石黒耀のレビュー一覧

  • 死都日本

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    全九州人必読
    かも

    姉が
    これおもしろいってすすめてきた本
    なにこのタイトル
    ディザスター好きだけど
    自分じゃまず買わんな
    姉、感謝だぜ

    姉に感謝するのも当然
    スゲー怖かった
    自然、スゲぇ…
    地震に関しては
    多くの人が備えてるのに
    噴火には全く無関心
    自分ももちろんそうだったんだが
    これ読んだら放心してしまう

    ありえない話じゃない
    現実になりうるフィクションなのが
    とてつもない不安を残す本だ

    不安でやりきれなくなるが
    読んで損はないと思う
    なので星は5に限りなく近い4つ
    不満足な点は全くないけど
    何度も読み返したいか
    生涯ともにしたいかというと
    それはないから

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    2021年02月25日
  • 死都日本

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    耳慣れない火山用語などもあって、イメージ難しい所もあったが、非常にスケールの大きいストーリーに引き込まれた。火山国に住んでることを考えさせられたし、古事記の解釈でもって、太古から火山と共にあった国であると感じたし、危機管理についても考えさせられた。

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    2020年05月04日
  • 死都日本

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    ネタバレ

    パニック小説が読みたいと思って評判が高かった本書を読みましたが、いやー、面白かった!
    主人公の黒木が火砕流から逃げまとう姿に、終始ハラハラドキドキしっぱなしでした。
    南九州で発生した有史以来最大の噴火をシミュレーションしているのですが、描写にリアリティがあって、火山の恐ろしさを改めて痛感しました。
    でも、恐ろしさだけの作品ではありません。絶望的状況を描きながら未来を示した締めくくりは出来過ぎと言わざるを得ませんが、正常性バイアスが働いた結果だと言い聞かせることもできるかな。

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    2019年02月21日
  • 震災列島

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    名古屋に住む主人公。
    周辺にやくざが進出してきて家族や地域はめちゃくちゃに。
    地震を予測して完全犯罪の復讐劇が始まる。

    震災パニックというよりも、ハードボイルド的な小説ですが、地震や津波、原発事故についてもしっかり描かれています。
    東日本大震災前にこれを書いていたのは、ある意味先見性がったと思います。

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    2016年06月22日
  • 富士覚醒

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    石黒耀の自然災害サバイバルシリーズ。
    富士山麓の御殿場で古から富士山の言い伝えを守る神社に住む親子が主人公。
    不老不死の伝説などが絡みながら進んでいく、ちょっとファンタジックな面もあります。

    本作は続編が出ているそうです。
    子供たちが大きくなり成長した姿が描かれるのかな。

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    2016年05月06日
  • 死都日本

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    霧島地方に眠る巨大火山が大噴火。
    火山の影響は九州地方にとどまらず、日本や世界に広がっていく。
    この危機をどのように乗り切っていけるのか。
    最後はあっと驚く結末につながっていく。

    自然災害の多い日本。つねに最悪を考えて準備をしておきたい。

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    2016年05月06日
  • 死都日本

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    リアルに怖い。阿蘇山の頻発地震が怖くなって読んだが、九州のみならず日本にいてもダメだと。最近NHKもよくやっているが実は火山が一番怖い。

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    2015年10月11日
  • 死都日本

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    10年以上前の本だが、まるで今の日本の地学的な状況を暗示しているような作品。日頃から、地震の恐怖については、3.11以前も以降もよく取り上げられていたが、火山については、ここまでの、スケールで描かれた作品があっただろうか。

    霧島の破局的噴火の様子はリァリティに富み、想像を絶する災害の様子が本当に恐ろしい。古事記や黙示録の会社も説得力がある。

    惜しむらくは、主人公の脱出劇が都合よく運びすぎる感じがするのと、政治家が、事前の準備を周到にしすぎている点が、ご都合主義を感じさせるが、ただ、原発に対するスタンスなんかは、ものすごい慧眼で、この作者はただもので無いと、強く感じた。

    何点か、災害小説を

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    2015年09月20日
  • 死都日本

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    震災が起こる前の作品だけど、全く色褪せていない。火山の噴火がいつ起こっても、おかしくないと思わせる作品。火山関連のことが事細かに書かれており、余りの知識量に驚くばかり。原発についても、それとなく注意を促す内容が書かれており、日本が火山、地震大国なのを国民はもう一度立ち返って考える時期かもしれない。

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    2016年02月09日
  • 震災列島

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    この本、東日本大震災が起こる前に書かれたものなのですね。
    物語の中で起きる地震は、東海大地震を想定して書かれたものなのですが
    原発事故の話しなどかなりリアルに書かれています。

    地震大国の日本。
    安全だ安全だと言われていた原発。
    少し考えてみれば、そんなはずはないと誰もがわかる事ですよね。

    国規模で色々なことを考えると頭がこんがらがってしまいますが、
    やはり自分が大切にしたい人や想いを大切に出来ない国の政策は、何だかおかしいよー。と思ってしまう。

