【感想・ネタバレ】業平センパイの読書会 堤中納言物語のレビュー

あらすじ

ムダに美形と評判の古典研究部、業平部長は
部員集めのため読書会を企画したものの、予想外の展開に見舞われる。
現代の高校生が、「虫めずる姫君」などで知られる
『堤中納言物語』のナゾとたくらみを
訳し、つっこみ、続きを書きながら読み解いていく
新感覚古典小説!

「てか、この主人公、コンプライアンスって言葉、知らないよな。」
「出たよ、垣間見。」
「平安時代の貴族の男って、ほかにやることなかったんすか。」
「貴族社会の女たちのストレスってハンパないすね。」
「後半戦はMCバトルかぁ。」

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Posted by ブクログ

琴平部長は古典研究部存続の為、新入部員獲得目的で古典の原本の読書会をひらいた。
知らない内容にツッコミ三昧でメチャオモロ。
他の作家さんの古典部を作る話よりも、のめり込みました。

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2025年06月01日

Posted by ブクログ

高校の古典研究会の新入生を勧誘するための読書会、やってきたのは入学早々風邪で休んでしまって友たちづくりに出遅れてしまった村崎さんと、中学校でのスポーツ漬けの生活を変えたいスポーツウーマンの清宮さんの二人。
この二人が部長の業平先輩から古典のレクチャーを受ける。素人だからの感想や読み取り方が面白い。
そして今どきの子らしい読みが、私には理解しやすかったりで面白かった。
古典なんて身近な生活の中ではほとんど出会わないので 久々でちょっと頭を使った。
でも難しく考えなくても素直に読めばいいのかなって村崎さんと清宮さんに教えてもらった。
副部長の和泉さん、図書委員長の家定さんや顧問の狭衣先生も面白かった。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

とある高校の古典研究部が、部員を集めるために読書会を開く。題材は『堤中納言物語』。
読書会という体だが、『堤中納言物語』の現代語訳をしてくれて、この話の背景にある当時の文化についても教えてくれる。
私は『堤中納言物語』はほとんど触れたことがなかったので、一緒に読書会に参加している気分で勉強になったし、面白かった。
『堤中納言物語』は全10編の短編集で、本書で紹介されているのは9編。つまり、この本を一冊読めばほぼ全部の話を理解できるようになる!
高校生の受験勉強の合間に、息抜きとして読めたら最高だなと思った。

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2025年06月15日

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