ジャック・D・シュワッガーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【みきまるさん株式投資本オールタイムベスト2017年版第3位】
マーク・ミネルヴィニ
…肺炎になってもトレードに明け暮れ、年複利平均220%をたたき出す
中学中退の元ミュージシャン
「株を買う動機はいつも同じです。かなり長く持つこともありますが、
数時間、長くても数日で価格が上がると思う株を選んで買っています」
「僕の基本は、市場で買える最良の株でポートフォリを組み、
判断を誤ったら素早く損切りすること。これこそが僕の投資戦略の真髄だね」
(大きく値が上がる株の特徴として、そのほかにはどんなものがありますか?)
「ほとんどの人が驚くでしょうが、そういう株は大化けする前でさえ平均よりも
PERが高い場合が多いですね。多くの投資家はPERが低い株に投資対象を
限定している。でも不幸にして、PERが「高すぎる」ように見えるというだけの
理由でその株を避けるということは、最高のチャンスを撮り損ねているよ」
「どんな戦略を使おうが、株式投資で勝つために必要なのことの90%は損失を
抑えることです。さらに、上がる可能性のある株を買えるようになれば、勝算はさらに増します」
「僕の過ちは、意思決定の責任を他人の手に委ねていたことだ」
(初期の大きな損失を振り返って)
「僕の運用成績が一変したのは、正しい判断をどれだけ数多く下せるか
ということではなく、勝てるトレードで得る利益をどれだけ膨らませ、
負けるときにどれだけ損を抑えられるかということの方が重要だということを
理解したときからです」
(あなたの人生を変えたセンテンスを教えてください)
「『成功の果実をどれだけ手にできるかは、自身の売買記録をとる、自分で考える、自分で決断するといった、あなた自身の努力がもたらす正直さや誠実さに比例する』つまり、自分の結果は100%自分で責任を取れということだね」
(リバモアの「How to Trade in Stock 」からは他にどんなことを学びましたか)
「非常に多くの教訓を得ました。基本的な教訓でいえば、マーケットは決して間違えないのだから、かたくなな考えを持つなということ。また、仕掛けるための最良のタ
イミングを待つ場合だけでなく、すでに買い持ちしているポジションを利食うタイミングを待つ場合も、トレードにおいて忍耐が必要であるということを言っている。僕が最も衝撃を受けたのは、彼の言う、元本だけでなく利益を守ることの重要性です」
「間違いは許されるが、間違ったままでいることほど許されないことはない」
「どんなゲームであれ、うまくやるためには何らかの技術と強みを持つ必要があるけど、さらに重要なのがマネー・マネジメントです。投資であろうがポーカーであろうが、それは同じこと。どちらの場合も、重要なのは損失管理なんです。優秀なトレーダー達は損失管理をやっている。利益のことは心配していませんよ。守りが固ければ負けることはない」
「10%の損切りルールによってその後の回復を撮り損ねた銘柄は、ほんの数銘柄しかなかった。勝つトレードは、最初から上がるものなんだ。大きな含み損を抱えたポジションにしがみついて、つらい思いをする必要など全くなくて、そんなことをすればむしろ被害を大きくさせることに気がついたのです」
「株価が強く、ファンダメンタルズが弱いという組み合わせは、今後業績が好転する企業や、開発した新しい技術の可能性がまだ世間に認識されていない企業によく現れる」
(以下、シュワッガーのまとめ)
ミネルヴィニが信条としている主なものは、次のようなことだ。
●厳しく損失管理する。
●自分の性格に合った方法を開発し、その一つのスタイルを自分のものにする。
●自ら調査して、自分自身の考えに従って行動し、他人の意見を気にしない。
●考えうるあらゆる事柄への対処法を用意しておく。これには一度切ったポジションをどうやって買い直すのか、またトレードが思った方向に進んでいる状況下でいつ利益を確定するのかなどといったことも含まれる。
●自分の決めた規律を厳格に守ること。例外はない!
成功するためには、最初に決めたアプローチを修正していく適応力だけでなく、最初の考えが完全に間違っていたことを受け入れられる柔軟性が必要だ。要するに、変化を受け入れることさえできれば、初期の失敗は成功を収めるための障害にはならない、ということである。
スティーブ・コーエン
…「直感」で仕掛けて、反射的に損切りして、年平均90%を達成する
伝説的な感覚派トレーダー
(あなたはなぜ今任天堂を空売りしたのですか?)
