あらすじ
坐禅や修行に行かなくても、不安をしずめて心穏やかに過ごせる45のコツ
なんとなく、いろんなことが気になって、心が落ち着かない。
そんな気持ちにはおかまいなしに、
テレビや新聞からは心が痛くなるような事件・事故のニュースばかり。
SNSからは洪水のような情報が押し寄せてくる毎日。
人間関係もすこしわずらわしく感じてきた……。
こんなふうに、心がざわざわするばかりで、少しも落ち着かない、という方も多いのではないでしょうか。
「座禅に行ってすっきりしたくても、そんな時間がない……」
「せめて朝ぐらいは心穏やかに過ごし、寝るときも心静かに眠りにつきたい……」
そんな願いをかなえるべく、安倍首相、中曽根元首相も参禅するお寺のお坊さんに、不安や心配な気持ちをしずめ、心を調えるための秘訣を聞きました。
・一日を清らかに始める「朝の習慣」
「呼吸を調える」「心をこめて、玄関・トイレを掃除する」……
・心をざわつかせない「昼(日中)の習慣」
「修行だと思って仕事に取り組む」「あえて空腹の時間をつくってみる」……
・一日を穏やかに仕舞う「夜の習慣」
「布団の中で、一日を振り返る」「『目標』『夢』は、毎晩捨てる」……
・それでもまだ晴れない心が調う「禅的考え方」
「不安な心は自分が生み出している」「腹が立つのは執着があるから」……
などなど、坐禅や修行に行かなくても、家で気軽に実践できる「心を調える」45の習慣を収録しました。
不安や怒り、心配など、マイナスの感情に振り回されがち……という方は、ぜひお試しください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
一日を清らかに始めて、一日を穏やかに仕舞う。理屈ではなく、人間の経験に基づく智慧にこそ、私たちの不安な気持ちを解き放ち、穏やかに暮らすためのヒントがあるのではないか。
Posted by ブクログ
メンタル本にも書かれていることがここにも書かれていて、お坊さんの習慣は心を整えることにつながっているのだと思った。
特に第4章のまだ晴れない心が整う習慣が1番生きる上で役に立ちそうだ。
自分の習慣に取り入れられそうなものをここにメモしたので、実践していきたい。
Posted by ブクログ
僧侶の生き方から学ぶ 仏教の教えについて学ぶ方法はいくつかあるが、僧侶の生活から、その考え方や生き方を学ぶと言う事は、思った以上にリアリティーを感じることができ、参考になることもあった。特に参考になったのは、朝昼夜に分けられた生活の習慣についてだ。その時々において、心を正す考え方を知ることができてよかった。
Posted by ブクログ
「目標や夢は毎晩捨てる」といった一見厳しいようなことも、読み進めるとふーむなるほどなと思わされました。
布団からすぐに出るところから、習慣づけ始めてみました。
Posted by ブクログ
極端だなと感じる部分も多いが、納得もできる内容だった。
個人的に極端だと思ったのは、人は死に向かって生きているだけだから行為には意味が無いというくだり。その辺は流石に共感できなかったが、あまり意味にとらわれないとライトに捉えてみる。
時計を気にしない。
意味を求め過ぎない
呼吸に集中する時間を作る
この辺りは参考にしたい
Posted by ブクログ
僧のくらしはストイックで、一瞬一瞬を生きている、その生活の中で心の平静を心得ていく、ということがよくわかった。
とにかく日々目の前にやることがあり、没頭する。そういう環境を作ると良いのかと思った。
Posted by ブクログ
実践的な1日の過ごし方やマインドを、禅の考えを軸に伝える。
「目標や夢はない方がいい」「人生は虚しいものだ」など一見悲しくなる言葉も、その言葉を噛み締め考えていくとそれが本来あるべき生き方なのだと気づく。
今やるべきことをやって没頭すること、他人に心配りある行動をすることが、人にとって何よりの幸福であるのだ。
現代社会ではそればかりしていると、それを上回る不幸さが押し寄せてくるので住職にならない限り全てを実践することは難しいかもしれない。
それでも少しずつ、禅的な生き方をしていきたい。
Posted by ブクログ
本書の言葉が響く人と響かない人がいると思った。響いたから良い響かないから悪いというわけではなく、お寺ではこう考えますよーという事実がある感じ。私にとってはこういう考え方が性に合っていたようで、当たり前だなと思ったこともあったが、読むことでずいぶんこころが軽くなった。とはいえ実践が難しい項目もあるし、一部賛同しかねることもあった。
Posted by ブクログ
わかってはいるけど、できない事がたくさん書かれていて肝に銘じようとあらためて思いました。
特に以下の2つ。
・目覚ましがなったらパッとおきる
・姿勢を整えてゆっくり10数えて、呼吸をする