小阪修平のレビュー一覧

  • 思想としての全共闘世代

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    ネタバレ

    学生紛争とは何だったのか。

    あの時代を知らない私からすれば、あまりに不思議でどう理解してよいかもわからぬ複雑怪奇な存在でした。

    本書は著者の個人的な語りを通して全共闘や赤軍まで見ていきます。

    全共闘や学生紛争についての入門として本書は非常におすすめです。この時代を知らない私達若い世代こそこの本を読むべきではないかと思います。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

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    2024年08月28日
  • 思想としての全共闘世代

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    全共闘運動とは何だったのかがよく分かる。歴史、目的、党派の違い。
    革マル、中核、ブント、三派全学連、赤軍などの違いが分からない人ほど読む価値がある。

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    2011年05月29日
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで

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    非常にわかりやすく、面白い。ただ、ある程度哲学の語彙がないと厳しいかも。

    専門書への架け橋的印象。まあ専門書読むのは専門家の仕事だし。

    他の本ではあまり扱われないデリダやドゥルーズ=ガタリ、ロラン=バルトの思想なども扱っていて、勉強になった。

    もちろん構造主義にもしっかり触れていて、その説明は他書に比べ随分明快である。

    現代思想をかじりたい人にはまさにうってつけの一冊。

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    2009年10月04日
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで

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    その名の通りです。読んで思ったのは「そうだったのか!」の連続で。これほどわかりやすく現代思想についてまとまっている本もそうないと思う。普通にハイデガーとかドゥルーズとか読むとどつぼにはまってしまって、ポカーンの連続になって、全然ページが進まないけれど、この人の語り口で咀嚼されたものを読むと、非常にわかりやすい。わかりきってはいないけれど、わかったつもりにはなれる。そんな簡単に「わかる」わけがない。「わかる」というのは深いんだから、そもそも。でも、面白かった。現代思想が面白いのは、現代に真に立脚して成り立っているから。それは現代思想に限らず。現代アートも。現代音楽も。読んでて考えさせられる本は、

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    2009年10月04日
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで

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    現代思想における流れを簡潔に説明している。
    本書で解説されて気になった哲学者や思想家について更に調べてみようと思う。

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    2021年06月15日
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで

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    2015.01.20 哲学から思想へ、相対主義を超えてと言う流れが理解できたが、簡単とはいえ私にはなかなか難解でほとんど理解できていないのではないか?でも興味深いので不思議だ。

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    2015年01月20日
  • 思想としての全共闘世代

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    [ 内容 ]
    団塊(全共闘)世代と言われる人たちがまもなく定年を迎える。
    社会変革を夢見て活動し、その後、高度成長期を走り抜け、戦後の一時代を切り拓いた全共闘世代とは、何者だったのか。
    そして全共闘運動とはいったい何だったのか?
    個人的経験から語りはじめ、この世代の意味を思想としてとらえなおす、同世代から団塊ジュニアまで必読の論考。

    [ 目次 ]
    第1章 一九六六年の東京
    第2章 戦後民主主義と空想
    第3章 六〇年安保と三派全学連
    第4章 全共闘運動―一九六八年
    第5章 全共闘運動の転回―一九六九年から七〇年代へ
    第6章 七〇年代―市民社会の風景
    第7章 八〇年代
    第8章 九〇年代から現在へ

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    2014年10月28日
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで

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    小阪 修平さんという在野の思想家の方の、朝日カルチャーセンターの講義録ですが、明快でわかりやすいです。今まで読んだ現代思想の本の中で一番わかりやすいです。特に所々、構造を図示しているのが良いです。

    例えば、P.98に出てくる図7。知、自我、という丸があり、その外部に無意識、生、私、歴史、という矢印が伸びています。基本的に現代思想の問題とは、物事の基準とか根拠はこの丸の内部に無い、というところから発している、ということです。生といっているのはニーチェ、無意識といっているのはフロイド、私といっているのがキルケゴール、歴史といっているのがマルクス。イメージが湧きます。

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    2010年08月06日
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで

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    現代思想の流れが展望できる一冊。口語調で分かりやすい書き方をされているので、抵抗なくすんなり読めてしまいます。話がいろいろ変わるので、何の話かこんがらがる部分もありますが純粋に読み物として楽しめます。

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    2009年10月04日
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで

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    現代思想が難解なのは、現代に生きる私たちの直面する問題に直接かかわりがあるからだ。それは、絶対的な価値基準がない『相対主義』の問題である。

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    2009年10月04日
  • 思想としての全共闘世代

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    たまたまバイト先で『そうだったのか現代思想』と同じ著者の本を見つけたので手に取ったところ、2連勤のバイトのうちに読み終わった。『そうだったのか・・・』より断然、おもしろかった。リンクするところも多く理解しやすい。90年代以降の私にもある程度なじみのある状況が、60年代からの延長であることが、理解できる。キーワード「現実」「リアリティー」「観念」「イデオロギー」「視点」、『客観』。

