寺澤盾のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
日本人なら誰もが学校で英語を勉強するけど、英語に関する疑問はスルーしていることが多いと思います。なぜ人称代名詞だけがyou,your,you,yoursと格変化するのか(そもそも格って何だろうか)、なぜsea,marine,oceanなど似たような意味で全然違う単語が多いのか、なぜnameをナーメではなくネイムと読むのか…日本語とは全然違う言語である以上、まずは「そういうもの」として学ぶしかないのですが、英語の歴史をひもとくと、そのあたりも分かってきます。
ブリテン島に渡来したアングル人の言語に、キリスト教(ラテン語)やヴァイキング(故ノルド語)が混ざって古英語ができる。ノルマン公がイングラ -
Posted by ブクログ
現代英語の視点から英語の歴史を主に語彙や形態の面を中心に振り返るもの。その中でも特に20世紀以降の英語、国際語としての英語などの社会言語学的側面に重点が置かれている点が特徴的と言える。特に第6章「現代の英語」、終章「英語の未来」は、英語を知る上では欠かせないスタンダードな内容ながらもなかなかこれまでの新書で扱われていない部分であると思う。また、グリムの法則、ケニング、大母音推移、文法化、逆成、混成語、総合的・分析的、意味の下落などの言語学の専門用語が多数出てくるので、復習にも使えると思う。最後の文献案内も非常に役に立つ。(09/12/28)