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金融の勉強を始めたばかりの非経済学部出身者の私にとってはやや専門的すぎて所々理解できませんでしたが、これから勉強するにあたっての雰囲気を掴むにはうってつけの本でした。というのも難しすぎる専門書というわけでもないので途中で挫折することなく、さらに簡単すぎもしないのできちんと勉強になったからです。そんな...続きを読むわけで気軽に手に取っても良いのではないでしょうか。
Posted by ブクログ 2018年10月12日
すごい本だった。
まさに「金融入門」の名にふさわしい。
容易な内容ではないが、平易な文であるので、もうじっくりと一度読み返してみたいと思う。
最近読みかじった金融の本が全く理解できなかったので、改めて勉強し直す。
(目次)
第1章 金融取引
第2章 銀行システム
第3章 金融政策と中央銀行
第4...続きを読む章 資産価格とそのバブル
第5章 日本の企業統治
第6章 金融機能の分解と高度化
第7章 金融規制監督
Posted by ブクログ 2011年10月30日
後半部分は歴史として色褪せた感はあるものの、議論としては、今にも言えるようなことが多い気がする。
第一章が危うかった自分に危うさを覚えたが、これくらいは理解しとかないとだめだ。
Posted by ブクログ 2011年09月23日
リーマン・ショック以降の世界の動向を踏まえた金融の入門書。
入門と言っても高校生にでも読める、という類のものではなく、専門的な金融の各分野の基礎となる事柄が網羅的に掲載されているものである。
書く事項に関して網羅的に書かれており、経済学部の大学生などで金融を広く学びたいという方にはおすすめの一冊。
Posted by ブクログ 2024年04月12日
金融の入門書とされる。経済学部の学生や銀行など金融機関に勤める予定の方は一読をすすめる。金融取引、銀行システム、中央銀行、金融規制、デリバティブなど金融について学ぶ上で触れておくべき事柄について網羅されている。
Posted by ブクログ 2019年01月06日
「金融」に関する入門的な解説書。
新たな知見を得られるというよりも、既知の知識を体系的に整理し、深めることができた、という点でたいへん有益でした。
[新版]への改版時期がサブプライム問題に端を発する世界的金融危機と重なったこともあり、「金融取引」「銀行システム」「金融政策と中央銀行」といったプリミテ...続きを読むィブな金融論だけでなく、「資産価格とそのバブル」「金融機能の分解と高度化」「金融規制監督」といった極めて現代的なテーマにも紙幅が割かれています。
「日本の企業統治」という、一見「金融」とは直接関係にないテーマも取り上げられているのが興味深かった。
そこで解説されているのは、市場か規制かという近視眼的な二者択一ではなく、市場的政策により効率を高めつつ、情報の非対称性や外部経済などの市場の失敗に対しては合理的な規制であたるべし、という極めて常識的な議論であります。
制度設計、政策選択にあたっては、それが誰に対してどのようなインセンティブを与えるのか、いかなる弊害(モラルハザードなど)を生ぜしめる結果をもたらすのか、といったことについての冷静な分析こそが必要である。
中央銀行の金融政策や、金融工学に触れた部分など、もう少し深く突っ込んで欲しかった感はありますが、このあたりは「あとがき」にも一部紹介されているように、他の専門書にて学ぶべきなのでしょう。
Posted by ブクログ 2016年02月19日
★前半、何となく分かったつもりになっていたことが、はっきりと分かる喜びがあった。しかし後半はそれでも分からないことも多く、自分の勉強不足を恥じるしかなかった。
Posted by ブクログ 2014年04月19日
「換言すると、むしろバブルはバブルと分かっていても止められない、プロの投資家はバブルと分かっていてもゲームから降りるわけにはいかないという指摘がある。」
金融について初歩的なことが書かれた本。
ただし、優しくはない。
