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親友・柊の13回忌が終わった夜、29歳の和泉は不思議な電話を受ける。それは、高校生の和泉自身からのものだった。いたずらかと思って眠りについた和泉だが、目覚めると前日と同じ7月7日の朝だった。高校生の自分と通話するたび、時間がリセットされる。不思議なループを繰り返しながら、和泉は過去の自分と協力して柊の死を食い止めようとするが……。過去と現在から謎を追う、青春ループミステリー。
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Posted by ブクログ
おもしろかった。自分にしては珍しく先を予想しながら読んだけど、全然かすりもしなかった。ただ、156ページで高校生の和泉がスワイプしてるのだけ気になってる。ガラケーでもスワイプできる機種ってあったのかな。
あるガラケーの電話が鳴ると過去に戻れるストーリー 親友の死をガラケーの電話先にいる未来の自分から聞かされ、何とか過去を変えようと奔走する物語 過去と未来を行ったり来たり、過去が変わったりと難しい表現ではあったが、そこは混乱せずに読みやすかった 正直ダラダラとストーリーが進む感じで山場に行くまで非常に...続きを読む長かった
やっぱり脚本家ということもあり映像化したほうが理解しやすくていいのではと思うような複雑な話。多分。 消化不良を起こしかけてる自分用の考察メモ⇩ p278のL5から14章終わりの部分は、柊を救おうとした和泉が事故に遭っていなければ実現されることになっていたオヤジの未来の描写とも取れるが、14...続きを読む章最後の”俺はとうとう柊と再開することができたんだ“はエピローグの”目を覚ました“を暗示しているようである。 つまりストーリーの主軸では、2009年7月7日に柊を助けようとする和泉が結局事故にあってしまい植物状態となってしまう(柊を助けようとした結果柊でない誰かが犠牲になるかもしれないと危惧されていたが、代わりに犠牲となったのが和泉であったのである)が、その後医師となった柊は2021年7月7日以降毎日昔の自分に連絡をとって、そして2021年の柊は何度も2021年7月7日を繰り返した末に和泉は目を覚ます。 このことから本書では語られていないまた別の世界では柊が和泉を助けることに成功したと考えられる。 また大部分で語られていた”現在の和泉“の話は”過去の和泉“が柊を救う動機に関係したストーリーを構成しており、15章の柊の話はこのストーリーと同じ世界線で語られている。
ペトリコール、そんな名前があったのは知らなかった。 いわゆるタイムリープなお話。 この手の話では仕方ないのかもだけど、エンディングに向けては、急ぎ過ぎ感が。主人公2人、別の章で書いて欲しかった。 念のため、ネタバレにしておく。
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