ユダの窓

ユダの窓

一月四日の夕刻、ジェームズ・アンズウェルは結婚の許しを乞うため恋人メアリの父親エイヴォリー・ヒュームを訪ね、書斎に通された。話の途中で気を失ったアンズウェルが目を覚ましたとき、密室内にいたのは胸に矢を突き立てられて事切れたヒュームと自分だけだった――。殺人の被疑者となったアンズウェルは中央刑事裁判所で裁かれることとなり、ヘンリ・メリヴェール卿が弁護に当たる。被告人の立場は圧倒的に不利、十数年ぶりの法廷に立つH・M卿に勝算はあるのか。法廷ものとして謎解きとして、間然するところのない本格ミステリの絶品。/座談会 ジョン・ディクスン・カーの魅力=瀬戸川猛資、鏡明、北村薫、斎藤嘉久、戸川安宣(司会)/本座談会と『ユダの窓』について=戸川安宣

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ユダの窓 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    序盤は読み進めるにつれて不可能性が増していく。
    しかし後半はそれがどんどん崩れていく。
    そしてトリック及び犯人の意外性。
    最高に面白かった。

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    本格ミステリ感は薄かったけど、逆転裁判みたいにスリリングですごくおもしろかった。
    法廷ものやカー作品をもっと漁ってみようかなという気持ちになった。

    0
    2022年03月31日

    Posted by ブクログ

    婚約者の父親に会いに行った男が
    出されたグラスに口を付けると
    途端に気を失った。
    気がつくと目の前には父親の死体。
    完全な密室で起きた事件。


    法廷ものはあまり好きじゃない。
    動きが少なく、
    ほぼ法廷の中でのやりとりだけで
    話が進んでいくのはどうもつまらない。
    この作品も序盤はひたすら耐えた。

    0
    2017年02月15日

    Posted by ブクログ

    初読の時のビックリした感じ、再読では薄れてしまうのかと思ったが、どうしてどうして~新訳のせいか読みやすくカーの持ち味を生かした段割りのお陰で途中で本を離すわけにはいかなかった。
    でも時間がかかってしまったのは丁寧に読み込んだから。(常々私にはこの丁寧さが足りないと思ってるが)
    これを機会にまたカーの

    0
    2015年11月29日

    Posted by ブクログ

    推理小説の傑作。これぞミステリー、これぞ謎解き。久々に最後まで興奮しながら読んだかも。とにかく展開が絶妙。

    0
    2015年09月19日

    Posted by ブクログ

    法廷もののミステリは初だが、他にも読んでみよう!と思わせられる名作。

    証言等から一つずつ真実が明らかになっていく過程は、幾分ゆったりとしていながらも非常に爽快。探偵役であるH・M卿のキャラクターは好みが別れやすい気もするが、自分にはぴったりだった。
    ただし物語の時代上、現代日本ではあまり見かけない

    0
    2024年06月14日

    Posted by ブクログ

    初めて、メリヴェール卿の話を読んだ。
    (語尾「〜じゃ」の訳し方は少し気になったものの)「このシチュエーションがひっくり返るの?」と思っていたが、ひとつずつ論を重ねていき、ひとつずつひっくり返って行く法廷ミステリー、存分に楽しめた。
    ケータイもパソコンもない時代のミステリーの方が好きかなぁ。

    0
    2023年10月29日

    Posted by ブクログ

    【オールタイムベスト級の傑作】というオビほどかどうかはともかく、ユダの窓がアレだったかはわからなかった!犯人も登場人物は少ないものの誰もがそうなようでそうでないようで。
    カーのストーリートテラーぶりが冴え、たまに鼻につくファースぶりも抑えられた愉しめる一冊。
    巻末座談会も興味深いが、ワク内の鏡氏コメ

    0
    2019年05月06日

    Posted by ブクログ

    事実が2転3転する法廷劇。魅力的なキャラクター。そして『密室』への挑戦。 読者を驚かしてやろうというような、作者の悪戯心が見えるような楽しい作品。

    加えるなら、巻末の座談会が豪華すぎて素晴らしかった。

    0
    2019年03月20日

    Posted by ブクログ

    【ミステリーの古典名作を今さら読む】
    いや、これ、好みです。
    カーの怪奇趣味な味付けは全くない(「密室」という謎はありますが)、法廷でのやり取りを主とした異色作な訳ですが、なかなか面白く読みました。
    カーは以前は翻訳の悪いものが多かったようで、私も若かりし頃に数冊読んで「どうも読みにくい」と感じ、ほ

    0
    2018年03月27日

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