酒井邦秀のレビュー一覧
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もし自由自在に外国語が出来れば、
どんなに良いことがあるだろう?
少なくない人が一度や二度、
特に語学学習を、精を出した人なら、
この願望を、口に出したことがあると思います。
日本とは、不思議な国で、
外国語を勉強している人はたくさんいますが、
外国語を使って、自分の考えを「発信」している人は、
非常に少ない国です。
いったい何のために勉強しているのでしょうか?
外国語の重要性を、日本語で執拗に語り、
自分が、何を考えているのかを、
得意の外国語で「発信」する人は、ほとんどいません。
これは、非常に奇異にうつります。
多くの人は、その「発信」する人の、
口車にのせられて、
ひたすら「 -
Posted by ブクログ
受験英語の欠陥と英語学習の改善策について書かれた本。
30年以上前の本で、ずいぶん前に一度読んだ気がする。
「水はwaterではない」「headは頭ではない」という切り口から、英和辞典の問題点を語り、受験の英語構文の歪さを解説していく。
そういえば、フィリピンで英語を学んだ時、受験英語では結構当たり前の表現(no sooner thanだったと思う)を、先生が知らなかったことを思い出した。
著者の解決策は、受験英語を止めて、英語をシャワーを浴びるように聞き、レベルに合った多読をすることである。
30年前は難しかったが、一人一台のタブレット学習をするような時代では、容易なことであろう。 -
Posted by ブクログ
1.TOEICのパート7の点数が伸び悩んでいるため、問題集を解く以外の勉強法を探している状態です。試しに読んでみようと思いました。
2.多読の原則は、辞書を引かない、わからないところは飛ばす、無理だと思ったらやめてOK、という3原則から成り立っています。日本人はなぜ英語力が上がらないのか?という問題から始まります。
結論として、英語に触れる量が少ないということです。中学~高校で触れる英語の量は文庫本約1冊程度です。そんな量では、英語力は上がりません。日本人が日本語で読書をするのと同じくらい、英語に触れる必要があるということです。そうすることで、読む力がつき、シャドーイングなどの別の訓練を行う -
Posted by ブクログ
学校英語・受験英語のおかしさを具体的に指摘した本です。
著者の主張自体はけっして珍しいものではなく、むしろ聞き飽きているといっていいくらいなのですが、英和辞典の硬直した訳語や、森一郎の『試験に出る英単語』(青春出版社)、伊藤和夫と鈴木長十の『基本英文700選』(駿台文庫)などから多くの例を引きながら、その問題点を明らかにしているところなどは、単純に勉強になりました。
ただ正直なところ、受験英語に対する批判のトーンがやや強すぎるのではないかとも感じます。確かに、英語と日本語との間に硬直した一対一対応が成り立っているかのような理解には問題があるのでしょうが、学校英語・受験英語も初歩の段階におい -
Posted by ブクログ
多読指導で有名な酒井先生の初期の本。全体的な内容が多少古くなったような感じがするが、(特に「学校英語」については、2003年に改正された学習指導要領を見ても「実践的コミュニケーション」が前面に押し出されていることや、それに見合った指導を展開している先生も少なくないので、著者の当時の見解が現代の実態と全く一致するわけではない感じがする。)それでも学校文法や受験英語の弊害や多読・多聴の方法論の話は参考になる部分が多い。
本書は、「学校英語=人工言語」となっているメカニズムを、英和辞典批判、学校文法批判等を通して分析し、多読・多聴の方法など、それに代わる新しい学習法を提示している。全体的に分かりや