石川大我のレビュー一覧

  • ボクの彼氏はどこにいる?

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    軽快な語り口で同性愛について教えてくれる一冊。「多い方と少ない方の少ない方の人間でも自分の生きる世界を好きになろうとしてる」というよしながふみ作品の言葉をほうふつとさせる一冊でした。

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    2010年02月12日
  • ボクの彼氏はどこにいる?

    Posted by ブクログ

     主張は分かるのですが、読み物としては特段のインパクトはないように感じました。
     ある程度、BL小説を読みふけり、リアルゲイやらビアンやらの知識をそこそこ持ち合わせておいて読むと感動にはかけるという印象。
     カミングアウトの三か条(自己肯定感の有無、経済的自立、仲間作り)や、カミングアウトの必要性についての思考を促すところ、カミングアウトは終わりではなくて理解しあう対話のための始まり、というまとめ方には納得しました。セクシャルマイノリティが幸せに生きられる社会作りを、人と人との繋がりを、という主張も前向きです。

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    2015年02月18日
  • ボクの彼氏はどこにいる?

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    読んでなかった、読んどこうというところで。
    インターネットは、マイノリティをつなげるのに大きな力を発揮するなぁと。
    最近、実感していたところもあるから、そうだよなぁととても共感しました。
    相対数が少ないと、自分の手の届く範囲の世間にいる可能性は確実に低くなるので、日本全国、世界中どこでもつながれるってすごいです。
    自分と同じように感じていた、同じような状況の人がいるんだ、と知ることは、とてつもない力になる。
    使い方を間違えたり、極端な考え方を増長させたり、とかデメリットは当然あるけども。

    実名で、写真を表紙にして、という決意で作られたところが、多くの人の心の支えになったと思います。

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    2014年11月07日
  • ボクの彼氏はどこにいる?

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    LGBT界の超著名人のたいがさんの著作。コンピュータのくだりになんだか時の流れを感じさせられた。憲法の勉強で少数者の権利がどうこうとか言ってる割には、この少数者たちの切なる感覚みたいなものを忘れかけていたのを思い出させてくれた。高校生の頃によく憤っていたもの。頭だけの勉強になりがちだ。そして頭だけの勉強は得てして少数者の権利を大切にしているように聞こえて、本当はなにも見えていないことに気付く。結局、感覚や実感が大事だ。自分の隣で、いかにも普通な顔でなにもありませんよみたいな顔で一緒にいる人が、実は自分にはどうにもならないようなことが原因で社会的な抑圧を受け生きづらいと感じているかもしれないとい

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    2013年11月02日
  • ボクの彼氏はどこにいる?

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    ゲイである石川さんのライフヒストリー。
    6年前に出た本の文庫化。

    6年前は、セクマイであることを公言して本を書く人なんてほとんどいなかったから(しかも実名で! しかも若い!(当時の大我さんは20代後半))、けっこう衝撃的でした。
    今はセクマイ関連の本も増えたけど、大我さんが6年前に本を出した頃と、社会はそれほど変わっていないので、「ゲイであること」に悩んでいる人たちにとっては、未だに力になってくれる1冊です。

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    2013年09月24日
  • ボクの彼氏はどこにいる?

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    ネタバレ

    ゲイの青年が、
    パソコンという「マイノリティーの武器」に出会って、
    仲間に出会って、癒されて、羽ばたいて(?)いく、という内容。

    この本を読んで、
    人間の核になるものは「自己肯定感」なんだと再確認。

    マイノリティーに属した人は、
    社会で生きるなかで「認められないという“自己否定”」を
    されながら過ごさなくてはならないので、
    「自己肯定がしにくい」。

    著者は、良好な家族関係・友人関係のなかで
    「性以外の部分では自己肯定がしっかりとできていた」ので、
    この本も最初から最後まで
    「自己否定ばかりして生きてきた人」にみられる
    “ねじれ”があまりみられず、とてもサワヤカ。

    そして、“仲間”に出会

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    2011年10月10日