花形みつるのレビュー一覧

  • 業平センパイの読書会 堤中納言物語

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    琴平部長は古典研究部存続の為、新入部員獲得目的で古典の原本の読書会をひらいた。
    知らない内容にツッコミ三昧でメチャオモロ。
    他の作家さんの古典部を作る話よりも、のめり込みました。

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    2025年06月01日
  • アート少女 根岸節子とゆかいな仲間たち

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    私も美術部だけどこんなに行動力のある美術部って全国捜しても中々ないんじゃないかって驚きました。私は行動力や決断力がないのでみにつけられたらいいな、と思いました。

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    2024年07月27日
  • 落窪物語 かわいそうな姫君と勇敢な侍女の友情と冒険

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    10世紀末に書かれたとされ作者不詳の「落窪物語」を花形みつるが編訳した。絵も花形みつる。絵を描くの知らなかったので、びっくりした。

    高貴な生まれなのに継母にいじめられて働かされている姫君が、左大将の息子で相当イケてる少将道頼と結婚して幸せになる物語。平安時代のシンデレラストーリー。
    副題の「かわいそうな姫君と勇敢な侍女の友情と冒険者」でわかるように、侍女あこぎの活躍物語でもある。姫君の清楚で教養溢れるしかし従順なキャラクターは、姫を取り巻く人々が善人ならば最高なのだろう。しかし、継母は意地悪で実父は頼りないので、良い人過ぎる姫君の行動に読み手は歯がゆい思い。だから、姫君のブレーンであるあこぎ

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    2022年05月04日
  • Go Forward! 櫻木学院高校ラグビー部の熱闘

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     新人先生と子供たちのラクビーを通じた成長物語である。
    読みやすく、どんどん読めていくが500ページからあります。ちょっとビジネスに通じるとこもあるかも。
    私にとって、今年のベスト3に入ります。

    【本文より】

    「無理?」
    「なにあっさり無理なんて言ってんのよ。あなた、チームのヘッドコーチでしょ。HCがそんな簡単にあきらめてどうすんのよ。他の人間がみんなあきらめても最後まであきらめないのがリーダーでしょ。」

     負けるかも、と一瞬でも思ったら絶対負ける。勝つと思わなければ絶対勝てない。「勝つと思わなければ絶対勝てない」

     ラクビー部の主体はあくまで選手なのだとということに遅まきながら思い至

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    2018年08月07日
  • Go Forward! 櫻木学院高校ラグビー部の熱闘

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    就職に失敗したラグビー名門大学のラグビーマンだった酒田は恩師の紹介で櫻木学院高校の臨時体育教師として赴任する。
    若くて派手だが、理事長である美日子からラグビー部の創設と花園予選ベスト4入りを命令される。
    部員集めに必死になる酒田だったが、集まった部員はラグビー初心者どころかひとクセもふたクセもある生徒たちばかりであった。
    ラグビー合宿の聖地、菅平での激しい特訓を経て、選手たちの意識は変わっていく。
    誰もが持っている自分の弱さや劣等感を、ラグビーにひたむきに取り組むことによって自分の殻を破っていく選手たち。
    ラグビーはひとりではできないスポーツ。自分のあとには仲間がいて、自分のうしろには仲間が走

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    2019年02月07日
  • Go Forward! 櫻木学院高校ラグビー部の熱闘

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    2/20読売書評、児童書じゃなくて一般書。青春小説って好きだ。
    スポーツがテーマの青春小説って大好きだ。3年も取材したって、よくぞかいてくれました。

    読み終わって数日経っても櫻木高校ラグビー部の面々を思い出してしまう。

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    2018年12月26日
  • Go Forward! 櫻木学院高校ラグビー部の熱闘

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    現代版スクールウォーズにスラムダンクの要素を合わせたような作品。痛快感はあるが魅力的な登場人物が多すぎるため500ページ弱のボリュームがあるのに最後は尻すぼみな印象。なにも考えずに読めるのに加えて、まぁ間違いのない内容なため次の作品への繋ぎとして読んでも楽しめる。

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    2018年02月26日
  • アート少女 根岸節子とゆかいな仲間たち

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     ちょっと変でわがままな部員たちをひとつにまとめようとするもののうまくいかずすぐにキレる部長が、弱小美術部存続の危機に立ち向かう青春奮闘記。

     この作品自体は別シリーズで描かれた話の後日談らしく、ろくな導入もないままいきなりストーリーが展開するのにやや戸惑った。しかし部長・根岸節子目線で進む一人称の文章は共感するところが多く、読み進めるうちに物語へなじむことができた。言うことをきかない部員に彼女が心の琴線をプチプチさせながらも口に出さず耐えるシーンなど、部長としての苦労がかいまみえて面白い。

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    2014年09月18日
  • アート少女 根岸節子とゆかいな仲間たち

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    面白かった!
    校長が美術部を潰しにかかるというとんでもない中学校。
    力を合わせて美術部存続の危機に立ち向かう5人の部員がとにかく可愛い♪
    それぞれ好きなもの、描きたいもの、作りたいものがあって、その情熱とパワーが眩しい。
    いいなぁ…キラキラしてるなぁ。

    いろいろ助けてくれる野球部の黒田先輩も素敵。
    この話は続編らしい。前作も読みたい。

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    2012年01月11日
  • フルメタル・ビューティー!(2)

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    ネタバレ

    たかこさん、かっこいい!!!