「(ポケモンは)一時的な熱狂に過ぎないと思うからね。ウリが一つしかない企業なんだ」
→1999年〜2000年くらいの話だからしゃーないか
「株の値動きを形成するのは、40%がマーケット、30%が業種、そしてたった30%が株式そのものだということ。これは真実であると、今も思っているよ」
「最高のトレーダーでさえ、利益を上げるトレードは63%にすぎない。ほとんどのトレーダーの勝ちトレード比率は、50〜55%。つまり間違いを犯す確率は非常に高いんだ。そうだとすれば、損失はできる限り小さく、利益を上げられるときはより確実にそれを大きなものにしなければならない」
「僕はいつもトレーダーたちに、『自分が間違ったと思ったり、理由がわからなくても相場が思惑と逆行している場合は、ポジションを半分に切れ。いつでも積み増せるのだから』と言っている。…重要なのは行動を起こすこと。手をこまねいて悲惨な目にあうトレーダーがあまりに多すぎるよ」
「トレーダーは、自分がどういう種類のトレーダーなのかをしっかりと認識し、やるべきこと以外には手を出すべきではないね」
「マーケットの動きはコントロールできないが、マーケットに対して自分がどう反応するかは自分でコントロールできる。僕は常に、自分自身の行為をチェックしているし、それこそがトレーダーにとってすべてなんだ」
「僕の基本概念とは、自分の理論に従ってトレードしたら、自分が正しいかどうかは相場に聞くというやり方なんだ」
(シュワッガーのまとめ)
トレーダーはだれしも間違いを犯すが、偉大なトレーダーはそれによる損失を小さく抑えることができる。
「安すぎる」という理由で株を買ったり、「高すぎる」という理由で株を売るというのではダメなのだ。
アリ・キエフ博士
…自らを信じ、達成不可能な目標を設定し、
それを公言することによってトレードで勝つ心構えができる
「自殺の恐れがある患者やうつ病患者への療法には、
患者自身の自立心と積極性を高めさせる手助けをするということが含まれます。
これは運動選手だけでなくトレーダーにも適用できる方法です」
「種目を問わず、金メダルはそれを自分が取るのだと心に固く決めない限り、
取ることは非常に困難です」
「自分は目標を設定して、それを実現するために努力するのだということを
他人に言うことで、実際にそれを成し遂げる可能性が高まります。
これは運動選手もトレーダーも、それ以外でも同じことです」
スティーブ・コーエンは今年、とてつもない目標を設定しました。
彼はその目標に沿った戦略を練らなければなりませんでした。
「こんなことはしたくないんだ」とコーエンは言っています。
「でもこのレベルと落とさないためにはやらなければいけない。
毎朝オフィスに七時半に行きたくなんかない。
毎晩たくさんのチャートに目を落とすのも嫌だ。
でも自分が誓った約束を破らないためにはやるしかないんだ」と。
「実現できると信じることが、その達成につながります」
「負けない事ばかり考えてしまうことが、勝つための妨げになるということです。
損を出さないことを第一に考えるのでは、良いトレーディング戦略とは言えません。
利益を出すためにトレーディングする必要があるのです」
ートレーダーの可能性が最大限に発揮されるための妨げとなる、
個人的欠陥の例は他にありますか?
「多額のファンドを運用するあるトレーダーは、株を買うときに決して成り行きで注文しようとせず、指値を入れて少しでも安くお会おうとします。結果、多くのトレード機会を逃してしまいます」
ーどうしてこの欠陥が明るみに出たのですか?
「あるとき私が彼に「今日はどうだった?」と聴いたら、彼はこう言いました。
「いまいちだった。XYZ株の大きなトレードを仕掛けそびれた。買おうとしたんだけど、
株価が高過ぎて、ポジションを取り損ねたしまったんだ。指値を入れたときには
株価はすでに1ドル上がっていて、その値では買いたくなかった」
私は今、彼の精神的な視点を変えさせようとしています。彼は過去何年も成功してきましたし、彼は仕掛けるトレードの大部分で儲けています。なぜ彼はそんなせこいことをするのでしょう?
ーなぜだと思いますか?
