池尾和人のレビュー一覧

  • 現代の金融入門 [新版]

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    「金融入門」とあるが、私には少し難しく感じた。このレベルは初心者でも理解できないといけないのかもしれないが。笑
    内容は、銀行(特に日銀)が果たしている役割についての記述が多く、なぜ景気を良くするために日銀の政策が鍵を握っているのかが多少分かった気がする。

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    2013年06月29日
  • 現代の金融入門 [新版]

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    金融に関する広範な内容がわかりやすくまとめられており、優れた入門書であった。

    金融取引が果たすべき役割や、その高度化、
    また、銀行の機能や金融政策、企業統治、バブルなど幅広く解説されている。
    一般的に、入門書は広く薄くといった形になりがちだが、
    本書は深めるところは深めて解説してくれている。

    専門用語の解説は本文中でしっかりと行われるが、やや解説なく使われる用語もある。読むにあたって多少の知識が必要になる。

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    2012年09月01日
  • 現代の金融入門 [新版]

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    金融の本来的な機能と、機能発揮がおかしくなった昨今の事象を解説しながら、どのような理解と立場が必要かを説いた書籍。
    タイトルに入門とあるが、決して初心者には理解できるレベルのものではない。と言いながら、極力分かりやすい記述を心がけており、いわゆるビジネスパーソン中級向けの書籍だと思う。
    金融政策・金融行政と企業経営の関係は、きちんと理解しておかないといけない。

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    2012年06月10日
  • 現代の金融入門 [新版]

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    各章で見れば分かりやすい。

    全体で見ると、繋がっている章が飛び飛びになっていて分かりにくい。

    入門とあるが、ある程度知識がなければ読みにくいし難しいと思う。

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    2012年06月03日
  • 現代の金融入門 [新版]

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    現代の金融入門ということで読んでみたが、ところどころもっと簡単でわかりやすい表現があるのでは?と思った。
    図、表が豊富なところはいい。
    ところどころに実務的な内容も入っており、理論的な部分と現実の部分がつながっていたりするところは面白いが、全体的にやや読みにくく感じた。

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    2012年05月01日
  • 現代の金融入門 [新版]

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    良書です。
    金融入門、とありますが、中心は銀行業務で株式・社債・短期金融市場などは補足的に記述されているのみです。(保険は出てきません)
    中の人としては銀行規制に関する部分などは簡単すぎましたが、新書サイズでここまで簡潔的確にまとめるのはすごいな、と。
    金融関係の方で、特に銀行以外の方にもお勧めです。
    巻末に推薦文献が挙げられており、その中で乱読しろ、と書かれてありましたので次の書を手に取ろうと思います。

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    2012年02月04日
  • 現代の金融入門 [新版]

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    ネタバレ

    世界金融危機後の現代金融の入門書。

    銀行システムや現代金融政策、あるいはデリバティブなどの
    金融商品について知りたい人にとっては有益だと思う。

    特に現代の金融政策に関しては、中央銀行が資金を供給する段階においては、既に市場に今どれだけの資金需要があるか分かっているからこそできることであり、資金需要がないままただ資金を流し続けても意味がない。
    その場合、有効な手段として名目金利の引き下げが考えられるが
    現在の日本の場合、それがゼロなので下げる余地がない。
    ゼロに下げでもデフレが解消しないのは自然金利がマイナスだからだ。

    だが、資金需要をあげるための明確な答えはまだない。

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    2012年01月22日
  • 現代の金融入門 [新版]

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    金融とか経済のことを自分がなにを知っててなにを知らないのか、分からなくなってきたので、入門書から。
    …といってもどの分野から入門していいのやら、なので、間口の広そうな本書で探っていければな、と。

    証券外務員とか証券アナリストとか見覚えのあるものがほとんどやけど、カバレッジが広い割によくまとまってて読みやすい。いい復習になりました。

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    2012年01月07日
  • 現代の金融入門 [新版]

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    ネタバレ

    債権・株式の話一つとっても他の入門書とは違った観点から、かなり本質的な議論をすすめてくれる。
    名著であり、素晴らしい。
    1章金融取引の意味とそこにおける金融機関の役割 第2章銀行と呼ばれるタイプの金融機関が総体として果たしている役割を説明、第3章では金融政策、第4章資産価格に関連した話題、第5章金融面からみた日本のコーポレートガバナンス、第6章デリバティブや証券化といった金融の流れ、第7章金融危機を踏まえての金融規制監督
    ・資金の移転が可能となることにより、時間を通じて消費水準を平準化でき、効用が改善する。有望なチャンスを持つものとそれを実行できるものが必ず十分な貯蓄を有しているとは限らず社会

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    2011年11月19日
  • 現代の金融入門 [新版]

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    [ 内容 ]
    金融のビジネス・モデルに大きな変革が求められている今、第一人者が金融を原点から考え直す。
    情報とは何か、信用はいかに創り出されるのかといった、金融の本質に鋭く切り込み、平明かつ簡潔に解説した定評あるロングセラー『現代の金融入門』を、金融危機の経験を総括すべく全面改訂。
    アメリカの金融におけるリスク取引の功罪を明らかにし、金融システムの安定に必要な規制・監督の仕組みを考察。
    あわせて、資産価格バブルと非伝統的な金融政策の効果についても検討する。

    [ 目次 ]
    第1章 金融取引
    第2章 銀行システム
    第3章 金融政策と中央銀行
    第4章 資産価格とそのバブル
    第5章 日本の企業統治

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    2014年10月30日
  • 現代の金融入門 [新版]

