立木鷹志のレビュー一覧

  • 毒薬の博物誌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    神話、中世、現代の毒殺事件や使われた毒薬のお話が盛り沢山
    中世時代の毒薬の中には確かに毒草もあったが、他にも毒としては効果が薄いか効果がないものもあったし迷信を信じて怪し気な物を使ったり色々あったようだ

    マンドラゴラを安全に引き抜く方法の犬を使わないバージョンは大がかり過ぎて実際にこの方法で抜いた人がいるのかな

    ベゾアールや宝石が解毒剤として用いられたが果たして効果があったかどうか..

    姉妹本と言われる媚薬の博物誌もとても気になる

    0
    2025年06月24日
  • 接吻の博物誌

    Posted by ブクログ

    米原の推薦である。よく調べている。学者の書いたものではないので、系統的な書き方ではないが、引用が多くあって面白い。

    0
    2022年10月24日
  • 女装の聖職者ショワジー

    Posted by ブクログ

    生涯女装を続けた聖職者フランソワ=ティモレオン・ド・ショワジーの生涯を描いた本。第一部では、フランス王国におけるショワジー家の立場、ショワジーの女装癖、賭博癖、シャムへの伝道旅行、晩年の学術活動が時系列順に記述される。第二部は彼が残した『女装冒険譚』の翻訳である。女装する聖職者というおそらく奇異の目で見られた(る)であろうショワジーの生涯が生き生きと描かれている。単に部屋にこもって女装するのではなく、若い女性と(肉体関係を伴った)恋愛をし、恋人が別の人間と結婚すると決意するやいなや相手への興味を失って賭博に没頭するという、リベルタンを体現したかのようなこの人物の生涯は、それ自体が常識的価値観に

    0
    2016年01月10日
  • 毒薬の博物誌

    Posted by ブクログ

    毒物の効用(実際のものからそう信じられていたものまで)、歴史、そしてエピソードを紹介。小難しい文体ではなく、読み物として十分に面白い。
    紹介されている毒も植物、生物、鉱物、化学物質と多岐にわたる。実際に毒物を用いて猛威を振るった犯罪者たちのエピソードも、それ単独で読めるほど面白味がある。
    どこを読んでも満遍なく面白いが、特にお勧めは「2 ローマ宮廷の毒薬」。古代ローマの陰惨な(そして少しばかり滑稽な)毒殺の歴史が垣間見える。

    0
    2009年10月04日
  • 毒薬の博物誌

    Posted by ブクログ

    毒薬だけに、蠱惑的な内容。いやもう、毒薬をテーマにした本なら面白くならないわけないでしょうと思っちゃうな。
    なんか同じ著者で媚薬の本もあるらしい。読も読も。

    0
    2016年02月15日