カーター・ディクスンのレビュー一覧
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本格ミステリ感は薄かったけど、逆転裁判みたいにスリリングですごくおもしろかった。
法廷ものやカー作品をもっと漁ってみようかなという気持ちになった。Posted by ブクログ -
婚約者の父親に会いに行った男が
出されたグラスに口を付けると
途端に気を失った。
気がつくと目の前には父親の死体。
完全な密室で起きた事件。
法廷ものはあまり好きじゃない。
動きが少なく、
ほぼ法廷の中でのやりとりだけで
話が進んでいくのはどうもつまらない。
この作品も序盤はひたすら耐えた。
そ...続きを読むPosted by ブクログ -
初読の時のビックリした感じ、再読では薄れてしまうのかと思ったが、どうしてどうして~新訳のせいか読みやすくカーの持ち味を生かした段割りのお陰で途中で本を離すわけにはいかなかった。
でも時間がかかってしまったのは丁寧に読み込んだから。(常々私にはこの丁寧さが足りないと思ってるが)
これを機会にまたカーの...続きを読むPosted by ブクログ -
初めて、メリヴェール卿の話を読んだ。
(語尾「〜じゃ」の訳し方は少し気になったものの)「このシチュエーションがひっくり返るの?」と思っていたが、ひとつずつ論を重ねていき、ひとつずつひっくり返って行く法廷ミステリー、存分に楽しめた。
ケータイもパソコンもない時代のミステリーの方が好きかなぁ。Posted by ブクログ -
【オールタイムベスト級の傑作】というオビほどかどうかはともかく、ユダの窓がアレだったかはわからなかった!犯人も登場人物は少ないものの誰もがそうなようでそうでないようで。
カーのストーリートテラーぶりが冴え、たまに鼻につくファースぶりも抑えられた愉しめる一冊。
巻末座談会も興味深いが、ワク内の鏡氏コメ...続きを読むPosted by ブクログ -
事実が2転3転する法廷劇。魅力的なキャラクター。そして『密室』への挑戦。 読者を驚かしてやろうというような、作者の悪戯心が見えるような楽しい作品。
加えるなら、巻末の座談会が豪華すぎて素晴らしかった。Posted by ブクログ -
【ミステリーの古典名作を今さら読む】
いや、これ、好みです。
カーの怪奇趣味な味付けは全くない(「密室」という謎はありますが)、法廷でのやり取りを主とした異色作な訳ですが、なかなか面白く読みました。
カーは以前は翻訳の悪いものが多かったようで、私も若かりし頃に数冊読んで「どうも読みにくい」と感じ、ほ...続きを読むPosted by ブクログ -
言わずと知れた有名作。でも読み始めてすぐに事件が起こって、あとは法廷シーンばかり。ってので派手な演出のミステリが好きな私としては、ちょっと退屈かなあ、なんて思ったのですが。いやいやこれがものすごく読まされました。さすが。
単に密室の謎を解くだけにあらず(正直、この密室トリック「だけ」ではそれほど驚愕...続きを読むPosted by ブクログ -
結婚予定の女性の父親に呼ばれて訪問したところ、薬物で眠らされ、目が覚めるとその父親が密室状態で殺されていたために、殺人の疑いをかけられたアンズウェル。ヘンリ・メリヴェール卿が被告側の弁護人となって、疑いを晴らし、無罪を勝ち取っていく話。
密室殺人の大家カーの作品の中でも有名な密室トリックが使われてい...続きを読むPosted by ブクログ -
初めてのカー。H・Mのキャラがとても愛らしく、頼もしい。密室に慣れていないので差し鍵、エール鍵、両開きのシャッター、といったもののイメージが難しかった。最初は圧倒的不利だが、証拠や証人が簡単に見つかり、相手方もあまり手強くないためか、ハラハラドキドキというより逆転劇を楽しんで観戦する感じ。 ユダの窓...続きを読むPosted by ブクログ
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夢中で読んだ。情報の出し方がうまく、ページを捲る手が止まらない。トリックは今となってはさほどでもないが、「ユダの窓」というキーワードは外連にあふれて魅力的。Posted by ブクログ
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密室の中で、胸にアーチェリーの矢が刺さった死体と気を失っている青年。状況証拠も完璧でどう考えても有罪と思われる弁護をヘンリー・メリヴェール卿が引き受け、様々な解釈を積み重ねて密室トリックを暴き無罪を勝ち取る法廷劇が秀逸です。オールタイム・ベスト級の傑作というのも頷けます。
「ユダの窓」を用いた有名な...続きを読むPosted by ブクログ -
出だしから中ほどまでは淡々と語られ、それほど大きな振り幅はないのに、なぜか面白くて読まされてしまう。トリック云々よりも、構成の巧みさとキャラクター造型に舌を巻く。
座談会、解説も含めて、こういう作品は読み継がれるべきだと思う。Posted by ブクログ -
読んだあぁ
読んだことを褒めたい
イギリス人の皮肉なユーモアが理解できるから日本で見る笑いの感覚と近いのかな
とにかく法廷で事実を整理していくっていうミステリーは初めて読んだPosted by ブクログ -
法廷・密室ミステリの傑作として名高い本作、
中学の時にハヤカワで読んで以来の再読ですが、実は初読時はさほど感激もせず、むしろその後著者の作品と疎遠になるきっかけとなってしまった作品でした。
で、久々に再読してみたのですが…う〜ん…やはりあまりのめり込むことは出来ませんでした…
いや、ミステリとし...続きを読むPosted by ブクログ -
カーの名作というので読んでみた。
密室トリックというのだが、やや強引な気が。
というか、密室モノというのはトリックが練ってあればあるほど醒める気もする。
たぶん、推理小説が好きな人向けの小説なんだろう。
たぶん。Posted by ブクログ -
法廷ミステリー。最初に犯人ではないような事を匂わせる事を書いていたし、密室殺人事件の容疑者だが、本当は誰が黒幕か?動機は?と考えながら読み進めた。法廷物だから後から証人がいろいろ登場し、混乱させられるが、最後はスッキリ。まあまあかな。Posted by ブクログ