佐藤天彦のレビュー一覧

  • 理想を現実にする力

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    2016年、羽生先生を破って26人目の名人になった、佐藤天彦さんの書籍。

    棋士の本は論理的で非常に読みやすいが、今回内容で特に印象に残ったのは、

    「彼に負けたのなら仕方がない」と思われるように

    という項目だった。

    棋士は誰でも負けることの辛さを知っているし、時には相手の人生を変えてしまうような勝負に勝たなければならない。

    この時に、自分が傲慢で、相手に「なぜあんな奴に負けたのか」と思われると、自分もつらいし相手にも良くない。

    そうならないために、将棋の強さももちろんだけど、将棋に対する姿勢や立ち振る舞いも磨かなければならない。

    羽生先生のファンだけど、こういう考えを持った20代の

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    2018年01月05日
  • 理想を現実にする力

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    職場の地下の本屋で偶然見つけて、同年代で将棋界のトップといえる名人位を獲得した人がどんなことを考えているのか知りたくて購入。

    基本を大切に、目の前の勝利や名誉に囚われるのではなく、目指すべき理想や本質的な部分での成長を見据えて、できることから取り組んでいくこと。自分を追い込むというより(それが必要となることも当然あるけれど)、自己否定せず環境を整えるという方法もあることなど、明日からまた頑張ろうと思える一冊でした。

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    2017年04月21日
  • 理想を現実にする力

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    この本は2017年の発売なので、天彦さんが名人に在位していた時に書かれた本ですね。
    それまで14年間、羽生さんと森内さんとで持ち回り状態だった名人位を突如奪った若きホープに主催社の朝日新聞社が、なぜあなたは名人になれたのか、それを1冊書いてくれと言われて書いたのではないかと想像を逞しくしてしまいます。天彦さんも律義にハウツー本になるようにしようと頑張って書いている感じがまた微笑ましいです。まぁ、そんな貴族なのに真面目な天彦さんが私は好きなのですが。
    天彦さんの将棋一途でないところが良く出ていると思いました。

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    2022年11月21日
  • 理想を現実にする力

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    棋士・佐藤天彦さんが、将棋での経験を通して確立してきた考え方について語った本。

    目先のことに囚われすぎず、長い目で見て物事の本質をつかむこと。物事の本質をつかめれば、それが長い人生の中で必ず役立ちます。

    何事もまずは「楽しむ」気持ちを持つことも大事です。楽しむ気持ちを持つことで心に余裕が生まれます。心に余裕を持てば、思考の幅も広がります。

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    2019年12月22日
  • 理想を現実にする力

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    現名人の佐藤天彦氏による自伝。

    名人に上り詰めるだけの厳しい勝負師としての顔を持つ反面、貴族といわれる多趣味な彼の素顔が垣間見れて良かった。

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    2019年02月07日
  • 理想を現実にする力

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    棋士の方の文章が好きでよく読んでいる。16年羽生さんを破り名人位、同年叡王戦優勝と今最もアツい棋士の一人。そんな方がどのような文章を書くのか興味があって購入。
    ぱっとした見た目から、すごく真面目そうという印象。趣味がクラシックとファッション、あだ名が貴族、むむ、なんだかものすごい中2臭がするぞ、ということで好みの人物像であった。
    読んでみると非常に謙虚な文章でますます好きになった。また、ファッションに興味を持ったきっかけのコラムがあったが単にナルシストであるわけではないようで、自分は他の人からすれば変な格好をしているかもしれないと思いつつ、でもひとそれぞれ自分がいいと思う格好をすればいいじゃな

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    2017年07月22日
  • 理想を現実にする力

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    佐藤天彦先生の本。
    独特のファッションと髪型で貴族というニックネームでも有名な、数少ない名人位経験者です。最近では、振り飛車も指し芸域を広げているが、その辺の経緯も本書に触れられていました。
    昔、週刊将棋という読み物があり、当時の才能あふれる奨励会員(三段)の特集「平成のチャイルドブランド」が組まれたことがあります。そのメンツとは、豊島、広瀬、糸谷、中村太地、戸辺、稲葉、そして佐藤天彦という当時勝ちまくっていて仲間内でも1目置かれていた連中。時代は羽生七冠ブーム前後なのでポスト羽生の金の卵有力候補としてクローズアップされた記事でした。
    また天彦先生は奨励会三段リーグで次点2回(順位3位)を取り

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    2024年07月01日
  • 天彦流 中盤戦術 「局面の推移」と「形勢」で読みとく

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    Abema早指し団体戦でのフィシャールールで手の見え方、局面での争点作りの巧みさが際立った棋士の書いた将棋の中盤戦術論。まず的確な形勢判断が大事で、攻める局面か、守る局面かをまず把握し、彼我の手の早さから駒損でも強攻すべきなのか、じっと耐えるべきなのか冷静に見極める。手に困ったときには敵陣地へのタレ歩が効果的。

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    2020年08月17日
  • 理想を現実にする力

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    史上4番目の若さで名人位を獲得した佐藤天彦九段の著書。厳しい勝負の世界で、日々をどう過ごし、戦いにどう立ち向かうのか、興味があったので、楽しんで読めた。自分とどう付き合っていくのか、非常に参考になる部分も多かった。文章からにじみ出る誠実な人柄に「名人かくあるべし」と思った。ますますファンになった。

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    2017年05月04日