矢澤真人のレビュー一覧
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ネタバレ40代のオタクである著者の奥さんは、20代の中国人。
奥さんがある日、「日本語学校に通う」と言い出した。高い授業料を払うことに悩む著者だったが、授業料を「取材費」ということにして、奥さんの日本語学校での日々をネタに一冊描いてしまおう、という結論に落ち着き、奥さんは日本語学校に通うことに――。
日本語学校の個性的な生徒と教師の日常と、日本人もきっと知らない、日本語の面白さと難しさを描いた、書き下ろしエッセーコミック。
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Posted by ブクログ
中国嫁の月(ゆえ)さんの日本語学校でのエピソード集です。こんなに日本語のトリビアにこだわるのに、基本的な日常会話は、「意味違うばかりデス」とか「分かたヨ」とか表現しているのは本当に今もそうなのか、それとも、未だに抜けない癖なのか……?
実は、会社で中国人の留学生を受け入れていた時、私のところにも一人日本語能力試験N1合格者がきたことがあります。
その人は、日本語をものすごい早口で話すことができるし、日本語の知識も豊富なのですが、中国語訛り(という表現が良いのかわかりませんが)がひどくて、聞き取りにくいものでした。そこで、基本的な部分を徹底的に指摘して直したことがあります。
月さんがそう -
Posted by ブクログ
40代の日本人オタクと20代の中国人女性が織りなすドラマ。中国嫁が日本語学校に通うことを決意したところから話が始まる。著者は、3か月で10万円かかるので辞めさせようとしたが、中国人女性は頑固でしかも東北人(ドンベイレン)は頑固の中の頑固ということで、一度決めたらぶれない性格。著者は、学校に通えば友達もできるし、取材の費用として出すことにした。
通っている学校には、個性豊かな学生がいる。中国と韓国からの留学生がこの本に登場してくる。「日本人の知らない日本語」シリーズに出てくる学校の生徒に負けず劣らず面白い人たちが勢ぞろい。
読んでいて驚いたことがある。それは韓流ブームの火付け役ともなった -
Posted by ブクログ
ある日40歳オタク男のもとにある日やってきた20代の中国のお嫁さん、「月(ゆえ)」。彼女が『日本語学校に通いたい』と願い出たときから物語は始まった。彼女達と日本語にまつわるお話が秀逸でありました。
本書は書き下ろしなんだそうです。『中国嫁日記』のヒロインである月(ゆえ)さんは
「日本語学校に通いたい」
といったところから物語りはスタートします。
授業料の高さに躊躇するも『取材費』と割り切ってゴーサインを出す筆者こと『ジンサン』しかし、そこに集う留学生は中国や韓国からやってくる人が大半で、彼ら彼女らはその全員が主人公ではないかと錯覚するような大変個性の強い人々ばかりで、とても面白く読めまし -
Posted by ブクログ
ネタバレ「中国嫁日記」で有名な井上純弌先生のコミックエッセイです。
今作では井上氏の奥様の月さんが日本語学校に通学されていた時の話題を中心に構成されています。
日本語学校についてのコミックエッセイでは、『日本人の知らない日本語』シリーズが有名ですが、本作では生徒の立場から見た日本語学校や、生徒同士のつながりについて、日本語学校にかよう生徒たちの生活についてなど、日本に暮らす外国人という視点が存在することが独特な点だと思います。また、月さんが通った日本語学校は大学・専門学校への留学に力を入れて要る学校であるため、特にアジア系の生徒たちの日本生活を特別に掘り下げていく内容になっています。ただし実際の著