ウィリアム・オンケンJrのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
仕事をサルに、プロジェクトをサルの群れに例え、仕事の受け渡しや任せ方、管理の仕方を書いた本。
本では管理職である話し手が、部下のサルを自分の肩に乗せすぎて、過度に仕事をしているが成果が上がらない状態を変えていくストーリー。
会社の特性かフェーズかわからないが、自社ではサルを上司が部下にぶん投げ、部下はたまに上司に小言を言われながらサルを育てる構図が多い。
上司が部下からサルを引き受けすぎないことが大事だが、部下にサルを任せる時にどう育てるかを決めてあげたり、上司と部下が一緒にサルを大事にしたりして部下にサルを渡さなければ、サルはたちまち死んでしまう。
仕事をもらうときも渡すときも気をつけ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ「やる価値のないことを効率的にやる価値は無い」
業務効率化という話になると今の業務をどう効率化すればいいのか、と考えてしまうが、そもそも自分が対応する必要のないサルを抱えているのではと考えるきっかけになった。
「部下のために仕事をするのであって、部下の仕事をするのではない」部下が困っていて自分ができそうだと感じると、つい自分でやりたくなってしまう。もちろん対応できるのだけど、抱えすぎると逆に部下からフォローされるようになる。全くこの本に書いてある通りサルをたくさん抱えてしまっている自分に気がついた。今では簡単なことも、自分がやり方を教えて部下に調整も含めてやってもらうことで少し楽になった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ部下のサルを世話しない!「部下の仕事」は部下に任せる。
短時間で読める名著だった。まさに今の自分への戒めのような本だった。
・マネージャーは、部下のために仕事をするのであって、部下の仕事をするのではない。
第一条 サルの特定 〝次の対応〟を具体的に決める。
第二条 サルの世話係 〝次の対応〟の担当者を決める。
第三条 サルの保険 万一のリスクに備える。
第四条 サルの定期健診 進捗報告会の日時と場所を決める。
・「人を味方にしたいなら、その人に頼りにされてはいけない。その人を頼りにすることだ」
・「それもこれも仕事に対する考え方が変わったからだ。私の意識は ワーカー から マネ -
Posted by ブクログ
久しぶりにマネジメント本。
やっぱりこっちのほうが面白い。
時間管理とあるが、どちらかというと部下に任せるとは?
その一点についての説明が書いてあった。
出来ない人を引き上げるのは大変な労力を伴うが、
だからといって育てないと自分の時間が取れないし、
事業拡大もしない。
勝手に育てばいいといえばいいが、
言い方は悪いが生活が裕福になったがゆえに、
色んなことを決めてもらってきたメンバーが多い。
(要するに自分で考えて行動する人が減った)
責任を持って行動することが少なくなった人たちに対し、
どのようにして向き合い、育てていくかを学ぶのには良かった。
【勉強になったこと】
・タスク管理の -
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Posted by ブクログ
部下のサルを気軽に受けては駄目である。まさに…自分のことだと思われた。本来行うべき人が自由になってしまう。まさにこの愚を犯していたことが分かりました。ともするとできない部分を補わざるおえないというノルマ的な観点、やってやってるという善意的な満足に走ってしまいます。ただそれは部下にとっても会社全体にとってもよくないことが分かった。やさしさとは弱さとよく言われるように部下自身がサルと向かい合っていけれるようにすることが上司の務めであり、またそのことにより部下も成長し、同時に自分の仕事が減ることにより自分しかできない仕事に専念できるということを感じました。
感情的なものがあるので自分のサルを最優先 -
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Posted by ブクログ
ネタバレこの本を読んで、下記の3つを実践しようと思う。
・安易に部下のサルを引き受けない
・資料は口頭で説明をうけてその場で分からないことは質問して理解する
・責任を持ってもらうために、我慢する
気になる文章を引用する
本来なら部下がやるべき仕事をふたつ引き受けたことになる。
ひとつは問題への対応、もうひとつは進捗状況の管理
部下のために仕事をするのであって、部下の仕事をするのではない。
責任感を育てるには責任を与えるしかない。
提出物関連のサルにかける手間を省くことに成功した。企画書などを部下に提出させるとき、デスクの上に置くのではなく 持参させることにしたのだ。
第一条 サルを特定す -
Posted by ブクログ
タスクをサルに置き換えることで、可視化した状態でマネジメントを語る。玉を持つという言葉で表現される通り、持つ人が転がしてこそ案件は進んでいく。では、やることは何か。サルを特定して、サルの担当を決めて、サルに保険をかけ、健康診断を実施。保険をかけるとは、行動する前に報告を求めることで、事故を防ぐ方法。健康診断は、定期的にレポートさせる。
こうした部下へのアサインと管理で効率よく開けた時間を、上司との時間、自分への時間に当てれば良いと説く。
至極当たり前だが、日本企業のような阿吽の呼吸で仕事をしている関係性において、とにかくボールをもたず、やらせては指導するというスタイルは難しい面もあると感じる。