金塚貞文のレビュー一覧

  • 共産主義者宣言

    Posted by ブクログ

    マルクスの思想が所謂、共産主義や社会主義とは何の関係もないことが明確に確認できる本。
    200年経ってもこの本は新しく、永遠に達成されない究極の自由を描いている。
    恐らく、マルクスは加速主義にさえも鉄槌を下すだろう。。

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    2022年05月07日
  • 共産主義者宣言

    Posted by ブクログ

    これはダメだな、と思った。
    社会の歴史を階級闘争の歴史という。
    その時点で眉唾だと思った。そして、だからこそ興味を惹かれた。何故、闘争を歴史の根本などというものに大勢が魅せられたのか。
    封建主義から資本主義へ、そして共産主義へ、というのはよく整理されてるように見える。
    でも、封建主義から資本主義へ、というものは、持てるものと持たざるもの、という構造の中身が入れ替わって関係が変化した、というものであって、その先に持てるものと持たざるものとの構造の解体を見出すには無理がある。
    暴力を革命の装置として想定することは、ある意味、やむを得ないと思う。それでも、暴力とは、世の初めに隠さないといけないのだ。

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    2018年11月18日
  • 共産主義者宣言

    Posted by ブクログ

    資本主義のリスクを鋭く指摘した第一章は、現代社会を見事に予見している。二章以降は、当時の思想・政治体制に不勉強なこともあり、難解であった。
    柄谷行人氏の寄稿文を噛み締めている。「暴力革命」は否定されるべきだが、資本主義の暴走を抑止するこの思想は冷静に再評価されるべきなんだろう。

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    2021年01月16日
  • 共産主義者宣言

    Posted by ブクログ

    教養としてと思い手にとった一冊。註を引きつつ、知識を補いながら面白く読み通した。特に第2章の対立関係や搾取からの解放、マルクスが掲げる方策に対して「いやあ現実的には無理だろ~」とその高い理想と抽象さに突っ込みつつ。それにしてもなぜ「共産主義者宣言」?読むなら同時代の作家の著作でも良かったはず。一つ思うのは、働いていなければ絶対に開くことはなかった。

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    2012年10月17日