リーマンショックにより、証券化がよろしくないものであると認識されるようになった...続きを読む。しかし、証券化が問題なのではなく、その適切な利用ができない、あるいは、しないのが問題なのだ。使い方次第で人を殺める自動車を考えると分かりやすい。
証券会社が影の銀行になることで、証券化のリスクが高まった。しかし、リスクを犯すことが利益に繋がる以上、それが適当な行動だと思われる。
Posted by ブクログ 2018年10月20日
「学生の頃からお金について学ぶべきだ!」みたいなのはそこら中で聞く論だが、じゃあ何をどのようにどうやって教えるべきか。そもそも現代の金融を正しく理解できている大人はどれだけいるのだろうか。ということで下世話でありがちなサブタイトルをつけるとすれば、『今さら聞けない社会人のための金融入門』
教科書と...続きを読むしては高校か大学の一般教養レベルだろうか。金融取引とは現在のお金と将来のお金の交換であるというところから始まり、金融機関が持つべき審査能力、市場に必要な抑止力、銀行の機能である決済と信用創造、金融政策と日銀の役割など。そして後半では日本のバブルを例としたその生成と崩壊の解説や、サブプライム危機を例とした、証券化の功罪についてなど。
全編に渡って基本硬派でマジメなノリ。自分には理解しきれない点がいくつかあったが、それぐらいのレベルが入門として調度いい。ノウハウ本だけ読んでうかつに投資に手を出すよりは、この辺で根本のところを学んでからでも良いんじゃないかなと個人的には思う次第。
Posted by ブクログ 2013年10月06日
金融についてまったく理解していなかったため詳しく知りたくなり、手に取る。
金融のシステムからそれらの遷移してきた歴史についても述べられている。
ライフネット生命の出口社長が進めていたのだが、非常にボリュームがあり
読みごたえがあった。
正直インプットの量に理解が追いつかなかったが、これ一冊を...続きを読むすべて理解すればかなりの知識が得られるのではないかと思う。
Posted by ブクログ 2013年09月13日
わかりやすく、面白い。金融に疎い自分がこれまで読んできた中では良書。
内容としては「金融」と呼ばれるお金の動き方がどのようなものなのかを概説する形。中央銀行の役割、バブルとはどういったものか、日本的な企業統治の在り方、近年の金融機関の変遷などが詳しくまとめられている。著者もあとがきに書いているが、...続きを読むこれを足がかりとしてさらに深く金融について学んでいく形が良さそう。読んだからといってすぐに金融政策を理解したり、投資に強くなったりする類のものではなく、あくまで教養的な話です。
Posted by ブクログ 2013年07月18日
現代の金融について、主に学術的な見地から解説した本である。
構成としては、
・金融取引
・銀行システム
・金融政策と中央銀行
・資産価格とそのバブル
・日本の企業統治
・金融機能の分解と高度化
・金融規制監督
となっている。
特徴的なのは、学術的な見地の解説も多い一方で、現実とのギャップや、その...続きを読むギャップに対する解説が多いことである。実務とのズレ(世界的に共通のものもあれば、日本独特のものもある)を明確にすることに加え、それをどのように理解したらよいか、解説しているのは貴重であると感じた。
企業価値に「従業員余剰」という将来的に従業員に帰属する報酬の現在価値(数値化できない企業特殊的な技能などから発生)があり、バイアウトなどをしてこれを反故にすれば、株主価値が高まる、などといった解説は面白い視点だった。
Posted by ブクログ 2013年06月29日
「金融入門」とあるが、私には少し難しく感じた。このレベルは初心者でも理解できないといけないのかもしれないが。笑
内容は、銀行(特に日銀)が果たしている役割についての記述が多く、なぜ景気を良くするために日銀の政策が鍵を握っているのかが多少分かった気がする。
Posted by ブクログ 2012年09月01日
金融に関する広範な内容がわかりやすくまとめられており、優れた入門書であった。
金融取引が果たすべき役割や、その高度化、
また、銀行の機能や金融政策、企業統治、バブルなど幅広く解説されている。
一般的に、入門書は広く薄くといった形になりがちだが、
本書は深めるところは深めて解説してくれている。