「彼の性格がそうさせるのだと思います。育ちの問題です。彼は何事につけ小銭を惜しむのです。」
ーあなたはトレーディングの心理学に関する本を書かれています。トレーディングで勝つためのアドバイスを、ごく簡潔に教えていただきたいのですが。
「目標を明確にし、それを達成するための一貫した戦略、守るべき規律、リスクマネジメントの指針をしっかりと定めること。そしてトレードをし、自分のトレードを振り返り、パフォーマンスを評価することです」
●信じることが、実現を可能にする。
●目標を達成するには、それが可能だと信じるだけでなく、目標を他人に公言すること。
●他人に目標達成を誓うことは、自分の中だけで目標を設定するよりも効果的である。
●オリンピックの金メダリストやスーパートレーダーのような超人的な人たちは、達成不可能と思えるようなものへと絶えず目標を再設定する。人並み外れたパフォーマンスを維持するには、居心地の良い状況から脱却しなければならない。
●目標を定めたトレーダーやアスリートは、目標に向けて首尾一貫した戦略を練る必要がある。
●トレーダーやアスリートだけでなく目標を設定してそれを目指す人は、自分のパフォーマンスを検証して目標に向かって進んでいるかを確認し、もし誤った方向に進んでいるならば何が原因かを究明する必要がある。 -
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ネタバレ【みきまるさん株式投資本オールタイムベスト第4位】
【2017年度版第2位】
先物と通貨:マイケル・マーカス
「ファンダメンタル、テクニカル、場味、この三つがそろった時、初めて最高のトレードが可能になる。」
「僕の知っているトレーダーでトレードを続けている人は、例外なくバランスのとれた人生を送っていて、トレード以外の楽しみもしっかり持っている。」
「だからうまくいかなかった時にストップするポイントを決めておいて、早めに損切るようにした。そうすれば、だいたいいつでもよくなったのさ。」
「つまり、高いEPS(一株当たり利益)で低いPER(株価収益率)がいいわけだね」(シュワッガーのQ)
先物と通貨:ブルース・コフナー
「もし、自分自身がトレードに全精力を傾けられるのであれば必ず報われるという、一見誰でも見落としがちなことだった。ポジションをとって訓練を重ねれば、必ず儲けることができるということを教えてくれた。」
「一つは、今日とは全く異なった世界のことについて想像できる能力とそれが現実的にあり得ると考えられる能力だ。」
「そしてプレッシャーの中にあっても常に理性を保ち平静を装える能力、これが二つ目だよ。」
「もしファンダメンタル的に自信を持っていたとしてもテクニカル的に変化があれば、いつまでも最初の考えに固執しない。」
「そしてトレーダーが『…になってほしい』だとか『…であればいいなぁ』というのは破滅的な考えだ。」
先物と通過:リチャード・デニス
「結局は何と言っても損を最小に抑えて短期間で大儲けできる数少ないチャンスのために資金を留保するように努めるべきなんだ。」
「ある特徴によってトレンドを定義することよりも、一貫してトレンドに乗っていることを確認することの方がおそらく重要だろう。」
「小さくトレードしなさい。なぜなら、初めのうちはそれ以上悪くなり得ないほど出来が悪いからだ。自分のミスから勉強しなさい。自分の資金の日々の増減に振り回されてはいけない。一回一回のトレードの結果がもつランダムな性格ではなく、自分が正しいことをやっているかどうかに焦点を当てなさい。」(初心者のトレーダーに向けて)
「デニスのアドバイスの中で特に有益だったのは、トレードについて最も考えたくない時、つまり損をしている時こそ、最もトレードに集中しなければならないということだった。」(シュワッガーの結び)
先物と通貨:ポール・チューダー・ジョーンズ
「私はいつも新高値や新安値の手前で半分手じまい、残りはそのポイントを超えたら手じまうというようにしている。」
「私はトレードがうまくいかない時はポジションサイズを落とし続ける。」
「ナンピンをしないこと。トレードがうまくいかない時は枚数を減らすこと。」
「常に自分自身とその能力を疑ってみる。自分はうまいんだなどと思ってはいけない。そう思った瞬間、破滅が待っている。」
「カネ儲けに執着するな。自分が手にしたものを守ることに執着せよ。」
