平井正修のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あっさりとした口調だが、普段読まない領域の本だったから面白い。仏教の基本的な考え方や、禅宗における有難い説話が身に染みる。まさに、諸法無我。すべてのものは様々な原因や縁によって生じるものであり、それだけで独自に存在するものは無い。
染みた言葉。「随処に主となれば、立処皆真なり」。「陰徳を積め」つまり、人が見ていない所で徳を積む努力。「人前でのスピーチは、自分の勉強のためにやっているに過ぎない」。坐禅で念が浮かぶのは仕方ない。大切なのは、念をつながない事。浮かべば断ち切る。考えることを止める練習とも言える。
お布施はサンスクリット語のダーナ。他人に財物を施す。檀那、旦那の語源。仏滅と仏教は無 -
Posted by ブクログ
・ネガティブな想いは捨ててしまえば楽に生きることができる。ただし、それができないのが人間である。
・嫌な出来事が忘れられない場合は、新しいことを始める。つまり、記憶を上書きする。
・人間である限り「執着」はついて回る。それを認め、自分が何に執着しているのかを客観的に把握する。
→メタ認知
・人間は常に何かを求めているが、ほとんどは叶わない。そのことを「求不得苦」という。
→四苦八苦のうち、はじめの四苦は「生老病死」。残りの四苦は以下
愛別離苦:愛する人とも必ず別れがやってくる
怨憎会苦:嫌な人とも会わなければならない
求不得苦:求めても思い通りにならない
五陰盛苦:身体や感情、感覚、思