中野重治のレビュー一覧
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「歌」
リアリズムこそが文学の至上目的であり
その実現のためには
センチメンタルやメランコリーを排除しなければならないという
若き作者の決意表明をしたためたポエム
「おまえは歌うな」という衝撃的な出だしが印象に残る
まあイキってますね
堀辰雄も参加していた「驢馬」という同人誌に発表されたもの
「歌...続きを読むPosted by ブクログ -
1945年敗戦後、共産党から参議院選に立候補している頃の短篇作品
天皇と戦争責任についてなどを発表していた著者だが、この作品を読むと、天皇に対してひとりの人間としての切なさや辛さを背負い込ませる、日本国民としての憐憫の情が伝わってくる
なぜ、ひとりの人間が 私は神ではない などと言わせられなき...続きを読むPosted by ブクログ -
「民主と愛国」に中野重治が大分出て来たのでそこから。
戦前の作品は発禁や伏せ字にならなかったのかな、と。
「五勺の酒」は戦後すぐの共産党員でもそういう感情になるのか、と。
ただ一番面白かったのは野坂昭如の巻末エッセイの一節、野坂の本を友人に託して中野に渡した後の友人とのやり取り。
友人:御本人...続きを読むPosted by ブクログ -
あまり憶えていないが、骨董などを扱ったり、頑固おやじが出てくる上での、ほのぼの劇だったような。とにかくこの作家の作風は濃い。コテコテでんがなー。Posted by ブクログ