「トレードにおいて最も重要なルールは、巧みな攻撃ではなく防御だ。」
先物と通貨:ゲーリー・ビールフェルド
「一番重要なのは自己規律だ。二番目は忍耐だと思う。もしうまくポジションがとれたら、それを継続できなければならないわけだからね。三番目は相場に入っていく勇気だ。資金が充分あれば勇気も出る。四番目に潔く損を出せることだ。これも資金量と関係がある。五番目に、勝ちたいという強い願望が必要だ。」
先物と通貨:エド・スィコータ
「多くの良いシステムは、トレンドに追随することをベースにしている。生ある者は全てトレンドに従っているんだ。」
「良いトレードの要素とは、(1)に損切り、(2)に損切り、(3)に損切りだ。」
「(a)損切りは早く、(b)利喰いはじっくり、(c)ポジションは小さく、(d)躊躇なくルールに従う、(e)ルールを変えるべき時を知る。」
「トレードしていく上で、自分より優れたトレーダーを探すんだ。そして自分でも好きになれそうなやり方を何か見つけることだ。」
「勝っても負けても、皆自分の欲しいものを相場から手に入れる。負けるのが好きなように見える人もいる、だから、彼らは負けることによって手に入れるんだ。」
先物と通貨:ラリー・ハイト
「一つは、賭けなければ、勝つこともない。もう一つは、全てのチップがなくなれば、もう賭けることはできない。」
株式トレーダー:マイケル・スタインハルト
「ここぞという時にアクセルを踏める神経とスキルをもっているかどうかが、普通のトレーダーと特別なトレーダーの分かれ道である」(シュワッガーの結び)
株式トレーダー:ウイリアム・オニール
「上がらない限りそれは良い株ではない。」
「一銘柄の損は七%までに抑えるというのがわたしのルールだ。買値より七%下がったら、自動的に成行で売る。一瞬の躊躇もない。」
株式トレーダー:デビット・ライアン
「機関投資家が所有していることが望ましい。」
「唯一の最も重要なアドバイスは、自分のミスから学べだ。これがトレーダーとして成功する唯一の道だ。」
「売買日誌をつけることがライアンのアプローチには不可欠な要素である。株を買ったらその理由をチャートに書きとめておく。手じまう時や買い増しする時も、新しいチャートにコメントを付け加えておく。」(シュワッガーの結び)
株式トレーダー:マーティ・シュワルツ
「最も重要なのは、マネー・マネジメント、マネー・マネジメント、マネー・マネジメント。成功した人は誰でも同じことを言うはずだ。」
「自尊心なんてクソくらえ。金儲けの方がもっと大事だ。」
「損切りを覚えなさい。金儲けで最も重要なことは手に余るほどの損を決して出さないことだ。」
好対照のふたり:ジェームス・B・ロジャースJr.
「相場というのは私が思っているより上がるし、思っているより下がるものだ。」
「自分が何をしようとしているかわからない限り、何もすべきではないということをすぐに学んだ。」
(以下、シュワッガーの結び)
1割安を買う
2キッカケを待つ
3ヒステリーを売る
4注意深く選択する
5柔軟性を持つ
6従来の知恵に従わない
7損しているポジションは、どのような時ホールドすべきか、手じまうべきかを知る。「ファースト・ロスは、ベスト・ロス」
フロアからの視点:ブライアン・ゲルバー
「ナンピンは決してしないこと。」
「大きなサイズでトレードし過ぎること。利喰いが早過ぎること。」
フロアからの視点:トニー・サリバ
「明瞭な思考、集中力、厳しい自己規律。中でも自己規律が一番だ。理論を見つけ、それに厳格に従うことだ。ただし、その理論に誤りがあると感じたら、思い切って変えてみる柔軟性も必要だ。」
「市場を尊敬すること。何でも鵜呑みにしないこと。家へ帰ってからも勉強すること。毎日反省すること。」
【総評】
いわゆる青本。広く知られている歴史的名著。
多くの金言に彩られているが、中でもエド・スィコータの
「皆、相場から自分の欲しいものを手に入れる」
という有名なフレーズは、著者のシュワッガー自身が
最も気に入っているであろう、シリーズを通しての
時を超えた名言中の名言である。 -
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ネタバレマーケットの魔術師
・ウィリアム・オニールのCANSLIM
・C=四半期の1株当たり利益が前年同期比で少なくとも20-50%増の銘柄