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    2014年02月08日
  • 震災列島

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    娘の仇を打つ父、祖父の話。大地震を利用する計画でスケールがでかい。読み応えがあり、一気に読んでしまった本。

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    2013年08月14日
  • 震災列島

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    ネタバレ

    「浜岡原発がこの条文に違反していることは、今や誰の目にも明らかだが、それでも誰も逮捕されることはないであろう。日本のシステムは、こうした無数の無責任な空文で構成されている。政治家は一部の利権者のために存在しても構わない。役所の情報公開は肝心な部分を塗り潰して良い。憲法は無視するのが当たり前。お上とその癒着業者には都合良く、一般大衆には苛烈な社会。」あの日の一年前に出版されていたんだな。震災後に読むと不謹慎な内容とも考えられなくもないけど、全体的に面白い。復習の論理は陳腐だけど、それを囲むガジェットと表現・会話は素晴らしい。

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    2013年03月27日
  • 富士覚醒

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    ネタバレ

    ≪あらすじ≫
    富士山の麓で中国の『徐福』の棺を発見する
    富士山が噴火して御殿場市に火砕流が襲う
    噴火の中から主人公の男女を救出して終了
    後編へつづく、、、らしい、、、

    ≪感想≫
    全体の半分以上が富士山にまつわる歴史とそれに絡めた神話と仮説だった。
    加えて、徐福の発見はフィクションながら、徐福と富士の接点とかの妄想まで入っていたので
    富士山の爆発とそれに関する話が1/3くらいだと思う。
    過去作と比べると、本筋の内容が薄かったので残念。

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    2011年06月14日
  • 震災列島

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    浜岡原発の運転停止がニュースになっていますが、コレ東海地震に、東南海地震が連動する事を『想定』した犯罪(復讐)劇。想定が現実に発生!小説と思いつつも、メルトダウンやメタンハイドレート層の破壊など、小説の中だけとは思えない緊迫間は、今だから読むべし!

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    2011年05月08日
  • 震災列島

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    名古屋でボーリング業を経営する主人公とヤクザとの対立の話。
    東海・東南海地震を予測し儲けようとする国会議員と、国を強制的に立て直そうとする総理大臣。
    並行して地震による津波で、ヤクザに対し娘の仇を討とうと計画する主人公が描かれる。
    果たして主人公の復讐は完遂するのか?地震が発生する場所に原発を持つ日本は大丈夫なのか?・・・そして予測通りの大地震が発生する。

    この小説で『兌換』という言葉を初めて知った。
    あとがきを読むと、出版後の出来事が小説に沿っていて、本当にリアルなんだなぁと実感。
    ただ、政策倫理や宗教倫理等に対する内容が説教くさく感じた。

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    2010年02月19日
  • 死都日本

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    ネタバレ

    前半は火山学者の脱出劇が中心、後半は首相菅原の外交戦略を中心に話が進む。特に前半の火山や火砕流についての解説が詳細で学びがある。時々、神話が火山災害を表しているという説が挟まれる。割と説得力ある気がする。
    ところで、衛星に乗せた弾頭ミサイルって結局なんの役に立ったの?

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    2024年06月10日
  • 死都日本

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    研究書?のような難しい内容だったが、本当の防災って何なのかすごーく考えさせられた。今、現実となってもなんら不思議ではない「破局的噴火」。
    生きるためにはお金がいるんだけど、なんか人間の存在がちっぽけに感じてしまうくらいのことを突きつけらた感じ。でも何が出来るんだろう?

    2002年の作品。
    2011年の大震災を著者はどのように感じたのだろう。

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    2021年06月06日
  • 死都日本

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    ネタバレ

    やたらと火山の描写が詳しい
    多分作者が火山オタク

    結局主人公は首相の菅原さんだったのかな…
    なかなかおもしろかったけどリアルなシミュレーションっぽいのでドラマを求めてると物足りないかも

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    2019年12月14日
  • 死都日本

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    霧島の位置で破局的噴火が起こり九州南部は消滅、火山の冬で日本列島ほぼ全域も壊滅的被害が予想される、という大災害とそれに対応する人達が描かれる。600ページ近くあって、冒頭200ページくらいはかなり退屈に近かったけれど、古事記の描写が使われていたりしてなんとか読み切っていたら、真ん中くらいからはだんだん面白さを感じてきた。
    地勢とか国土とか、ほとんど気にしたことがなかったけれど、そういうものに関心を持った時点で読んだ価値はあった。
    191027

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    2019年10月28日
  • 震災列島

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    ネタバレ

    タイトルと出だしから想像するに震災のシミュレーション小説家と思いきや、亡き娘の復讐ために40人以上を一気に殺すために震災を利用するクライム小説である。

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    2018年06月27日