専...続きを読む門用語の解説は本文中でしっかりと行われるが、やや解説なく使われる用語もある。読むにあたって多少の知識が必要になる。
Posted by ブクログ 2012年06月10日
金融の本来的な機能と、機能発揮がおかしくなった昨今の事象を解説しながら、どのような理解と立場が必要かを説いた書籍。
タイトルに入門とあるが、決して初心者には理解できるレベルのものではない。と言いながら、極力分かりやすい記述を心がけており、いわゆるビジネスパーソン中級向けの書籍だと思う。
金融政策・金...続きを読む融行政と企業経営の関係は、きちんと理解しておかないといけない。
Posted by ブクログ 2012年06月03日
各章で見れば分かりやすい。
全体で見ると、繋がっている章が飛び飛びになっていて分かりにくい。
入門とあるが、ある程度知識がなければ読みにくいし難しいと思う。
Posted by ブクログ 2012年05月01日
現代の金融入門ということで読んでみたが、ところどころもっと簡単でわかりやすい表現があるのでは?と思った。
図、表が豊富なところはいい。
ところどころに実務的な内容も入っており、理論的な部分と現実の部分がつながっていたりするところは面白いが、全体的にやや読みにくく感じた。
Posted by ブクログ 2012年02月04日
良書です。
金融入門、とありますが、中心は銀行業務で株式・社債・短期金融市場などは補足的に記述されているのみです。(保険は出てきません)
中の人としては銀行規制に関する部分などは簡単すぎましたが、新書サイズでここまで簡潔的確にまとめるのはすごいな、と。
金融関係の方で、特に銀行以外の方にもお勧めです...続きを読む。
巻末に推薦文献が挙げられており、その中で乱読しろ、と書かれてありましたので次の書を手に取ろうと思います。
Posted by ブクログ 2012年01月22日
世界金融危機後の現代金融の入門書。
銀行システムや現代金融政策、あるいはデリバティブなどの
金融商品について知りたい人にとっては有益だと思う。
特に現代の金融政策に関しては、中央銀行が資金を供給する段階においては、既に市場に今どれだけの資金需要があるか分かっているからこそできることであり、資金需...続きを読む要がないままただ資金を流し続けても意味がない。
その場合、有効な手段として名目金利の引き下げが考えられるが
現在の日本の場合、それがゼロなので下げる余地がない。
ゼロに下げでもデフレが解消しないのは自然金利がマイナスだからだ。
だが、資金需要をあげるための明確な答えはまだない。
Posted by ブクログ 2012年01月07日
金融とか経済のことを自分がなにを知っててなにを知らないのか、分からなくなってきたので、入門書から。
…といってもどの分野から入門していいのやら、なので、間口の広そうな本書で探っていければな、と。
証券外務員とか証券アナリストとか見覚えのあるものがほとんどやけど、カバレッジが広い割によくまとまってて...続きを読む読みやすい。いい復習になりました。
Posted by ブクログ 2011年11月19日
債権・株式の話一つとっても他の入門書とは違った観点から、かなり本質的な議論をすすめてくれる。
名著であり、素晴らしい。
1章金融取引の意味とそこにおける金融機関の役割 第2章銀行と呼ばれるタイプの金融機関が総体として果たしている役割を説明、第3章では金融政策、第4章資産価格に関連した話題、第5章金融...続きを読む面からみた日本のコーポレートガバナンス、第6章デリバティブや証券化といった金融の流れ、第7章金融危機を踏まえての金融規制監督
・資金の移転が可能となることにより、時間を通じて消費水準を平準化でき、効用が改善する。有望なチャンスを持つものとそれを実行できるものが必ず十分な貯蓄を有しているとは限らず社会的にも望ましいこととなる。投資機会にアクセスしたり、実行する能力の分布と貯蓄を行う能力の分布が一致していることはありえない。資金の移転がなければ、無理に投資を行わなければならないものと、投資したくてもできないものが生じる。社会的に金融取引により、効率的な投資実現ができることとなる。
市場が本来の力を発揮できるためには
①情報が円滑に流れること