    自分に自信を持てないケヤキだったが、
    タカコに会い、こんな見た目でも自分は自分だ。
    と、自分を受け入れる事ができたケヤキ。
    しかし、そんな時好きな人とのおでかけで出会った
    通称王子のせいで又、ケヤキにとんでもないハプニングが・・・・

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    2011年12月20日
  • フルメタル・ビューティー!(1)

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    ネタバレ

    うん!!!
    おもしろい!!!★


    身長、なんと百七十八cmのきょだいな女、ケヤキ。
    しかも、なんと顔は男顔。
    そんなケヤキはまわりから浮く存在。
    しかし、その体とは正反対に心は誠実の引っ込み思案。
    目立ちたくない。しかしその体でもうアウト。

    そんなケヤキだったが、学校一の美人タッコに出会って・・・・・

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    2011年12月14日
  • フルメタル・ビューティー!(1)

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    ☆178センチの長身を気にしている中学2年生の”けやき”は、見た目と異なり気が弱くて泣き虫。
     そんなけやきは学校一美人でヤンキーな鷹子さんと付き合うようになり、どんどん変わっていく・・

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    2009年10月04日
  • 業平センパイの読書会 堤中納言物語

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    高校の古典研究会の新入生を勧誘するための読書会、やってきたのは入学早々風邪で休んでしまって友たちづくりに出遅れてしまった村崎さんと、中学校でのスポーツ漬けの生活を変えたいスポーツウーマンの清宮さんの二人。
    この二人が部長の業平先輩から古典のレクチャーを受ける。素人だからの感想や読み取り方が面白い。
    そして今どきの子らしい読みが、私には理解しやすかったりで面白かった。
    古典なんて身近な生活の中ではほとんど出会わないので 久々でちょっと頭を使った。
    でも難しく考えなくても素直に読めばいいのかなって村崎さんと清宮さんに教えてもらった。
    副部長の和泉さん、図書委員長の家定さんや顧問の狭衣先生も面白かっ

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    2025年12月07日
  • 業平センパイの読書会 堤中納言物語

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    とある高校の古典研究部が、部員を集めるために読書会を開く。題材は『堤中納言物語』。
    読書会という体だが、『堤中納言物語』の現代語訳をしてくれて、この話の背景にある当時の文化についても教えてくれる。
    私は『堤中納言物語』はほとんど触れたことがなかったので、一緒に読書会に参加している気分で勉強になったし、面白かった。
    『堤中納言物語』は全10編の短編集で、本書で紹介されているのは9編。つまり、この本を一冊読めばほぼ全部の話を理解できるようになる!
    高校生の受験勉強の合間に、息抜きとして読めたら最高だなと思った。

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    2025年06月15日
  • アート少女 根岸節子とゆかいな仲間たち

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    みんな青春という言葉を使うだろう本。
    すぐに読み終わったので読みやすい。
    自分の歳からかすごく面白いとは思えず。

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    2022年01月13日
  • アート少女 根岸節子とゆかいな仲間たち

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    アンソロジーのその後の話らしいけれど単品でも問題なく楽しめた。中学校の弱小美術部が校長に抗いシャッターアートや県展に挑む。オタク少年、教室に行けない繊細少年、商才少女、突飛なお洒落新入部員を部室立て籠り花火騒動の前科のある部長節子が取り纏める。文章の隙が頻出するとツラい。キレた暴走が若くて良いな。

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    2018年10月16日
  • Go Forward! 櫻木学院高校ラグビー部の熱闘

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    ネタバレ

    ラグビーあるあるネタも満載でしたが、あまりラグビーを知らない人が書いたんだなというところもしばしば。
    黒崎高校のモデルが横須賀高校だということは読んでいてすぐわかりました。
    高校時代が懐かしい!

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    2018年04月08日
  • アート少女 根岸節子とゆかいな仲間たち

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    優秀だった3年が引退した後
    残った部員は変な性格ばかり。
    そんな彼らの部を、新しい校長は排除しようと頑張る。

    権力をもった大人は恐ろしい、というか
    振りかざしぶりが的確すぎます。
    場所を奪い、活動場所に文句を言い
    予算も…いや、これは自業自得?

    学業だけに目をやるのは大人として教育者として
    当然とは思いますが、思い出も大事です。
    勉強ばかりだと、面接の時に聞かれて
    言葉に詰まってしまいますしw
    大体教室に通わない人までも排除しようというのは
    気持ちが弱いからだ! という精神論ですか?
    と、色々突っ込みどころがあります。

    お金もない、部室もない、から
    よくもここまでいけたな、という部員達。

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    2016年03月15日
  • アート少女 根岸節子とゆかいな仲間たち

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    美術部がなくなる!?

    敵は赴任してきたばかりの校長。生徒の学力アップを目標に掲げ、『放課後は毎日補習授業』計画という生徒側からしたら大いに迷惑な計画をぶち上げた。その専用教室として目をつけられたのが部員が少ない(四人しかいない)、実績がない美術部の部室であった。部室に立てこもり、花火を打ち上げるという美術部らしからぬ抵抗を見せたが、あえなく撃沈。部室の修理費に活動費が充てられたため、文化祭に出展する作品がつくれない。そこで、校内のイケメンデッサンを売ることで着々と資金を稼いでいたが、そのことが校長にバレて資金は没収、文字通りゼロからのスタートとなった。しかし、野球部前部長、黒田清隆の助けもあ

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    2012年08月05日
  • フルメタル・ビューティー!(1)

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    思春期真っ只中で、自分の容姿やスタイルにコンプレックスを抱えてる女の子。
    周りから見たら大したことない、むしろ誇っていいんじゃない!?て特徴でも、本人には“人と違う”ことが大きな問題で…。
    ものすごい普遍的なテーマ。だからこそ、乗り越えていく過程、成長した姿に清清しさのようなものを感じるのかなー。

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    2010年02月21日