私はこの本を読んで、
あえてタブー視されている話題を取り上げる哲学対話を始めました。
私もタブーをなくしたい。 -
Posted by ブクログ
外で読んだのですが、
思わず何回も泣いてしまいました。
尾角さんの境遇に。
心やさしく、面倒見の良かったお兄さんに。
声をかけてくれたり、ごはんを作ってくれたり、
寄り添ってくれる友人の存在に。
身寄りがいなくなり、緊急連絡先が書けないというふと訪れる悲しみに。
状況は全く違えど、昔の自分を思い出して。
過酷な境遇にありながらも、グリーフケアの活動を懸命にされていて、本当にすごいなと思いました。
尾角さんの文章を読んでいて、
言葉の解釈が「とてもきれい」だなと感じました。
特に、「かさぶた」と「かすみ草」の項目の話は、非常に胸にぐっときました。
一つ真似したいなと思ったことがありました。
それは、人の話を聴くときはまなざしも意識するということ。
「聴」の字には、「目」という字も入っており、
まなざし、目の温度も大事なのだなと思ったからです。
素晴らしい気づきをありがとうございました。