黒井千次のレビュー一覧

  • 老いるということ

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    ネタバレ

    老いを良く生きるための不可欠の要素は「諸所の徳を身につけ実践する」ことなのだ 青春とはせいぜい20年ほども生きれば出会えるものですが、老年はその三倍も四倍も生きた後でないと手にはいりません 「隠居」という言葉が死語と化した 若い頃は、足し算で捉えていた年齢が、死から逆算した引き算として迫ってくる 他人のことはともかく、自分の老いはそれほど見えにくいものなのです

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    2014年06月01日
  • 漂う 古い土地 新しい場所

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    面白くはない。だけど、何気無い景色の表現力はやはりベテランの味がある。誰もが出来そうで、出来ないと思う。

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    2013年11月08日
  • 漂う 古い土地 新しい場所

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     30代の「春の道標」から、最近の「高く手を振る日々」など、名を目にすれば手にする作家。副題「古い土地 新しい場所」の通り、作家の思い出ある場所を巡る随筆。端正な落ち着いた文体が、内容以上に文章を読む楽しみを与えてくれる。こういう本が出版されて、読む人がいることは良いことだ。以上、終わり(笑)

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    2013年09月14日
  • 石の話 黒井千次自選短篇集

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    ネタバレ

    「ビル・ビリリは歌う」
    ビルに突如響く泣き声はやがて歌にかわる。
    「首にまく布」
    ネクタイごときで部長と確執。
    「声の山」
    父親は何を探しにいったんだろう。
    「石の話」
    妻に育児も介護も押し付けておいて今更…。
    「袋の男」
    いまならストーカー、と呼ばれる行為。
    「おたかの道」
    おタカさんの道ではなくて、鷹狩りに使われた道。
    「夜と光」
    ラジオを聴いて一斉に…ロマンだなあ。
    「庭の男」
    プレハブの子供部屋って、非行を助長しそう。
    「散歩道」
    いつ心霊系怖い話になるのかと思った。

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    2012年06月01日
  • 日の砦

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    芥川賞選んでた人だから偉いんだろうな、と思って読んだら、やっぱり偉かった。書道でよく「字が枯れてる」(褒め言葉)と言うが、まさしくそんな感じの文章。作風は、何か不気味で不可思議なことが起こりそうで超怖いんだけど・・・結局何も起こらない、というもので、非日常と日常の間にあるエアポケットみたいな地点を執拗につついている印象。小川洋子の初期の短編に似ている。

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    2013年06月18日
  • 石の話 黒井千次自選短篇集

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    自選短編集。著者の20代の頃の作品に始まり60代の作品まで収録されている。

    「ビル・ビリリは歌う」
    ある意味みんな病んでるw 特段驚きはないものの、会社勤めしている人間なら何か親近感をもって読めるかも。★★★

    「首に巻く布」
    上司に嫌われたが最後、ってヤツ。会社ではごますりが大事ですよねー。★★

    「声の山」
    含みをもった終わり方。父親は何を探しに行ったのかなあ。★★★

    「石の話」
    気付かぬうちに夫婦の向いている向きが静かに、決定的にズレていた。これはいいね、怖い怖い。★★★★

    「袋の男」
    まさかのゴミ袋ストーカー。★★★

    「おたかの道」
    もはや何も覚えてない。すまぬ。

    「夜と光」

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    2011年06月05日
  • カーテンコール

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    劇作家の滋有は昔手掛けた「森下家の沈黙」の再演を依頼される。
    物語の要となるマナコ役を演じる絢子は
    役作りをきっかけとして滋有に惹かれていく。
    妻帯者であり、また新たな作品を執筆中の滋有は
    男としても作家としても絢子に対して複雑な思いを抱く。

    お芝居が好きな方にはいいんじゃないかと。
    主語がころころ変わるからよく置いてかれます。
    せっかくだから「森下家の沈黙」も読みたいですね。
    作中作って気になってしかたがないです。

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    2010年09月05日
  • 老いるということ

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    今はまだ若いので、老けていく自分なんて想像したことも無かったし感じる事もそうそう無い。なんだか怖いことかな、と考えていたけど安心して読めてじっくり考えることのできる本でした。

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    2010年03月20日
  • たまらん坂 武蔵野短篇集

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    忌野清志郎が亡くなった。それで題名に引かれて読んでみようかと。
    たまらん坂、おたかの道、せんげん山、そうろう泉園、のびどめ用水、けやき通り、たかはた不動。
    20年以上も前に書かれたものなので今とは武蔵野も変わってしまっただろうな〜と思いながら読んだ。

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    2009年10月04日