ローラ・インガルス・ワイルダーのレビュー一覧

  • 大草原の小さな町 ローラ物語2

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    長く厳しい冬が終わり、本格的に町が形作られ、住民たちが纏まっていく様子と
    メアリが大学に行ったり、ローラが町で働いたり教師の免状を取ったり
    インガルス一家のカタチがだんだん変化していく時期が描かれている。
    前作に比べると平穏な印象を受けるが
    ローラにとって因縁のライバル(笑)ネリー・オルソンが引っ越してきたことで
    楽しかったはずの学校生活が引っ掻き回される。
    ネリーのKYさはなんというか国宝級(笑)。わざとやってんだろってなくらい。
    現代でもこういう傍迷惑なタイプ居るよね(笑)。
    そういう子は昔も今も変わらず存在するんだなぁ、と変なところで感心してしまった。
    そしてワイルダー先生(確かアルマン

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    2013年09月16日
  • 長い冬 ローラ物語1

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    大草原の家の主人公たちが、暮らす西部の町を襲った厳しい冬の生活の様子を描いている。
    どのようにして寒さをしのぐか、どのようにして食事を確保するか、そのためにさまざまな苦労を乗り越えていく。
    家族の大切さを実感させられる作品である。

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    2012年09月04日
  • 大きな森の小さな家

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    私は、最初、大きな森の小さな家という題名を読んで、なんじゃそりゃと思いました。
    でもこりゃまた、読んでみると、面白いのです。
    ちょっと怖いところがありますが、みなさんも、この本を読んでみてください。

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    2012年02月28日
  • はじめの四年間 ローラ物語4

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    子供心に、ちょっと受け止めかねるほど厳しい開拓者?の新婚生活がのしかかってきた。
    happily ever afterってとってもありがたく無責任な言葉だと思う。

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    2011年10月27日
  • 大草原の小さな町 ローラ物語2

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    長い冬を越えて、明るい1年半を描く物語。
    そしてローラがどんどん大人になっていく。
    時代が違うこともありますが、まだ15歳なのに彼女の自立の精神はすばらしい。
    また、学校の話が愉快。思春期を謳歌しています。

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    2011年01月05日
  • はじめの四年間 ローラ物語4

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    ローラとアルマンゾが結婚してからの四年間。辛いことが多い四年間だけどローラの前向きでたくましい生き様がすばらしい。

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    2011年07月21日
  • はじめの四年間 ローラ物語4

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    苦労続きの最初の4年間の結論。  それがマンリーの言葉に凝縮されています。 要は、自分がそれをどう見るかにかかっているんだよ。  現代の私たちからすると、どちらも「気の遠くなるような楽観主義」に思えちゃわないでもないけれど、そういう遠いものを純粋に見つめ続け、日々できる限りのことをするという覚悟 & 実践こそが、ローラのかあさんが言っていた「闘い」なのかもしれません。

    (全文はブログにて)

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    2010年02月25日
  • この楽しき日々 ローラ物語3

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    タイトルこそ「この楽しき日々」だけど、冒頭はおよそ「楽しい」という感じではありません。  まあ、どちらかというと、回顧録として「あの頃はホント、しんどいと思ったけれど、それもこれも過ぎ去った今となっては楽しい思い出♪」という感じでしょうか?(笑)  とにかくびっくりしちゃうのが、ローラが望まれて行ったはずの学校のある地での下宿先の家庭の様子。  最初のうちはぶっきらぼうな奥さんの態度に途方に暮れているという状態だからまだいいとして、夜中に刃物を振り回す奥さんの描写に至ると、さすがの KiKi も「う~ん、こんな下宿先は願い下げだぁ!」とビックリ仰天です。  まして当時のローラは15歳。  いか

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    2010年02月22日
  • 長い冬 ローラ物語1

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    雪に閉ざされた極限とも言える世界を描いているのに、そこかしこに色彩感が溢れています。  そして音楽も。  物にあふれているのに虚無感を感じることが多い現代人に比較して、ローラたちには屋根と壁のある家以外にはほとんど何もないのに、虚無感だけはありません。  それは生き抜くことに真剣だったからこそ得られる充実感でもあるだろうし、「あるもので満足する」人間の防衛本能でもあるだろうし、実はしぶとい人間の底力が試されている緊張感からでもあるのだろうなぁと感じます。  

    凡そ想像を絶するような7か月も続く猛吹雪の中、インガルス一家は備蓄してあった石炭を燃やし尽くし、パンを作る小麦粉もなくなり、明かり取り

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    2010年02月13日
  • この楽しき日々 ローラ物語3

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    前回の『大草原の小さな町』では、
    ローラは見事教員免許をもらうことができました。

    そしていよいよ、まだ自分自身も学校に通う、15歳の少女が、親元を離れ、20キロ先にあるブルースターさんの開拓地で冬のあいだ教えることになるのです。

    下宿先はブルースターさんの…凍えそうな家。
    そこでの暮らしときたら…
    ブルースターの奥さんは、もうなんというか、
    農地の申請のためとはいえ、この草原のど田舎にうんざりして、隣人との付き合いもない冬ごもりの暮らしにノイローゼ気味のようで…
    下宿人の若い先生に辛く当たるのです。まだたった15歳のローラに。。