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    2009年10月04日
  • 思想としての全共闘世代

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    全共闘の私さがし。正規の議決機関なき全共闘は責任の所在不明で、原則的主張を繰り返すしか手立てを持たないゆえ妥協できない組織であり、その為状況のなかにのみこまれた。社会関係の中での自分の具体的在り方を問題に始まった闘争は、革命兵士たる個々の自覚や行動の問題に変質していった。自明性を疑いながら自己憐憫に捕われ、気が付けば生を支える自明性が崩壊したと指摘。これまでの総括本とは違った冷静で平たい解説、やればできるぢゃん★増量。

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    2009年10月04日
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで

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    フランス現代思想の主要な思想家たちをとりあげてわかりやすく解説している本です。

    ヘーゲルで頂点を極めた近代思想は、主体・言葉・真理が一致するはずだという発想に根ざしていました。こうした主体中心主義、あるいはロゴス中心主義への異議申し立てが、現代思想の主要モティーフとなっています。現代思想の源流となったニーチェとフロイトは、自我の外部にある生や無意識の領域について語り、ソシュールは言語が恣意的な体系であることを明らかにしました。他方、フッサール、ハイデガー、サルトルらは、ヘーゲルの絶対精神に代表されるような普遍的な意味をもつ近代的主体に代えて、「実存」に基づく哲学を構築しました。

    現代フラン

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    2019年05月29日
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで

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    講義録なので仕方ないが、思想入門には入りやすいかもしれない。が、その割に歴史的に順序が入れ替わっていたり、知らないと分かりづらいこともチラホラ登場するので、これ一冊で「分かった!」とは到底なれない。これを出発点に自分から勉強するしかない。むしろ既知の思想家については、良くも悪くも復習になったり、豆知識が増えるので面白いかもしれない。

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    2014年12月02日
  • 思想としての全共闘世代

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    結果よりも今何をおかしいと感じているかといった発想が全共闘の出発点。討論という形で問いかけの輪を広げるが、最終的基準は個人の選択におく。

    団塊世代の基本的な考え方、思想、ひとつの時代。

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    2013年04月21日
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで

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    そういえば、デリダの「脱構築」とかってよく聞く割には意味が分かっていないなぁと感じて新書コーナーにでんと積まれていたのを手に取った一冊。
    著者曰く「市民のための語りおろし現代思想」ということだそうだけれど、なるほど文体は講義調で比較的平易な言葉が使われているにも関わらず、あまり説明がうまくない(あくまで個人的な感想だが)せいか若干の消化不良感の残る一冊ではあった。少なくとも、これを読んでタイトル通り「現代思想ってそうだったのか!」とピンと来るような人は少ないと思われる。哲学にはままあることだけれど、分かりやすく説明するために用いられる図というのがまず分かりやすくないし、文化人類学に関してはそこ

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    2010年05月12日
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで

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    やるおで知ったんですけどねwwww
    こういうのに興味あるなら面白く読めるはず
    専門書を読んでみようかなーって気になった
    なっただけです

    個人的にはソシュールと最後の相対主義の章が特に面白かった
    経験則ってそのまま哲学になりがちですよね

    講義をそのまま文字に起こしたので
    読んでてわかりづらいのがマイナス

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    2009年10月04日
  • そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで

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    <メモ>
    ヘーゲルを境とするそれまでの哲学に対して、ニーチェ、フロイト、ソシュールを三大源流とする現代思想。現代思想の流れ全体を追う内容。現代思想の大まかな全体像がつかめる。登場人物はニーチェ、フロイト、ソシュール、ハイデガー、サルトル、レヴィ=ストロース、デリダ、バルト、ボードリヤール、フーコーなど。朝日カルチャーセンターの講座を原型として文章に仕立て上げた本。だから、比較的分かりやすい(よく分からないところもあるけど)。全体の流れがつかめるところがいい。

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    2009年10月04日
  • 思想としての全共闘世代

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    なんか映像とかでちらっとみる印象とは違う全共闘。もう少し冷静に見てみると、行動とはまた別の思想や、多くは思想ともいえない「雰囲気」も漂っていたのだろうと思った。ただ僕は、なぜ彼らが行動をし、僕ら世代はしないのかということが知りたかった。別にそうさせるほどの問題が目の前にないとは思わない。そういう意味で、最後の方にある著者の現代の分析はそれに少し答えてくれていて、そういうことを中心にした本があればまた読みたいっす。

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    2009年10月04日
  • 思想としての全共闘世代

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    全共闘に関する本って、やたら深くて(マニアック)全体を理解するのが困難だったけど、この本は非常にわかりやすく説明がしてあるので良いです。
    時代の流れ、思想、個人誌全部つまってる

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    2009年10月04日