原田節雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
パチプロ、アルサロのボーイ、ナイトクラブのバンドマンなど、水商売や裏稼業からソニーの子会社、本社に出向してのベルギー勤務、ソニー本社での定年退職後も嘱託など、本業の傍ら不動産賃貸、翻訳、個人貿易、講師、大学教授など副業の経歴も多彩な著者の知見に基づく仕事、収入論と体験的副業のすすめ。
本業以外に専門性を磨けるような副業経験を重ねることで、定年のない副業を組み合わせてやりがいと収入を得る。
副業が公認されてくる今後の働き方、稼ぎ方の参考になると思うが、本業のみで定年間近の自分にとって学びや経験のための副業は難しい。経験を貢献にできる自営の道を探るのがよさそうだと裏読みさせてもらった。
19-19 -
Posted by ブクログ
著者は、FeliCaなどの国際標準化に貢献して、国家から表彰されたほどの有名人なので、ビジネス的視点でソニー凋落要因を分析してくれるものと期待していたのだが、なんと大賀、出井、ストリンガーの経営陣を徹底批判した内容で、ビックリ仰天しました。
技術系の仕事師達の排除と独裁を進めた大賀さん、アメリカかぶれで技術イノベーションの芽を摘み執行役に押し込め、社外取締役の重用と高額報酬による背信経営の出井さん、さらに無知無策だったストリンガー、、、。
いずれも技術に対する無作為を嘆いてます。
いまの平井さんも文系であり、本書をまともに捉えると、もうソニー復活はないでしょう。
ただ個人的には、一読後は後味が -
Posted by ブクログ
長年勤め続けた中の人が、ソニー低迷の戦犯をこき下ろす暴露本。
技術を知らない経営陣が現場に目を向けず踊り続けた結果、残されたのはリストラの山と資産売却による見せかけの営業利益、という非常に切ないお話になっとります。
普通に読みやすい文章なのに、全編に漂う怨念と、まとまりのない散漫な内容で読み終えるのにエラい時間が。。。"俺の大好きやったソニーをよくも壊しやがったな!"と憤懣やるかたない思いを文章にしたためたら、本が一冊できました、って感じやろなあ、たぶん。
しかし、耳ざわりは良いけど何が言いたいのかサッパリ分からん抽象的なフレーズが経営目標になったりした時は要注意!っ -
Posted by ブクログ
ソニーに40年以上勤めた、内情を知る幹部社員が執筆した本。ソニーを通して、経営について書かれている本でもある。技術者、メーカーに勤めているなら読んで欲しい。
帯にもあるが「何が、誰がソニーをだめにしたのか」だ。ソニーが悪くなったのは、ソニー自信が悪いのではなく、そこで働く社員、特には出井〜の社長に問題があると提起している。
全ては考察であるから、真偽は分からないが、会社は内側にいないと見えないものがあると思う。そういう意味で、かなり興味深い内容である。
また、自分の将来ビジョンにも役立った。メーカーであるなら、現場を知らないといけない。書類や、報告書、そこにある数字からだけでは何も判断できない -
Posted by ブクログ
作者は、文系の人が嫌いなんだなということが分かった笑
でも文系と理系で分けるのってちょっとどうかなと思う・・・。
まあそれは半分冗談にしても、ソニーがどのように崩れていったか、
それをみてきた1社員の意見というのは参考になった。
どのような組織にしたら、その組織はずっと命が続いていくのか、色々と考える。
危機感が欠如した人ばかりの会社はまず間違い無く終わる。
落ちていく大企業の多くは、基本的にこの理由で終わるんじゃないかと思う。
大企業のメリットである知名度や資金調達のしやすさ、信用性などを維持したまま、
かつ危機感の欠如を起こさないようにするのは難しそうだ。
信賞必罰を徹底する必要が