甲斐崎圭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
秋田県の山深い里・比立内で第14代のマタギとして活躍された松橋時幸氏の半生を追ったルポです。
時幸氏はマタギの他、農業、林業を営み、川に魚を追い、旅館も営むという方。
その生活は自然と共に暮らすなんて言う生半可なものではなく、自然への畏敬、恐怖、しきたりという名の保護、野獣から集落を守る気持ち、色々な思いがないまぜになったものです。
そして、山深い集落に押し寄せる時代の波、生活様式の変化、行政の束縛、高齢化、過疎…。
その中でマタギとしての矜持を保ちながら、変化に適合していこうという姿。
話は戦中から昭和60年頃まで。既に半世紀が経過しており、時幸氏もなくなりましたが、今は婿さんが15台を継ぎ