貝塚茂樹のレビュー一覧
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2016/12/1
中国の中世は興亡の歴史である。内乱に明け暮れ、異民族が支配者となり、猜疑心から身内の粛清が頻発し、なかなか安定しない。安定したかと思うと、朝廷が腐り始め、農民や軍閥のクーデターが勃発し、再び内乱となる。学ばないのだ。当時の政治力や軍事力では中国の国土は広すぎたのかもしれないな。Posted by ブクログ -
論語の一部の原文•訓読分を解釈付きで纏められている。
生きた時代も国も違う人間の言葉だけれど、尊ぶ事やら想いは似たようなものになるのだなと感じ入る。
以下、印象に残った引用。
子曰わく、君子は徳を懐い、小人は土を懐う。君子は刑を懐い、小人は恵を懐う。(p.81)
=故郷を出て、世に出ることを...続きを読むPosted by ブクログ -
とても分かりやすい。自分が生まれる前に発行された本だが、ちっとも古くさくない。ただ、ちょっと中国礼賛的な部分が散見されるのでマイナス☆一つ。Posted by ブクログ
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あまりにも有名な「論語」を古典の時間にちょこっとかじったぐらいで、今まで手をつけなかったため、超有名なフレーズである、
・「温故知新」
・「巧言令色少なし仁」
・「朋あり遠方より来たる、亦た楽しからずや」
ぐらいしか知らない。ちょうどBSで「恕の人-孔子伝」が放送されていることもあって、今回このダ...続きを読むPosted by ブクログ -
杉山正明氏の説とは異なるモンゴル像を読んで、大モンゴルウルスに対する認識をより深めることができた。
宋史や遼史の復習、知識の補充にもなった。Posted by ブクログ -
これを読み出して、世界史にはまった。鯖田さんの史観は今では古いんだけど、日本から見たヨーロッパという視点がくっきりと出ていて面白かった。Posted by ブクログ
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孔子さん曰く・・・・・・
学問
政治
伝統
徳
幸福
教育
政策
以上のことなどに関する章?の原文、書き下し文、訳、解説が丁寧に載っています。
「これすげー」な教え?はあまりない。
「まあね。」みたいな教えが多い。
その当たり前をできるかが問題。
当たり前を当た...続きを読むPosted by ブクログ -
2000年以上もの間、人々に愛読され、東洋思想の根幹となってきた『論語』には、旧時代の思想として片づけられない永遠の輝きがある。平明・簡潔な文章で綴られた一句一句が、読む者の人生経験に応じてよみがえり、味わいつきない。自由な、新しい解釈を試みて、孔子の謙虚で親しみ深い人間像を浮き彫りにした本書は、ま...続きを読むPosted by ブクログ
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だいぶ前に読んだ本だが、明朝の変人皇帝たちについて、面白く書いてあり、明朝史をさらうにはちょうどよいと思う。また、在野の学問や芸術のことも概要をつかめる。Posted by ブクログ
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世界史の通史を勉強しようと読ませていただきました。古代インド、わかってないことばかりなんだなあー。あとがきにあるように、イスラム文化の史料からヒンドウー文化をのぞいてみる、良い方法だと思います。今後の研究の進化を祈りつつ、よくわからんので星みっつ。Posted by ブクログ