・A=過去5年間の1株当たり利益の伸び率は平均で年率24%。さらに毎年の1株当たり利益がその前年を上回っていれば理想
・N=新しいもの(新製品、新サービス、業界の変化、新しい経営、新高値)を持っている銘柄。
・S=発行済み株式数が2,500万株以下の銘柄。
・L=先導株を買う。先導株の判断はレラティブストレングス(他の全銘柄と比較した過去12ヶ月間のパフォーマンスを計測するもの) レラティブストレングスが80以上(他の全銘柄を80%上回って上昇)の銘柄しか買わない。ただし、その値が株価の底値より10%以上高くなっている銘柄は買わないようにする。
・I=機関投資家の持ち株比率が極端に高すぎない銘柄。ファンドが1-20%くらい所有しているのが理想。
・M=日々の株価や出来高から相場が天井を打っていないかを知る必要がある。強気相場をリードしてきた株が急落したら、相場が天井を打ったという明らかなサイン。もう一つ重要なファクターは公定歩合。連銀が2、3回公定歩合を引き上げると相場はおかしくなる。
・個別株ではストップロスが必要。成長株ファンドは下げ相場でもじっとしているべき。急落したときは買い増しする。
・新高値で出来高が2倍になっていたら多くの人が注目しているから買い。
出来高が10%程度しか増えていなければダマシの可能性ある。
・株価が上昇しているときは出来高が増加した方が良いが、保ち合いでは出来高が減少した方が良い。保ち合い状態で出来高が上がると天井が近く多くの人がその株から逃げようとしていると見られる。
・ジム・ロジャーズの投資コンセプト
①割安を買う。割安であれば、タイミングを間違っていても大損はない。
②きっかけを待つ。底打ちした相場は長期間動かない可能性がある。何かのきっかけで相場の方向が変化するまで待つ。
③ファンダメンタル的に正しければ、
ヒステリーの逆を行く。
④トレードのためのトレードは決してしないこと。確率の高いトレードがくるまで金は寝かせておく。
⑤柔軟性を持つ。特定の市場にしかトレードしないのは自らのチャンスを制限する
⑥従来の知恵に従わない。
・損切りは素早く、利食いはゆっくり。このルールは大抵の人は守れない
・損は成功するためのコストである。
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ネタバレ【みきまるさん株式投資本オールタイムベスト第20位】
先物取引:ウィリアム・エックハート
「快適さを与えてくれるトレードは避けるべき」
「勝つためには少数派として行動しなければならない」
「利食いの機会が生じている間は黙って見ていろ、しかし、災難のときは野うさぎのように走れ」
「取引上の大罪の二つは、損失に幅を与えすぎること、それから早々に利益を確定してしまうこと」
「この業界も、痛みを知らずには生き残れない」
「ほんの少しの持ち金で、絶対に負けられないと感じながら始めるほうが余程良いと思うな。僕なら、何億という大金を持って始めた人より、数千ドルで始めた人が生き残る方に賭けるね」
「損失は人を強くし利益は人を弱くする」
「もしすべての条件が同じなら、一番やりたくないことをやれ」
「負けポジションは早く損切り、勝ちポジションは最大限に引っ張る」(シュワッガーの結び)
「『快感』を覚える行動を取ることから正しい行動を取ることに、自分自身のプログラムを見直す」(シュワッガーの結び)
先物取引:ハワード・シドラー
「自分のルールに従っている限り、長期的には勝つことができる」
先物取引:モンロー・トラウト
「多くの人が有利性もなくマーケットにかかわり始めます」
「ほとんどの少額投機家はトレードに資金を注ぎ込み過ぎるか、口座残高が少額過ぎてトレードを始められないか、結局、自分のシステムが有効かどうかの判断ができる以前にマーケットを去ることになります」
「稼ぐためにはトレードの有利性、しっかりしたマネー・マネジメントが必要なのです」
先物取引:アル・ウェイス
「マーケットは究極的に人間の心理が基となっており、マーケットをチャートに書き写すということは、単にそんな人間の心理をグラフに書き換えているというだけなのだということ」
ファンドマネジャーと投信タイマーたち:スタンレー・ドラッケンミラー
「ジョージ・ソロスの投資哲学で、私が受け入れたものがあります。それは、長期的な収益を築き上げるには、資産を保ち、ホームランを打つことだ」
