釘原直樹のレビュー一覧

  • あなたの部下は、なぜ「やる気」のあるふりをするのか 組織のための「手抜き」のトリセツ

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    「手抜き」も活用の仕方次第で決して悪い側面ばかりではない、むしろ必要(必要悪?)なものということ。
    一方表題の「やる気」のあるふりをする理由はあまり語られていないように感じた。終章では「手抜き」を推奨する記述もみられた。ならば「手抜き」のススメ、というタイトルにしたほうが良いのでは。

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    2018年02月23日
  • 人はなぜ集団になると怠けるのか 「社会的手抜き」の心理学

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    社会的手抜きとは?について1冊も必要なのかという疑問もあったけど、読んでみたら目がさめる。腐ったリンゴは1個で十分な効果があるとか、とても勉強になりました。

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    2018年01月09日
  • 人はなぜ集団になると怠けるのか 「社会的手抜き」の心理学

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    集団になると生産性が下がる要因は、個人の努力が評価できない、努力の必要がない、他者に同調するなど。個人や集団の特質で異なる。問題行動は日常的に起きている。国家で見ると、公共心、信頼度、財政にも関わる。スポーツ、社会への悪影響。対策。

    個人とは異なる集団としてのメカニズムの話かと期待したら、手抜きされているのが悪い、本来個人の総和であるべき、のようです。また、集団意思決定の実例がなぜ真珠湾?それも米側。今ならフクシマじゃないですか?

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    2017年11月25日
  • 腐ったリンゴをどうするか?

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    手抜きが起こる背景や要因について語った書。読んでいてなかなかない切り口であり、またページ数も短いため、サクッと読むにはいいのかもしれない。

    読み終わった最終的に感じたのは、手抜きがどれだけ起ころうとそれはあくまで本人の問題だということだ。手抜きをしようがしまいが、その結果として似たような人が集まるし、その流れで自身の人生の収斂へと向かっていくだけのことである。

    「人は皆、それぞれの人生を歩んでいる」

    そう考えたら、必要に腹を立てることもないし、その人の人となりの一部くらいに感じられるのではなかろうか。

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    2016年01月10日
  • 腐ったリンゴをどうするか?

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    手抜き、サボりが起きる理由を分析して、最適なサボり対策を明示した?本。
    ハウツー本というよりも論文を手軽にしたという印象。

    罰を与えるも、褒めるもどっちも、いずれか効果をなくすことや、動機付けには性差があること等。
    手抜きを防ぐための方法はいくつかあるけれど、
    実はさじ加減が必要という。

    人はどうして手抜きをするのかという知識を得たうえで、どう実践していくのか。
    まだ読み足らない気がしてきた。

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    2015年10月21日
  • 人はなぜ集団になると怠けるのか 「社会的手抜き」の心理学

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    社会的手抜きについて教科書で説明するなら1ページで終わる。そのトピックを多くの視点から語り,関連概念の説明や日常的視点からの解説が多く含まれる。最終章の社会的手抜きに対する対策はその現象に困っている人は参考になる。

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    2015年09月03日
  • 人はなぜ集団になると怠けるのか 「社会的手抜き」の心理学

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    2014年4月青山ブックセンターでグループ・ダイナミックスの本を探していて出会う

    授業やクラスの活動の中でグループワークと取り入れたいと思って購入。
    グループで取り組むべき課題を成果の出し方で分類し、手抜きの起きやすさとその原因について説明していたところは具体的でためになった。

    とにかくグループワーク(共働)という風潮に対して、私自身が課題に対して適切な学習方法を提供すべきという考えをもてたことは収穫だった

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    2014年06月01日
  • 人はなぜ集団になると怠けるのか 「社会的手抜き」の心理学

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    なぜ人は集団になると怠けるかを中心に関連する行動分析の話、生活保護の問題、仕事中のインターネット私的利用、スポーツなどに広がり思っていたよりは楽しく読める。

    チームで働いている私にとって、最近のチーム内の行動の理解が、深まったなと思う文章が幾つかあり、その感覚は面白かったな。

    【学び】
    社会的手抜きが生じやすいシーン:評価可能性が低く、自分のパフォーマンスが自分の報酬とならない場合、自分が努力しても集団全体のパフォーマンス向上に殆ど役に立たない場合

    集団でブレーン・ストーミングを行って出た意見より、単独でアイディアを出した作業の方が、多くの良いアイディアが出た。
    ブレーン・ストーミングは

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    2014年03月17日
  • 人はなぜ集団になると怠けるのか 「社会的手抜き」の心理学

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    内容は「なるほどその通りだ」というものばかりなのであるが、このテーマについて、これほどの範囲にわたる社会科学的分析と対策について纏められた本を読んだことがなかったので、今回、改めて自分の経験に照らして整理ができた。機会あるごとにポイントを読み返してみたい。

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    2014年02月16日
  • 人はなぜ集団になると怠けるのか 「社会的手抜き」の心理学

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    あらゆるシーンにおいて起こる、「社会的手抜き」について多くの具体例をもとに一般向けにまとめられた一冊。
    多くの実験例が挙げられていて、その方法論を眺めるだけで面白いです。
    「そうやって、被験者に思い込ませて条件付けをするのか、なるほどなー」というノリで見ることができます。

    一時期の「ブレスト万能説」はちょっと怪しいということがわかりました。
    「とりあえずブレストしよっか!」と言ってくる意識高い風の人には気を付けようと思います(笑)

    結局、社会的手抜きを完全になくすことは難しいとの結論ですが(そりゃそうだろう)、そうやってエネルギーの調節をすることで、人はそれぞれの場面での役割を演じているの

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    2014年01月22日
  • 人はなぜ集団になると怠けるのか 「社会的手抜き」の心理学

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    一人だけで行動する場合と集団でやる場合。どちらのほうが一人あたりのパフォーマンスがあがるのだろうか?
    人間に限らずネズミやゴキブリなどの動物もほかの個体から「見られてる」場合は、気分が高揚しパフォーマンスがあがることがわかっている。チームのメリット。
    一方で個人が単独で作業をした場合よりも集団で作業をした場合の一人当たりの努力の量が低下する現象を社会的手抜きという。チームのデメリット。
    本人がサボってるつもりはなくても心理的にさぼってしまっう。これは心理学者のリンゲルマンによってリンゲルマン効果として名付けられた。
    意思決定の場合も、三人集まれば文殊の知恵になるケースもある一方で集団的浅虜もあ

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    2014年01月11日
  • 人はなぜ集団になると怠けるのか 「社会的手抜き」の心理学

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    ネタバレ

    まず、タイトルにある「社会的手抜き」とは何かというと、それは以下の通りであ。

    「このように、個人が単独で作業を行った場合にくらべて、集団で作業を行う場合のほうが一人あたりの努力の量(動機づけ)が低下する現象を社会的手抜きという。」(p.11)

    例えるなら、運動会の綱引きで、周囲が一生懸命綱を引いている中、顔だけ引きつらせて綱を引くフリをしている、そんな感じでしょうか?
    褒められたものではないですね。

    でも、そんな褒められたものではない社会的手抜きですが、かのビートルズも社会的手抜きをしていたという研究が紹介されています。
    この研究結果が面白い!

    「その研究では1963〜70年の作品の中

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    2013年11月28日