    とにかくメアリの大学の費用のためと、ブルースターの奥さんの

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    2023年01月27日
  • 小さな家のローラ

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    子どもの頃、福音館書店のインガルス一家シリーズが好きで、シリーズ全巻を楽しく読んだ。同じく大好きな安野光雅さんが新訳をイラスト付きで出版したのを知ってはいたけれど、初め読んでみた。安野さんの絵が素晴らしくて、ワクワク楽しんで読んだ。あとがきで安野さんは「もう、こんなにたくさんの絵のある本は描かないと思います」と書いているが、確かに福音館書店版よりもはるかに挿絵が多い。オールカラーだし…。

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    2022年11月03日
  • わが家への道 ローラ物語5

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    インガルス一家はウィスコンシンの大きな森から、あちこち旅しながら移り住み、サウスダコタのデ・スメットに辿り着いた。ローラとアルマンゾもデ・スメットから終の棲家を求めてミズーリ州のマンスフィールドまで旅した記録。

    これまでと異なり小説ではなくローラの日記がそのまま掲載されている。ローラの日記は旅の道中のみ書かれているが、出発前とマンスフィールドに着いた後の様子を娘のローズが執筆している。

    道中目にした草木や花々、鳥や動物などについて描かれてるが、農作物の育ち具合や土壌についての描写が殊更熱心に描かれてる。ローラもやはり農家の奥さんなんだなと思った。

    この旅は、7月から8月にかけて約2ヶ月に

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    2020年11月30日
  • この楽しき日々 ローラ物語3

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    先生として勤め、学校へ生徒として戻り、お針子のアルバイトをしたり…そしてアルマンゾとのデート。この巻は本当に忙しい。

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    2020年11月08日
  • 長い冬 ローラ物語1

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    これはたぶん、シリーズで最も暗いトーンの物語だと思う。プラムクリークのイナゴ被害も衝撃的だったけど、前後に楽しい描写があった。岩波以外の出版社がこれだけをスルーしているのも何だか不思議な気がする。

    本書では後にローラの夫となるアルマンゾが大活躍して町の英雄となる。厳しい時代を共に過ごしたもの同士、絆が深まったのかもしれない。

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    2020年10月18日
  • 小さな家のローラ

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    「銃がなければクマに対抗できない」しかしインディアンは銃無しで共存していた。クマは蜂の天敵だから、クマがいなくなれば生態系も変わるだろう、クマの跡をつけて白人がミツバチの蜜を奪うエピソードがある/「母鹿と子鹿は撃たない」はハンターの常識だろう/彼らが白人にトウモロコシを教えた。しかし人口が増えると、過剰栽培で土地を痩せさせる。北米に大型獣はいなかったが、犬はいた。軍隊はもっぱらインディアン討伐のためだった。人口を激減させたのは伝染病と、蒸留酒にともなう貨幣経済で白人並みに「仲間からも盗む」ようになったこと

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    2020年01月16日
  • この楽しき日々 ローラ物語3

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    家を出て本格的に教師の仕事を始めて、結婚までするローラ。昔の人ってこんなに早く大人になっていったんだなあ。
    住まいを整えること、食事をすること、自分が着る服を作ること、どれもあたりまえに、でも丁寧に手をかけていたことがよくわかる。

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    2016年08月06日
  • 大草原の小さな町 ローラ物語2

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    小さな女の子だったローラがぐんぐん成長していく姿がいとおしい。
    裕福ではなくても、インガルス家のように心豊かに暮らしていくことはできるのだよな。

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    2016年07月29日
  • わが家への道 ローラ物語5

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    冒頭のローズによる、私って頭がよかったんでえ〜、という
    不要な部分はいらなかった。
    日記も短いし、無理やり本にしたのかな。
    エニウェイ、ガッツが凄い。

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    2016年07月02日
  • わが家への道 ローラ物語5

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    作者はローラというよりは娘のローズだと言った方が適切かも。

    ローラによる日記の部分は、ホントに日記という個人的な覚え書きで
    人に読ませるために書かれたものではないことが文章から読み取れる。

    旅日記の部分は、53ページに載っている地図を繰り返し見ながら読んでいた。
    正直なところ、この本は文章よりも写真の方が見応えがあったように思う。
    最後に載っていた家の写真を見て、今は記念館として保存されているという
    ロッキーリッジ農場に行ってみたくなった。
    機会があればだけど。

    個人的にはローラの物語は8冊目の『この楽しき日々』で完結した、というスタンス。
    『はじめの四年間』と『わが家への道』は副読本と

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    2013年09月17日
  • はじめの四年間 ローラ物語4

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    時系列では最後でも、書いた順番はいちばん最初ということで。
    訳者の谷口由美子さんも書かれていたが、やっぱりそれまでの8冊とは
    文体から何から印象が違う。
    それを違和感と取るかどうかは読み手にかかっているのだろうけど。

    個人的には『この楽しき日々』がピークだったかな。
    あんなにラブラブモード全開だったアルマンゾとローラが
    結婚した途端に急速に家族モードにシフトしていくのに
    どうしても違和感を覚えずにいられなかった。
    見方を変えれば、本筋である家族の物語に戻ったということなのかな。

    人生というのは「結婚しましためでたしめでたし」で終わらないのは判るんだけど
    この夫婦の場合、結婚後に降りかかる災

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    2013年09月17日