【感想・ネタバレ】「見えないもの」を大切に生きる。 生活と心を調える禅的思考のすすめのレビュー

あらすじ

自信が持てない。やりたいことが見つからない。何をやっても充実感がない。人を許せない。年をとるのが怖い。人が妬ましい。片付けができない。SNSの「いいね!」が気になって仕方ない……。
日々、悩みが尽きないのは、「自分にとって大切なものがなにか」を見失っているから。
モノと情報が溢れる現代では、意識しないと、混沌の底で「断ち切れない」「捨てられない」ものにとらわれ、大切なものを取りこぼしてしまうことに――。
大切なものと、そうでないものを見分けられるようになれば、きっと変わります。
実は、大切なものほど、目には見えません。
本当の幸せは、見えないものの中にあるのです。
○言葉やものが心を満たしてくれるのは一瞬。言葉やものを欲しがらないこと。
○大切な心理や教えほど、文字や言葉にはできません。
○確かなものなど何もないのだから、「見えているもの」「そこにあるもの」にこだわらない。
○大切なものは変わっていくのだから、「大切だな」と感じが瞬間を蔑ろにしない。
○感情に、綺麗も汚いもない。怨みを知ることで、許すすばらしさに気づくかもしれない。
○目に見える物には「見えない思い」がついている。「思い」を断ち切りたいなら、「もの」を捨てる。
○正解と不正解にこだわらない。
○SNSで「いいね!」を集めて満足しない。
○五感を働かせる。
○「縁」たを大切にする。
○もったいないと思う心を大切にする。

大切なものを見る「目」を身につけるためには、「朝、気持ちよく起きる」「玄関とトイレの掃除をする」「姿勢を調える」「“ながら寝”をやめる」「見直す習慣をつける」「お金は、稼ぐときより、使う時に心を配る」「“たかが”に心をくばる」などの日々の心がけからです。


坐禅会に申込者殺到。安倍晋三首相、中曽根元首相も参禅する禅寺の住職から、悩める現代人へ、渾身のメッセージ。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

シンプルに読むことができる前松庵住職のお話ですが、その言葉は核心をついてくるので何度も読み返してみるといいかもしれません。

若い頃には自分が死ぬことなど想像もできないかもしれませんが、年齢を重ねるにつれて亡くなる人も増えてきます。自らも体力が衰えたり病にかかったりすると限りある命というものを意識するようになります。
自らの利益が欲得だけで動くのではなく、自分は他の人々の存在によって生かされていることに気づく、そして自らも他の生命に役立てる生き方を目指す。
とてもインスピレーションが働く内容で感謝しております。

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2020年12月24日

Posted by ブクログ

心がほっこり温まる、素敵な本です。
紹介したら妻も読み始めました。
これからゆっくり実践していきたいです。

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2016年02月17日

Posted by ブクログ

とても読みやすかった。ついつい劇的に良くする方法を模索して、一発逆転を狙いにいく煩悩にまみれた生き方をしている私には、一つ一つゆっくりじっくりコツコツ当たり前のことをしていくというのは、なかなか難しいようには感じだが、目の前のことを一所懸命行っていこうと思った。
わたしの好きな映画で、あんという作品があるのだが、私たちはこの世を見るために、聴くために生まれてきたのだという言葉が出てきて、それが大切なんだと改めて感じた。
まずながら寝をやめる。

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2021年03月07日

Posted by ブクログ

簡単に読める禅の考え方の本。二章の「目に見えない大切なもの」を見つける基礎力をつけるところが良かった。
特に、五感を働かせたり、五感を鍛えるため見直す習慣をつける、たかがに心を

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2020年03月10日

Posted by ブクログ

大切な物は、金や物では無いということはわかっていても、実生活では忘れがち。
禅の思想を織り交ぜながら、生きるヒントが書かれています。
ライトな仏教書ですが為になる事も多かったです。

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2019年07月28日

Posted by ブクログ

この本を手に取った、ということは少し疲れているのかもしれない。
読んで、心が少し軽くなり、元気になれたような気がした。最終章の、~「大切なもの」に気づく練習・・・具体的な19の悩みと向き合う~ は2度ほど読み返した。
とにかく、目の前の仕事を頑張ろうと思った。

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2017年04月20日

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