作品一覧

  • 定年で終わらないための戦略
    3.3
    元ソニー幹部が明かす副業の選び方・やり方 パチプロ、キャバレーのボーイからソニーの幹部社員にまで上り詰めた、高卒・地方子会社出身の男は、なんとサラリーマン時代から本業の給与に迫る副業収入を稼いでいた! これまでの本業遍歴と副業遍歴を赤裸々に告白しつつ、大副業時代の真っ只中を生きる現役サラリーマン、そして定年が視野に入ってきたベテランたちへ、定年を過ぎても副業で稼ぐ極意を明かす。
  • 実録・交渉の達人――国際標準化戦争秘録
    4.0
    日の丸規格の国際標準化交渉で連戦連勝だったソニーの凄腕交渉人の手記。この人がいなければ、Suicaの国際標準化はなかった。 日米欧の企業が激突する国際交渉の舞台裏を赤裸々に描いたノンフィクション。以下は、本書「まえがき」から。 本書は、ソニーに勤務していた「交渉人」の私が当事者として経験した日の丸規格の国際標準化の舞台裏を、ソニーのフェリカ(JR東日本のSuica)、デンソーのQRコード(二次元バーコード)、東京電力のUHV(1100キロボルト超高圧標準電圧)について初めて明かすノンフィクションである。 国際標準という言葉は一般には馴染みがないかもしれないが、たとえばSuicaという便利な交通用のカードは、私たちがあらゆる交渉のテクニックを駆使して反対勢力の裏をかき、多数派工作に成功していなければ、国際標準化に失敗していまほど広く普及していなかったかもしれない。 そう考えると、意外に身近に思えるのが国際標準なのだ。 誰もが知っている典型的な国際標準は、長さや重さ、時間などの計量単位の度量衡標準である。その他、ネジのサイズやピッチ、各種標識なども国際標準だ。 これらの標準がなければ、私たちの社会生活は大変不便になる。 (中略) 国際標準化という企業同士が争う戦場で力もカネも技術もない日本が勝利するのは、絶望的な状況になった。米国も欧州も中国も、すでにマイナーな日本の味方ではない。 本書で取り上げた事例は、日本にとって最後の輝きだったのかもしれない。」
  • ソニー 破壊者の系譜
    3.0
    1巻1,320円 (税込)
    リストラ8万人!無能経営者がソニーを凋落させた! 戦後の焼け跡ベンチャーとして東京の下町に産声をあげ、木造二階建ての小さな社屋から瞬く間に年商10兆円に迫る国際的な大企業へと成長した世界の異端児、技術のソニー。しかし、ここ10余年で一気に業績が悪化、電機業界で「一人負け」の状態に陥った。いったい、ソニー内部で何があったのか。凋落の原因を作った大賀典雄氏、出井伸之氏、ハワード・ストリンガー氏、平井一夫氏ら“ソニーDNA(自由闊達にして愉快なる理想工場)の破壊者”ともいうべき歴代社長4人が犯した4つの過ちを、ソニー勤務40年の元幹部社員が糾弾。人材育成、技術活用、組織活用、企業経営の原理原則を基に、会社組織のあるべき姿を提示する。
  • ソニー失われた20年 : 内側から見た無能と希望
    3.0
    1巻1,540円 (税込)
    何が、誰がソニーをダメにしたのか? 井深大、盛田昭夫のスピリットを捨てた出井伸之体制。 その愚策と怠慢は、ストリンガー、中鉢に引き継がれた…平井はどうなるのか? これといった実績のない「エリート」が経営者になったとき企業はどうなるか? ソニー本社5階に勤務していた幹部社員が、すべて実名で明らかにした衝撃と慟哭の手記。

ユーザーレビュー

  • 定年で終わらないための戦略

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    波乱の人生を送ってきた著者の副業体験から得た知見をまとめた本。筆者の体験談の語りが多めなのはさておき、副業に対する考え方や体系的な整理は、自分の体験から得られただけにとても重みがある。

    0
    2019年09月01日
  • 実録・交渉の達人――国際標準化戦争秘録

    Posted by ブクログ

    国際標準化交渉の業務がどのように進んでいくのかを知ることができてよかった。
    しかし一方で著者の社内上層部に対する個人的な恨みつらみの要素があまりにも多い気がした。また、翻訳の件などはこの本を読んでいる人は求めていないと思う。

    0
    2017年11月01日
  • 定年で終わらないための戦略

    Posted by ブクログ

    へぇ〜、すごいなー! そんな人もいるのか‼︎ が一番の印象である。その遍歴は関心の的だが、頻出する社会構造分析のようなものは要らない。本書では、結局なぜ定年で終わらなかったのか?の具体的なくだりが省かれているので消化不良を起こす。別途、調べてみると、著者の成功は結局のところ本業での大成功に依存しているようなので、副業で如何に頑張ろうかとの視点ではガッカリである。

    0
    2019年07月28日
  • 定年で終わらないための戦略

    Posted by ブクログ

    パチプロ、アルサロのボーイ、ナイトクラブのバンドマンなど、水商売や裏稼業からソニーの子会社、本社に出向してのベルギー勤務、ソニー本社での定年退職後も嘱託など、本業の傍ら不動産賃貸、翻訳、個人貿易、講師、大学教授など副業の経歴も多彩な著者の知見に基づく仕事、収入論と体験的副業のすすめ。
    本業以外に専門性を磨けるような副業経験を重ねることで、定年のない副業を組み合わせてやりがいと収入を得る。
    副業が公認されてくる今後の働き方、稼ぎ方の参考になると思うが、本業のみで定年間近の自分にとって学びや経験のための副業は難しい。経験を貢献にできる自営の道を探るのがよさそうだと裏読みさせてもらった。
    19-19

    0
    2019年01月31日
  • ソニー失われた20年 : 内側から見た無能と希望

    Posted by ブクログ

    著者は、FeliCaなどの国際標準化に貢献して、国家から表彰されたほどの有名人なので、ビジネス的視点でソニー凋落要因を分析してくれるものと期待していたのだが、なんと大賀、出井、ストリンガーの経営陣を徹底批判した内容で、ビックリ仰天しました。
    技術系の仕事師達の排除と独裁を進めた大賀さん、アメリカかぶれで技術イノベーションの芽を摘み執行役に押し込め、社外取締役の重用と高額報酬による背信経営の出井さん、さらに無知無策だったストリンガー、、、。
    いずれも技術に対する無作為を嘆いてます。
    いまの平井さんも文系であり、本書をまともに捉えると、もうソニー復活はないでしょう。
    ただ個人的には、一読後は後味が

    0
    2017年05月07日

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