「ソロスから、多くのことを学びました。しかし最も重要なことは、マーケットの見通しについて正しいか間違っているかということではなく、正しければいくら稼げ、間違っていればいくら損するのか、ということなのです。」
「私は何度かソロスに非難されましたが、それは私が本当に正しいマーケットの見通しを持っていたにもかかわらず、その機会を最大限に利用しなかったときでした」
「『ポジションのサイズは?』と彼に聞かれました。私は、『10億ドルです』と答えました。『それでポジションと呼べるのか?』とソロスは吐き捨てるように言い、私にポジションを二倍にするように勧めました」
「ソロスは、もしそのトレードに強い確信を持っているなら、すべてを賭けて勝負しなければならない、と教えてくれました。貪欲になる勇気が必要なのです」
「トレードで失敗するのも、ソロスが今まで私が見たトレーダーの中で一番上手です。彼は、トレードで買ったとか負けたとかは気にしないのです。あるトレードがうまくいかなくても、彼は他のトレードで勝つ自信を持っているのです。したがって、容易に負けポジションを閉じることができるのです」
「ドラッケンミラーによると、優秀なパフォーマンスは二つの要素から成り立っている。資産を保ち、ホームランを打つことである。それに比べて、二番目の要素はあまり評価されていない。ポートフォリオ運用の見地から、秀でるためには、好調で勝ちポジションを抱えているとき、その有利さを最大限に利用しなければならないと彼は言っているのである。そのときこそ、勝ち運を休ませることなく、突き進まなければならないのである」(シュワッガーの結び)
「勝たなくてはいけないとき、勝つことはできない」(シュワッガーの結び)
ファンド・マネジャーと投信タイマー:リチャード・ドライハウス
「したがって、保有している銘柄が今後上昇すると思っても、それまでにかなりの値を付けそうな別の銘柄があれば、躊躇することなくそれに乗り換えることになります」
「より多くの収益は、高値で買い、さらに高い値で売る、という方法で稼がれているのです」
「先入観を持っていないこと、臨機応変なこと。また、自分のやっていることに確信があり、したがってリスクを恐れないことです」
「自分なりの基本的な投資哲学を持つこと」
「興味深いのは、ドライハウスのお眼鏡にかなった成長株は、きわめてPERの高いものが多いことである。PERが平均、もしくはそれ以下の株だけに投資するという、一般に手堅いと思われている手法では、無意識のうちに、最高の銘柄を取り逃がしてしまっているのだ、と彼は主張している」(シュワッガーお結び)
「多くの投資家たちが非常にお寒い売買結果に甘んじている主因は、そろって底値に近い株やPERが低い株を買うといった、安易な手法に流れているためなのである」(シュワッガーの結び)
「常に勝つ必要はない。しかし、勝つときは徹底して勝つのである」(シュワッガーの結び)
「ポジションに大きな実がなるまで抱え続けていられる頑固なまでの忍耐強さこそが、マーケットの魔術師たちを特徴づけている共通した資質のひとつであり、習熟したいないそれ以外のトレーダーたちと一線を画す資質なのである」(シュワッガーの結び)
ファンド・マネジャーと投信タイマー:ギル・ブレイク
「潜在的な損失を受け入れる心の準備や実際の損失に直面することは、その経験とともに、リスクに対する耐用レベルを向上させる訓練の場となるのです」
「優秀なトレーダーに欠かせない要素は、誰にも依存しない、独立した考え方だと思います」
「あなた独自の方法でやりなさい。正しいことをやりなさい」
ファンド・マネジャーと投信タイマー:ビクター・スペランデオ
「投機に成功するとは、勝算があるときリスクを取るということです」
「ウォール街での私の目標はカネ持ちになることではなく、ずっとトレードを続けることです。これは大きな違いです。トレードができなくなれば、決してカネ持ちにはなれない訳ですから。そういう理由で、大きなポジションを建てるとき、特に注意しなければならないのです」
「トレーディングで成功する秘訣は、感情を管理することにあるのです。カネを儲けることと、知性とは無関係なのです」
「自分の誤りを素直に認める人が勝利への道を進むことになるのです」
「トレーディングでは、自分の失敗を隠せないのです」
「過ちを認め、損切りを素早く執行することのできる能力ですね」
