武田善憲のレビュー一覧

  • ロシアの論理 復活した大国は何を目指すか

    Posted by ブクログ

     現役外務省員によるロシア現代政治の分析。うーん、評価の難しい本です。冒頭に外交官にありがちな、自信満々で自己分析を示す箇所がありますが(プーチンの後継者問題を巡る議論)、こういう主張は外務省職員の評価を下げる、俗っぽい行為なのでやらない事が良いと思いますが・・・(笑)外務省には、自信家ばかりではなく、非常に優秀な人がいる事は評者も知っていますが、こういう方もいる事はいるのですよね。滅私奉公ではないですが、私の知る本当に優秀な外交官は、出来るだけ私情は抜きます。

    さて、本書の良い点と悪い点をあげます。
    【良い点】
    ・プーチン政権誕生後のロシアの状況を非常に簡単にレビュー出来る
    →これはいわず

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    2011年02月15日