あらすじ
いまだ多くの謎に包まれた古琉球王国。歴史をひもといてみると、壮大な交易ルートを通じて築き上げた華やかな文化を誇っていた。中国、マラッカやポルトガル等、海外の文書に記された当時の王国の姿などを参考にしながら、その栄光と悲劇の歴史ドラマにわけいる。沖縄独自の文化と世界像に新たな光をあてた歴史的名著。
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Posted by ブクログ
百数十年のそう長くない期間とはいえ、琉球王国が東アジアで独自の存在意義を持って活躍することができたことの要因と意義をじっくりと考えたい。地理的な優位性を活用できたこと、国家商業資本主義?の育成・活用、近隣他国の一時的弱体化という瞬間的好機もあったと思う。これらの要因は今日でも十分に考慮すべきことと思う。
そういうことを別にしても、琉球王国の概要を知るのに良い本であった。
Posted by ブクログ
琉球の歴史を知るには良い書だった。
日本の歴史では、小学校から高校にかけて、何遍も通史を学ぶわけだが、こと琉球の歴史となると、明治の琉球併合や昭和の太平洋戦争・沖縄復帰で取り扱われるくらいで、戦国期の琉球・沖縄がどういう体制だったか、知る機会は少ない。
この本は、琉球統一を果たした尚王朝前の沖縄本島の様子から記述されていて勉強になった。資料が不足している・調査が十分に行われていない、ということもあるようだが、それでも大まかな歴史・支配体制がわかった。一番驚いたのは、石器時代からの脱却が琉球は倭国と比べて遅かったということ。海に孤立していた分、文化が入りづらかったのだろうか。