高良倉吉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
琉球の歴史を知るには良い書だった。
日本の歴史では、小学校から高校にかけて、何遍も通史を学ぶわけだが、こと琉球の歴史となると、明治の琉球併合や昭和の太平洋戦争・沖縄復帰で取り扱われるくらいで、戦国期の琉球・沖縄がどういう体制だったか、知る機会は少ない。
この本は、琉球統一を果たした尚王朝前の沖縄本島の様子から記述されていて勉強になった。資料が不足している・調査が十分に行われていない、ということもあるようだが、それでも大まかな歴史・支配体制がわかった。一番驚いたのは、石器時代からの脱却が琉球は倭国と比べて遅かったということ。海に孤立していた分、文化が入りづらかったのだろうか。 -
匿名
購入済み「沖縄問題」として多くの人が想起するであろう基地の問題だけでなく、沖縄・琉球の経済振興についても多くのページが割かれている。第2章では特に経済の観点からみた琉球王国〜日本復帰までの簡単な歴史も記されている。沖縄の基地の問題は時に「大和」による「うちなー」の抑圧という文脈で語られ、そのために妥協点の見つからないアイデンティティポリティクスの様相を呈するが、著者は沖縄県庁で働いていた経験からより「クールな」視点からこの問題を論じようと努めている。琉球処分や沖縄戦、島ぐるみ闘争、アメリカ世、95年の米兵による少女暴行事件など沖縄史のキーワードも出てくるのでそういった言葉を拾って他の本に進んだりしても