石黒耀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全九州人必読
かも
姉が
これおもしろいってすすめてきた本
なにこのタイトル
ディザスター好きだけど
自分じゃまず買わんな
姉、感謝だぜ
姉に感謝するのも当然
スゲー怖かった
自然、スゲぇ…
地震に関しては
多くの人が備えてるのに
噴火には全く無関心
自分ももちろんそうだったんだが
これ読んだら放心してしまう
ありえない話じゃない
現実になりうるフィクションなのが
とてつもない不安を残す本だ
不安でやりきれなくなるが
読んで損はないと思う
なので星は5に限りなく近い4つ
不満足な点は全くないけど
何度も読み返したいか
生涯ともにしたいかというと
それはないから -
Posted by ブクログ
10年以上前の本だが、まるで今の日本の地学的な状況を暗示しているような作品。日頃から、地震の恐怖については、3.11以前も以降もよく取り上げられていたが、火山については、ここまでの、スケールで描かれた作品があっただろうか。
霧島の破局的噴火の様子はリァリティに富み、想像を絶する災害の様子が本当に恐ろしい。古事記や黙示録の会社も説得力がある。
惜しむらくは、主人公の脱出劇が都合よく運びすぎる感じがするのと、政治家が、事前の準備を周到にしすぎている点が、ご都合主義を感じさせるが、ただ、原発に対するスタンスなんかは、ものすごい慧眼で、この作者はただもので無いと、強く感じた。
何点か、災害小説を -
Posted by ブクログ
名古屋でボーリング業を経営する主人公とヤクザとの対立の話。
東海・東南海地震を予測し儲けようとする国会議員と、国を強制的に立て直そうとする総理大臣。
並行して地震による津波で、ヤクザに対し娘の仇を討とうと計画する主人公が描かれる。
果たして主人公の復讐は完遂するのか?地震が発生する場所に原発を持つ日本は大丈夫なのか?・・・そして予測通りの大地震が発生する。
この小説で『兌換』という言葉を初めて知った。
あとがきを読むと、出版後の出来事が小説に沿っていて、本当にリアルなんだなぁと実感。
ただ、政策倫理や宗教倫理等に対する内容が説教くさく感じた。