「人が金融市場で失敗する唯一で最も重要な理由は、損切りを素早くしないからです」
「一度に大金を稼ぎ出すよりも、着実な利益の積み重ねの方がはるかに大切なのです」
「この仕事に携わるには、とてつもない献身と熱意が必要です。しかし、トレーディングに自分の全人生を取られてはいけないのです。休まなくてはいけません。家族との時間を作ったり、人生との釣り合いを取る必要があるのです」
「私が過去の株価データを夢中で調査していたとき、娘のジェニファーはいまだ小学校へ入学する前でした。この時期は、子供の成長段階で重要な年齢であり、親が育児を楽しむことができる素晴らしい時期です。不運なこと、私は自分の仕事に夢中になって、仕事から帰っても食事をしたらすぐに調査を続行したりしていました。娘が書斎に入ってきても、私には彼女と過ごす時間がなかったのです。今日、私が後悔している過ちの一つです」
「ポジションを増やす時はマーケットがすぐに順行することが不可欠である、と彼は強調している。逆行した場合、躊躇することなく損切り、ロス・ポジションは削らなければならないのである。状況判断を間違えた時、トレード資金を保全し、マーケットで確実に生き残るため、この方法は必要不可欠なのである」
「一般に有効と思われていながら、その実、何の役にも立たないアドバイスとして、株式市場で現物株を長期保有するという、耳慣れた戦略を彼は挙げた。また、彼はこの戦略が悲惨な結果を生むこととなった非常に長期間にわたる例をいくつか提示してくれた」
マルチ・マーケット・プレーヤー:トム・バッソ
「損は『相場学校』の授業料だと思うことにしていました。損することで何かを学び続けている限り、それは本当の損ではないのです」
「これらの感情は、優秀なトレーダーになるためには全く無意味なのです。運用資金の増減を、自分が扱えるレベルに抑えて、何が起ころうと、常に平静を保っていられるように努力する方が、はるかに有効なのです」
「それぞれのトレードは、これからする1000のトレードの最初の一つだ」
(以下、シュワッガーの結び)
「人生で成功するためには、それに適した精神的な心構えが必要」
「トレーディングは楽しくなければならない。もしトレードが否定的な感情の原因なら、たとえ利益を上げていたとしても、既にゲームに負けているのである」
「できる限りの優れたトレーダーになるために、情熱、エネルギー、集中力、こだわり、そして自己規律を組み合わせること。そして、いったんそれを成し遂げたなら、細かいことで動揺しないこと」
マルチマーケット・プレーヤー:リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ
「マーケットが与えてくれるものを、喜んで受け取らなければなりません。たとえ、それがわずかであっても、小さな利益を取ることを躊躇してはならないのです」
「マーケットを学ぶのは時間のかかることである、と理解すること」
「もしあるポジションについてだれかの意見を聞いてみたいと思う時があったら、それはそのポジションを手じまう、という明白な暗示なのです」
(以下、シュワッガーの結び)
「大きな自信はトレーダーとして大きな成果を上げるために重要な要素の一つ」
・トレーディングに対して情熱的であること
・自ら取引戦略を練り、自らの判断でトレードを行うこと
・リスクを甘受すること
・間違いをすぐに直すこと
・そして、何よりも、辛抱、辛抱、辛抱
【総評】
いわゆる白本。名著の続編。
自分のスタイルの確立、損切りの大切さ、できるだけ利益を引っ張ること、
そして自らの誤りを認めること、
通底する考え方は、青本とも桃本とも紫本とも一緒。
正直、後半は今の自分には理解できない部分が多かった。
しかし、ウィリアム・エックハート、ビクター・スペランデオらの至言に出会えただけで
本の値段以上の価値がある。
スペランデオの「ウォール街での私の目標はカネ持ちになることではなく、
ずっとトレードを続けること」という言葉。
損失管理を徹底し、退場することなく生き残りさえすれば、利益はおのずとついてくる。
資産を増やそうと思って相場に入ってくる者はいても、
資産を守ろうと思って相場に入ってくる者はいない。
だからこそ、資産を守ることにのみ注力すれば、
そのことが資産を増やす結果につながるはずだ。
自分も生き残ることに全神経を集中し、
守り抜くことで資産を少しでも増やすことができればと思う。