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    ほぼ知識ゼロの私でも金融の基本的な知識や全体像が分かりこの本を通じて金融への興味も一層強まったのだが、何の説明も無しに新しい用語が出てきたり文章の構成が複雑だったりと入門と謳う割には難しく初学者には理解し難い内容だった。
    ある程度予備知識を付けてから復読するとより理解も深まると思う。

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    2025年04月09日
  • 現代の金融入門 [新版]

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    金融の入門書とされる新書。入門書だが…、文体が少し小難しい印象だ。何というか、回りくどいと言うか、悪い意味で文系的な文章というか、私は少し合わなかった。
    ただ、章の構成や中身はある程度理解できた。他の媒体で前提知識を得ているからかもしれないが。
    金融…と言うよりマクロ経済な話題と感じた。「金融取引とは」から始まり、「金融政策の目的」なんてまさにマクロ経済だと思う。そこから「株主と企業」や「規制監督」などに話題が広がっていく。

    新書なので通勤時に読むのに丁度良かった。星3つ評価にしておく。

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    2023年12月06日
  • 連続講義・デフレと経済政策 アベノミクスの経済分析

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    全てを理解できたとは言いがたい。それでも理解でき、勉強になる箇所はあった。
    政治家、メディアの説明を鵜呑みにしてはいけない。自ら立ち止まって考えることの重要性を再認識した。

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    2015年09月28日
  • 現代の金融入門 [新版]

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    しっかりと書かれている。新書だが、学術書を読んでいるような気分。金融について一歩踏み込んだ知識が得られた。

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    2015年08月09日
  • 現代の金融入門 [新版]

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    金融について全く何も知らないので読んでみた。銀行の役割など、金融の大枠を知ることができた。本書を手がかりに、もう少し詳しい本をさらに読んでみたいと思う。

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    2014年01月12日
  • 連続講義・デフレと経済政策 アベノミクスの経済分析

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    近年の経済状況を考えるに大事な理論を簡潔に解説する本。

    インタビュアーの質問や誘導に著者が答える形式で、なぜ日本はデフレに陥ったのかの状況分析から始まり、近年の(マクロ)経済学理論についての解説、金融政策、財政政策、アベノミクスの解説といった構成。

    個人的には著者の主張や認識に疑問符がついたり、なによりインタビュアーの誘導が

    主流のミクロ経済学 vs 非主流のマクロ経済学 の構図ですね(ドヤ

    といった噴出さずにはいられないほど変だったりするところがあったが

    その誘導に同意しつつも、理論トレンドの変遷についてきちんと解説がなされていたりと、全体としては現在の経済状況を考えるのに必要

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    2013年09月09日
  • 現代の金融入門 [新版]

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     「日銀」という機構が今ほど注目を集めている時代はかつてなかったのではないだろうか。
     「日銀」がどのようにして何を行っているのかは、極めて専門的で一般にはほとんど知られていないと思うが、本書は、その日銀の活動の内容をより深く理解できる本だと思った。
     「金融政策の手段」や「金融政策の有効性」などを読めばなるほどなんとなくわかったようにも思えたが、本書には「これは難しい問題であり、まだ一致した答えは確立していない」という言葉がところどころに散見する。
     水素と酸素を化学反応させれば必ず水になるような「化学」と違って、「経済学」とはなんとあやふやな学問であることかという感想を持った。
     本書は、

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    2013年05月29日
  • 現代の金融入門 [新版]

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    基礎的なことから一つ一つ積み上げるように、とても丁寧に説明をしていっているので、じっくり読むと必ず理解出来るような、ロジカルな書き方になっている。その分、言い回しがかなりまわりくどかったり、説明が冗長なところがあるので、その文体に慣れるまでにちょっと時間がかかる。
    自分自身が金融について詳しくないので、金融という世界をどういうスタンスで描いているのかはわからないのだけれど、おそらく、タイトルが示すとおり、金融業というものの基礎的な知識を、網羅的に初歩の部分から解説している内容なのだと思う。
    内容的には、金融政策の話しや、バブルの生成の話しや、デリバティブの話しなど、章が進むごとにどんどんとトピ

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    2020年07月15日
  • 現代の金融入門 [新版]

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    金融について、比較的分かりやすく書かれた本とのことで読んでみたのですが、そもそも経済学も金融学も学んだことのない私にとっては、所々どう読んでも理解できない箇所があって、その度にネットで意味を調べてみたりもしましたが、途中からは、自分に必要なさそうな箇所は斜め読みの快速運転でした。特に、なんだか公式のようなのを列挙された所など、実際に金融に携わってる人には必要なのかもしれませんが、私には??
    ただ、金融の仕組みについて、理論的に整理してくれているので、なるほど!という勉強にはなりました。

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    2012年03月18日
  • 現代の金融入門 [新版]

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    ネタバレ

    ・金融市場の機能は、情報生産機能と資産変換機能の2つ。
    ・銀行は現金準備より何倍も多くの金を貸せる。
    ・中央銀行の機能と金融政策
    ・金融規制
    このへんが書かれていた。

    金融システムは社会インフラであり、重要な意義を持っている。
    中央銀行や規制で守って、システムが円滑に機能するように努力が行われている。

    金融システムは本当に良くできている。
    歴史を重ねて現在の形になったのだろうが、冗長性があって、生態系のようでもある。
    ちょうど植物と草食動物と肉食動物の数がバランスして均衡を保っているように、
    市場も絶妙な均衡を保って価格を決めているのだろう。
    自然現象のような人工物。
    不思議だ。

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    2012年03月07日