川上昌直のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ビジネスモデルを研究する自分にとって、本書は分かりやすさと質の点で素晴らしい!すでに★4.5が着いているが、納得。
・多くの会社では、顧客満足と儲けを別の部署が担当しているが、本来なら同じ人たちが考えるべき。
★まったくそのとおり。
・顧客のニーズを探るのではなく、ニーズのもととなっている「片づけるべき用事」を探れ。
★同感。
●ビジネスモデル:
顧客価値について:だれに、なにを、どのように。
(どんな片づけるべき用事をもった人か、解決策として何を提供するか、第対策との違いをどのように表現するか)
利益について:だれに、なにを、どのように。
(誰から儲けるか、何で儲けるか、どのような時間軸で(同時かあとか)
プロセスについて:だれに、なにを、どのように。
(誰と組むか、強みは?、どのような手順で)
→これら9つの因子はすべて一貫して繋がっていなければならない。
●ヒットしている商品とは:買った「あとでも」よかったと思ってもらえている商品。
・価格はこちらが決めるが、価値は顧客が決める。
・万人にきく差別化などない!アイフォンだって老人たちには受けていない。
●顧客価値について:
・どのような用事をもつどんな人か、まで具体的に考えるべき。
男性、女性、子供、ではだめ。
40代家族連れでもだめ。
「家族でスポーツを始めようと思っているが、どんな道具が必要かわからないファミリー」
・「ふとればかち」つまり「不取れば価値」。つまり不便、不満、不確実不利益などをなくしてあげること。
●利益について:
・『ザ・プロフィット』で紹介された23の儲け方。
・全部の商品、全部の顧客から儲けようとするな。損して得とれ。
●プロセスについて:
・強みを棚卸ししてそれぞれについてVRIO分析:自社はどんバリューを持っていて、それが稀少か、模倣困難か、組織がうまく使えているか、で考える。そして顧客価値に基づいて考えると、✖や△がついたところでも、○になる可能性がある。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ9つの質問をフレームワークとして紹介。
真新しいものではないが、大事な論点が抽出されわかりやすくまとめられている良著。
内容自体はビジネスモデルキャンバスとも共通する部分多いが問いの形で構造的に整理されているのはよい。
9つの問いも整合性ももっともなところながら、良い企画とするための要点は解像度の高さに帰結しそうという感想。そのとっかかりとして問いは有効だとは思う
事例はとてもわかりやすく、新規事業例、変革例、新商品例として参考になる。
ジョブ理論が背骨に入っている印象
メモ
・9つの質問
どんな用事を抱えている人をお客様にするのか
解決策として何を提示できるのか
どのように提案するか
誰から儲けるのか
何で儲けるのか
どのようなタイミングで儲けるのか
どのような手順でやるのか
手順の中で何が得意なのか
誰と組むか
・売れているものについて、何だけではなく、なぜに着目してみる
・顧客価値創造シート
片付けるべき用事を特定、優先事項を列挙、解決策を設定、購入ステージ、用事解決ステージ、継続ステージで訴求ポイントや価格帯を設定して、全体の整合性をとる。
・儲け方のバリエーション
儲ける方法
直接販売
販売後サービス
コンテンツモデル(媒体で収益化)
商品ファイナンス(補助サービス・金融など)
ロイヤルティ(知財の権利利用対価)
課金方法
商品対価
定額制
従量制
利鞘
紹介料
広告
・儲ける客、儲けない顧客を事前に決めて整理する。
子供からもうけず、親から儲ける
女性でもうけず、男性で儲ける
・どの商品で儲けるか
牛丼でなく、味噌汁、おしんこで儲ける
本体でもうけず、補充剤で儲ける
目玉商品でもうけず、それ以外の付随商品で儲ける
ハンバーガーでなくポテトやドリンクで儲ける
・どのタイミングで儲けるか(同時・時間差)
広告のように後で儲ける形をとるか
その場合、担保する別の収入源や無収入に耐えられるストックが必要。
・プロセスは役割分担、すなわち自社の強みを整理することが有効だが、
必ずしも競合対比でなく、顧客への価値という観点で考えてみる。
・組む相手の条件
規模があっていること
価値提案を共有していること
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Posted by ブクログ
ビジネスモデル とはから理解できる一冊。
世の中のビジネスモデルがどう設計されているかを事例を交え紹介してくれている。
ケーススタディーの宝庫。
今後やってみるべきこととして挙げられるのが
・ビジネスモデル・キャンパス
・ビジネスモデルを3×3で表現する9セル
9セルの成り立ち
縦軸:顧客価値、利益、プロセス
横軸:WHO、WHAT、HOW
①顧客価値×WHO(例:セブンカフェ)
ホッと一息付ける環境を身近に
②顧客価値×WHAT
お手頃に購入できるコーヒー
③顧客価値×HOW
※代替案と違い「どのように」表現するのか
一杯100円でこだわり抜いたコーヒーが飲める
④利益×WHO
コーヒーと一緒に商品を買う人
⑤利益×WHAT
既存商品
⑥利益×HOW
同時
⑦プロセス×WHO(誰と)
関係・協力会社
⑧プロセス×WHAT(強みは何か)
店舗力
顧客データ
販売力
信頼度
⑨プロセス×HOW
ドミナント戦略により、クチコミ力でブランドの信頼度を高めるフローを作っている
今後企業さんがビジネスを地方で展開する際も、この9セルを共に理解することが大切。
ヒアリングをしながら、9セルを貯めていく様にしたい。実践できるまでは気になったビジネスモデルで9セルを作り続けてみる。
まずは無印でやってみる! -
Posted by ブクログ
大変読みやすい。
サブスクリプション、カスタマーサクセスという言葉で、経営層から検討を指示されている実務者の人にオススメしたい。
「 つながり」と表現している内容は、「カスタマーサクセス」と同義と読んで良いかと感じた。その意味でカスタマーサクセス本と内容はそっくりとも言える。
ただ、こちらの方が経営のことを一生懸命考えて、自分の言葉や考えで導き出した頭の整理・言葉と感じられる。その意味でも、読んでいて読み進めるのが楽しいし、興味を惹かれた。
「リカーリング」を基本として多用しているが、リカーリングの定義は人によって異なるため、この本が正しい説明をしているかは読者次第(リカーリングとサブスクリプションは別と捉える人もいる)
ただ、リカーリングの概念の中に、リースやサブスクリプションなどを含めて、リカーリングマップとして整理している本著の解説は、理解しやすいし、マネタイズをする中で、うまくいかない場合に、どう軌道修正していく方法があるかを考える道筋として役立つ。
細かいけれど
P.124 「本質は生活のアップデート」とあるが、「アップグレード」の表現誤りではないか?と悩む。
サブスクリプションに関する様々な書籍などでも、このアップデート、アップグレードの表現が一意に定まってないので何とも言えない。
契約の「更新」に使う「アップデート」
契約の「グレードアップ」に使う「アップグレード」
は分かる。
利用者側の目線に立った時に使うのは?
生活の「最新化」?の「アップデート」
※生活レベルは変わらないがQoLがあがる?
生活の「向上」?の「アップグレード」
※生活水準そのものがあがる?