②財産権が保護されていること
③人々が約束を守ると信頼して差し支えないこと
④第三者に対する副次的影響が抑えられていること
⑤競争が促進されていること
Posted by ブクログ 2014年10月30日
[ 内容 ]
金融のビジネス・モデルに大きな変革が求められている今、第一人者が金融を原点から考え直す。
情報とは何か、信用はいかに創り出されるのかといった、金融の本質に鋭く切り込み、平明かつ簡潔に解説した定評あるロングセラー『現代の金融入門』を、金融危機の経験を総括すべく全面改訂。
アメリカの金融に...続きを読むおけるリスク取引の功罪を明らかにし、金融システムの安定に必要な規制・監督の仕組みを考察。
あわせて、資産価格バブルと非伝統的な金融政策の効果についても検討する。
[ 目次 ]
第1章 金融取引
第2章 銀行システム
第3章 金融政策と中央銀行
第4章 資産価格とそのバブル
第5章 日本の企業統治
第6章 金融機能の分解と高度化
第7章 金融規制監督
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ 2023年12月06日
金融の入門書とされる新書。入門書だが…、文体が少し小難しい印象だ。何というか、回りくどいと言うか、悪い意味で文系的な文章というか、私は少し合わなかった。
ただ、章の構成や中身はある程度理解できた。他の媒体で前提知識を得ているからかもしれないが。
金融…と言うよりマクロ経済な話題と感じた。「金融取引と...続きを読むは」から始まり、「金融政策の目的」なんてまさにマクロ経済だと思う。そこから「株主と企業」や「規制監督」などに話題が広がっていく。
新書なので通勤時に読むのに丁度良かった。星3つ評価にしておく。
Posted by ブクログ 2014年01月12日
金融について全く何も知らないので読んでみた。銀行の役割など、金融の大枠を知ることができた。本書を手がかりに、もう少し詳しい本をさらに読んでみたいと思う。
Posted by ブクログ 2013年05月29日
「日銀」という機構が今ほど注目を集めている時代はかつてなかったのではないだろうか。
「日銀」がどのようにして何を行っているのかは、極めて専門的で一般にはほとんど知られていないと思うが、本書は、その日銀の活動の内容をより深く理解できる本だと思った。
「金融政策の手段」や「金融政策の有効性」などを...続きを読む読めばなるほどなんとなくわかったようにも思えたが、本書には「これは難しい問題であり、まだ一致した答えは確立していない」という言葉がところどころに散見する。
水素と酸素を化学反応させれば必ず水になるような「化学」と違って、「経済学」とはなんとあやふやな学問であることかという感想を持った。
本書は、読後に新聞の経済欄をより深い視点から読むことができるようになる本であるとは思うが、著者の文体は他の著作もそうだが、専門用語が多用されており実に読みにくい。
「現代の金融入門」との表題ではあるが、「入門書」にしてはちょっと難解と思えた。
Posted by ブクログ 2020年07月15日
基礎的なことから一つ一つ積み上げるように、とても丁寧に説明をしていっているので、じっくり読むと必ず理解出来るような、ロジカルな書き方になっている。その分、言い回しがかなりまわりくどかったり、説明が冗長なところがあるので、その文体に慣れるまでにちょっと時間がかかる。
自分自身が金融について詳しくないの...続きを読むで、金融という世界をどういうスタンスで描いているのかはわからないのだけれど、おそらく、タイトルが示すとおり、金融業というものの基礎的な知識を、網羅的に初歩の部分から解説している内容なのだと思う。
内容的には、金融政策の話しや、バブルの生成の話しや、デリバティブの話しなど、章が進むごとにどんどんとトピックが入れ替わっていくのだけれど、それも、ページ数が短いながらも幅広い話題について基本的な部分に触れようとしているのだと分かり、読んでいて飽きることがなく、とても内容の密度の濃い本だと思った。
