原田節雄のレビュー一覧

  • 定年で終わらないための戦略

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    波乱の人生を送ってきた著者の副業体験から得た知見をまとめた本。筆者の体験談の語りが多めなのはさておき、副業に対する考え方や体系的な整理は、自分の体験から得られただけにとても重みがある。

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    2019年09月01日
  • 実録・交渉の達人――国際標準化戦争秘録

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    国際標準化交渉の業務がどのように進んでいくのかを知ることができてよかった。
    しかし一方で著者の社内上層部に対する個人的な恨みつらみの要素があまりにも多い気がした。また、翻訳の件などはこの本を読んでいる人は求めていないと思う。

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    2017年11月01日
  • 定年で終わらないための戦略

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    へぇ〜、すごいなー! そんな人もいるのか‼︎ が一番の印象である。その遍歴は関心の的だが、頻出する社会構造分析のようなものは要らない。本書では、結局なぜ定年で終わらなかったのか?の具体的なくだりが省かれているので消化不良を起こす。別途、調べてみると、著者の成功は結局のところ本業での大成功に依存しているようなので、副業で如何に頑張ろうかとの視点ではガッカリである。

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    2019年07月28日
  • 定年で終わらないための戦略

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    パチプロ、アルサロのボーイ、ナイトクラブのバンドマンなど、水商売や裏稼業からソニーの子会社、本社に出向してのベルギー勤務、ソニー本社での定年退職後も嘱託など、本業の傍ら不動産賃貸、翻訳、個人貿易、講師、大学教授など副業の経歴も多彩な著者の知見に基づく仕事、収入論と体験的副業のすすめ。
    本業以外に専門性を磨けるような副業経験を重ねることで、定年のない副業を組み合わせてやりがいと収入を得る。
    副業が公認されてくる今後の働き方、稼ぎ方の参考になると思うが、本業のみで定年間近の自分にとって学びや経験のための副業は難しい。経験を貢献にできる自営の道を探るのがよさそうだと裏読みさせてもらった。
    19-19

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    2019年01月31日
  • ソニー失われた20年 : 内側から見た無能と希望

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    著者は、FeliCaなどの国際標準化に貢献して、国家から表彰されたほどの有名人なので、ビジネス的視点でソニー凋落要因を分析してくれるものと期待していたのだが、なんと大賀、出井、ストリンガーの経営陣を徹底批判した内容で、ビックリ仰天しました。
    技術系の仕事師達の排除と独裁を進めた大賀さん、アメリカかぶれで技術イノベーションの芽を摘み執行役に押し込め、社外取締役の重用と高額報酬による背信経営の出井さん、さらに無知無策だったストリンガー、、、。
    いずれも技術に対する無作為を嘆いてます。
    いまの平井さんも文系であり、本書をまともに捉えると、もうソニー復活はないでしょう。
    ただ個人的には、一読後は後味が

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    2017年05月07日
  • ソニー 破壊者の系譜

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    筆者自身がソニーに40年間勤務し、世間の評価とは違う内から見た経営者の資質の指摘本。
    誕生から成長の時代の前田多門、成長から成熟の時代の井深大、盛田昭夫、成熟から衰退の時代の大賀典雄、出井伸之、衰退から崩壊の時代のハワードストリンガー、平井一夫。
    自分さえよければそれでいい。後のこと、他人のことも関係ない。ゲーム感覚で企業経営をしているのがソニー。人や企業の悪行は報酬で決まる。正義は金にならないが、不正は金になる。シャープも東芝も栄枯盛衰だが、ソニーは人災で地に落ちた。やるせない。

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    2016年06月08日
  • ソニー失われた20年 : 内側から見た無能と希望

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    昨今のソニーの凋落ぶりを嘆き、この惨状を招いたとして出井、ストリンガーら歴代社長を激しく批判している。特に、委員会等設置会社、社内カンパニー制の導入、EVA、シックスシグマなどの方策をことごとく「愚策」と呼び切り捨てている。とはいえ、著者は当時社内に在籍していた当事者でもあり、歴代社長ら個人に対する批判は、結果が判明した今だから言えるという後出しじゃんけんの感がある。

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    2014年03月06日
  • ソニー失われた20年 : 内側から見た無能と希望

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    長年勤め続けた中の人が、ソニー低迷の戦犯をこき下ろす暴露本。

    技術を知らない経営陣が現場に目を向けず踊り続けた結果、残されたのはリストラの山と資産売却による見せかけの営業利益、という非常に切ないお話になっとります。

    普通に読みやすい文章なのに、全編に漂う怨念と、まとまりのない散漫な内容で読み終えるのにエラい時間が。。。"俺の大好きやったソニーをよくも壊しやがったな!"と憤懣やるかたない思いを文章にしたためたら、本が一冊できました、って感じやろなあ、たぶん。

    しかし、耳ざわりは良いけど何が言いたいのかサッパリ分からん抽象的なフレーズが経営目標になったりした時は要注意!っ

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    2013年12月07日
  • ソニー失われた20年 : 内側から見た無能と希望

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    ソニーの半内部告発本。SONYの話は知らんが電機産業一般の話としては同感。技術では勝てないが技術が無ければ勝てない。高学歴の文系社員が多くなって権力を握ったら駄目になる。理性的な技術者は権力欲の強い文系に社内政治で勝てない。はい、まったくその通りです。ついでに言うなら官僚は自己増殖をするので、本来不要なレベルまでオーバーヘッドの文系スタッフ/営業を増やして技術者を食い潰す、と。うちの会社もそうですよ。というか、どこの日の丸電機・家電メーカーも一緒じゃないかい?文系が偉くなって困らないメーカーって自動車くらいだと思うな。

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    2013年04月25日
  • ソニー失われた20年 : 内側から見た無能と希望

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    著者の個人的な思いを強く感じますが、歴史を知るには良い本でしたし、一社員の見方という意味では興味深かったです。
    CEO、取締役って何をしていて、どんな成果を出しているのかもっと色々な会社の本を読んでみたいと思いました。

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    2013年04月22日
  • ソニー失われた20年 : 内側から見た無能と希望

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    ソニーに40年以上勤めた、内情を知る幹部社員が執筆した本。ソニーを通して、経営について書かれている本でもある。技術者、メーカーに勤めているなら読んで欲しい。
    帯にもあるが「何が、誰がソニーをだめにしたのか」だ。ソニーが悪くなったのは、ソニー自信が悪いのではなく、そこで働く社員、特には出井〜の社長に問題があると提起している。
    全ては考察であるから、真偽は分からないが、会社は内側にいないと見えないものがあると思う。そういう意味で、かなり興味深い内容である。
    また、自分の将来ビジョンにも役立った。メーカーであるなら、現場を知らないといけない。書類や、報告書、そこにある数字からだけでは何も判断できない

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    2012年10月07日
  • ソニー失われた20年 : 内側から見た無能と希望

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    作者は、文系の人が嫌いなんだなということが分かった笑
    でも文系と理系で分けるのってちょっとどうかなと思う・・・。

    まあそれは半分冗談にしても、ソニーがどのように崩れていったか、
    それをみてきた1社員の意見というのは参考になった。

    どのような組織にしたら、その組織はずっと命が続いていくのか、色々と考える。

    危機感が欠如した人ばかりの会社はまず間違い無く終わる。
    落ちていく大企業の多くは、基本的にこの理由で終わるんじゃないかと思う。
    大企業のメリットである知名度や資金調達のしやすさ、信用性などを維持したまま、
    かつ危機感の欠如を起こさないようにするのは難しそうだ。

    信賞必罰を徹底する必要が

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    2012年09月13日