黒井千次のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初出は読売新聞夕刊の月一回の連載「時のかくれん坊」.第一弾は「老いのかたち」こちらは未読.本書は第二弾.
私自身も私の両親もどんどん年を取っていく.あたり前だが,そのあたり前のことがもたらす変化というのが,悲しい思いをともなう物が多いので,これから先,老いるというのはどういうことかを予習しようと,この本を読む.
黒井千次はこの本の中では78歳から82歳.日々の生活から,「老い」をすくい上げ,その老いといかに付き合うかを淡々と綴っている.老いの描写は,なかなかリアル.物忘れのレベルを段階ごとに分析していくところなどは言葉が適切で,私ももう少しするとこうなっていくんだなぁ,ということが感じられる.
あーやっぱり歳はとりたくないなぁ. -
Posted by ブクログ
自選短編集。著者の20代の頃の作品に始まり60代の作品まで収録されている。
「ビル・ビリリは歌う」
ある意味みんな病んでるw 特段驚きはないものの、会社勤めしている人間なら何か親近感をもって読めるかも。★★★
「首に巻く布」
上司に嫌われたが最後、ってヤツ。会社ではごますりが大事ですよねー。★★
「声の山」
含みをもった終わり方。父親は何を探しに行ったのかなあ。★★★
「石の話」
気付かぬうちに夫婦の向いている向きが静かに、決定的にズレていた。これはいいね、怖い怖い。★★★★
「袋の男」
まさかのゴミ袋ストーカー。★★★
「おたかの道」
もはや何も覚えてない。すまぬ。
「夜と光」
これは深夜ラジオのライブ感が出てて良かった。深夜ラジオ聞いたことないけど。★★★
「庭の男」
これ実際あったら結構嫌かもなあ。定年してやることなくなったら、細かいことが気になりつつも、そういうものがないと張合いもないのかも。★★★★
「散歩道」
日常から非日常へ、こーゆー入口がその辺にぽっかり口をあけているって考えると少しわくわくするよね。★★★