審査もなしに、ただお金を手渡すだけであるならば、誰にでもできることであって、わざわざ金融機関に頼むまでもないことである。自分のお金の運用を金融機関に委託するのは、その金融機関が十分な審査をして資金を利用させる相手を選択してくれると期待するからこそである。それゆえ、コスト・パフォーマンスの高い優れた審査能力をもっているかどうかが、金融機関の存在意義を決めるといえる。(p.26)
かつてのケインズ派は、総需要管理のための「裁量」的な金融政策運営を支持する傾向があった。これに対して、フリードマンらのマネタリストは、中央銀行の裁量的な行動自体が経済の撹乱要因になるとして、「ルール」に従った金融政策運営を主張した。フリードマンが具体的に提唱したルールは、マネーストックの伸び率を特定の値(k%)に維持するというものである。こうした対立の中で、長らく金融政策の運営スタンスをめぐっては、裁量かルールかが争点となってきた。しかし現状では、裁量かルールかといった二項対立的な問題設定自体が止揚され、「抑制された裁量」あるいは「弾力的なルール」とでも呼べるようなスタンスが、大方の中央銀行において定着するようになっている。(p.90)
資産の市場価値がそのファンダメンタル価値から乖離する状態が一定期間持続するとみられる事態が起こることがある。こうした事態は、一般に「バブルの発生」と呼ばれている。ただし、注意すべき点は、将来に関する不確実性が存在する現実の世界では、ファンダメンタル価値を知ること自体に大いなる困難が伴うということである。それゆえ、通常バブルと呼ばれている現象の中には、ファンダメンタル価値からの乖離というよりも、ファンダメンタル価値の評価そのものが上振れしたとみた方がよい場合も少なくない。(p.127)
バブルはバブルと分かっていても止められない、プロの投資家はバブルと分かっていてもゲームから降りるわけにはいかない(「パーティーで音楽が鳴っている間はダンスをやめられない」)という指摘がある。そして、近年の経済学でも、「ミス・プライス(誤った価格)の持続」、すなわち、市場価格がファンダメンタル価値から乖離していることが認識されているにもかかわらず、その乖離が是正されないで一定期間持続するという事態は起こり得るという理解が、しだいに有力になってきている。(p.138)
かつてはメインバンク制が、株式の持ち合いがもたらしかねない予算制約のソフト化(換言すると、経営者・従業員の側のモラルハザード)を阻止する働きをしていたと考えられる。すなわち、メインバンクによる経営の監視がなされていたために、株主による直接の制約を免れていたにもかかわらず、従業員は、資本を浪費するような行動をとることはできず、資本の提供者に対して一定以上の見返りを提供しなければならなかったといえる。要するに、株式の持ち合いとメインバンク制は対となってはじめて、日本的経営を可能にし、それを効率的なものに保つメカニズムとして機能してきたとみられる。(p.178)
Posted by ブクログ 2012年03月18日
金融について、比較的分かりやすく書かれた本とのことで読んでみたのですが、そもそも経済学も金融学も学んだことのない私にとっては、所々どう読んでも理解できない箇所があって、その度にネットで意味を調べてみたりもしましたが、途中からは、自分に必要なさそうな箇所は斜め読みの快速運転でした。特に、なんだか公式の...続きを読むようなのを列挙された所など、実際に金融に携わってる人には必要なのかもしれませんが、私には??
ただ、金融の仕組みについて、理論的に整理してくれているので、なるほど!という勉強にはなりました。
Posted by ブクログ 2012年03月07日
・金融市場の機能は、情報生産機能と資産変換機能の2つ。
・銀行は現金準備より何倍も多くの金を貸せる。
・中央銀行の機能と金融政策
・金融規制
このへんが書かれていた。
金融システムは社会インフラであり、重要な意義を持っている。
中央銀行や規制で守って、システムが円滑に機能するように努力が行われてい...続きを読むる。
金融システムは本当に良くできている。
歴史を重ねて現在の形になったのだろうが、冗長性があって、生態系のようでもある。
ちょうど植物と草食動物と肉食動物の数がバランスして均衡を保っているように、
市場も絶妙な均衡を保って価格を決めているのだろう。
自然現象のような人工物。
不思議だ。