近藤雄生のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「世界にはいろんな生き方があふれている」
私が近頃実感することだったので、本当にその通りだな…と。
世間の大多数の人、みんなの意見、「こうした方がいい」「ふつうはこうだよ」という言葉。
でも、その私たちが「当たり前」だと思っている「ふつう」って?実は一歩世界に飛び出してみると、私たちが「当たり前」と思っていた世界って、むしろ非常識だったりする。
私たちはみな、世間の常識に振り回されたり、後ろ指さされたりすることもあるけれど。でも、一度きりの人生。いろんな生き方があって当然だ。
旅をすることは、そういった私たちの「当たり前」を崩して、世界を広くしてくれる。 -
Posted by ブクログ
最近の若者たちは 海外に行くということが
あまりなくなってきているという。
インターネットで ある程度の情報がわかり
ヴァーチャルな旅行で 満足してしまうそうだ。
実際旅行をしてみると
インターネットでは 得られない さまざまなことに出会う。
旅行をしてみるならば、
これくらいのスケールで 旅行するのも楽しいだろう。
近藤雄生はいう
『世界にはいろんな生き方があふれている』
と確かにそうだ。
近藤雄生は 旅先で いろんなヒトの生き方から
何かを学び取ろうとする。
西オーストラリアの バーバンクでは
イルカのボランティアをしている
ジンバブエから来た白人から
自分の国に 安心して住むことが -
Posted by ブクログ
ネタバレ『遊牧夫婦』と同様、移動と定住を繰り返し、夫婦で5年半旅をしたことが書かれている。この本のターゲットは中学生くらいらしく、子どもにもわかり易く書かれており、これからの未来を担う次世代へのメッセージとして書かれているようだ。著者が旅先で出会いや取材から話を広げて、世界のさまざまな問題に触れている。若年層がこういった問題を考えるきっかけになるんだろうと思う。またそれとは別の文脈で、旅には色んな出会いがあり、発見があり、とてもおもしろいよ。視野を広げるために旅をするのは良いよ。というメッセージも込められているようだ。
子ども向けの本ではあるけど、大人が読んでも十分読み応えがあり、楽しめる内容になって -
Posted by ブクログ
20代の後半から30代の前半の5年以上、筆者は奥様と2人で、世界中を旅する。本書は、その旅の中で出会った印象深い人たちや出来事などを紹介した旅行記。
岩波ジュニア新書の一冊なので、想定している読者は中学生とか、せいぜい高校生なのだろう。「世界にはいろんな生き方があふれている」という副題の通り、色んな国の色んな人の色んな人生が紹介されている。それは、日本にいたのでは知り得ないものであり、また、旅をし、実際にその人に出会ったから書ける類のものである。中学生や高校生の頃にこの本を読んでいたら、相当に刺激を受けただろうし、いつか世界中を旅したいと思っただろう。
私自身は、ものすごく多いということではな