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Posted by ブクログ
コロナ禍の時に書かれた本だった。
文字は大きいし、文字数も少ないし、半分はおじさん同士の他愛も無い(←ココ重要らしい)対話形式の雑談だったし。サクッと一冊読める。まず最初のおじさん同士の会話に声を出して笑ってしまって、すぐ心を掴まれた。何だか面白い本だ。面白いだけではなくて読み進めると深いなぁと感じる文章がたくさんあった。「人との距離の取り方」は勉強になった。
・相手はあなたに興味がない
・あなたも相手に興味はない
・会話のベースは「知識」にある
・「ボケ」には「ボケ」を重ねる、会話の楽しさはこれに尽きる
・「正直であること」
・「機嫌よく生きる」大切さ
・いつも心に客観性と次元大介を
・知らんけど
Posted by ブクログ
・人はあなたに興味がない。大河ドラマみたいなあなたの話も聴きたくない。あなたの昼メシですら興味がない。
・ツッコミは一種のマウンティング。漫才とか舞台じゃないんだから、ボケにはボケを重ねて、一緒に世界を展開しよう。ツッコミは冷める。
・褒める行為も一種のマウンティング。審査員になるな!!
・連歌みたいにとりとめのない会話を楽しもう!!
・ボケとは仮説。ツッコミとは仮説殺し。
・「他人の発言にどう返したか」が、今のあなた。その返事が自分のプレゼンスを上げるのか、面白いと思われるのか、なにかもらえるのか。よく考えてから会話をスタートさせよう。
・「会話はギブアンドテイクでもウィンウィンでもゼロサムゲームでもない。ましてや勝ち負けなどでは絶対ない。」
・言葉は消えない。
・「人との距離のおかしさ」は「欲を出すこと」からきている。
自分がするべき仕事をしたり、自分しかできない能力を発揮すれば、他人が距離を縮めようとしてくる。
・自分が楽しくなるリアクションをしよう!!!
・「相手はあなたに興味がない」「あなたも相手に興味がない」「二人の外にあることを発見して共有しよう」
・深いところで人間が人間で繋がる理由は、何の役に立つかわからないが抱えていた知識だ。そんな遠い日の「仕入れ」が誰かの記憶と響き合うことなのだ。
・あなたの目の前の人には、その人だけの思い出がある、そしてなによりその人がこの世界で経た「時間」がある。
そのことばを聞いた時、今までの人生で出会わなかった共感を得た時、目の前にいる人間を、世界の一部、自然の一部として捉えることができた時、私達は共に自然の一部になって生きることができる。
そしてそれは「わたしたちが別々に生まれてきた」ということの意味を知る瞬間ではないのだろうか。
吐露したあなたは、あなた自身の輪郭を発見する。吐露を受け止めたわたしは、わたし自身の輪郭を発見する。
別々に生まれたという冷徹で険しい事実を確認し合うからこそ、人間は初めて「他者」と出会い、共感し、連帯できる可能性を見出すのではないか。
その時はじめて、向かい合っていた視線は同じ彼方を見ることができる。人間は会話によって風景を発見するのだ。これこそ会話がたどり着く約束の地ではないのか。
その瞬間、人間は人間に本当の敬意を抱くことができる、わたしはそう思う。
・実に人間というものは、悩んでいる自己、鬱陶しい自我、自分自身が嫌いな自分が消える瞬間が幸せなのだ。その時見ているものが、風景なのだ。
・「私は何も知らない。世界はこんなにも広くてわからないです。そして我々は最後には死んじゃいます。なので今、少し笑いましょう」
・自分と相手にある孤独。それを認めた時に会話ははじまる。違う人と、同じものを見た時、二人のあいだに、何かが生まれる。相手のことでもなく、自分のことでもない。真空のような孤独でもない。いまこそ二人は、上を向いて話そう。あさっての方角をみて笑おう。
Posted by ブクログ
「話し方」でもなくて、「聞き方」でもない、「会話術」
とはいえ、特にテクニック的なものはなかった。
それでも読んでるうちに、人と話すのは楽しいかも、って思ってしまった不思議な本。
一番印象的だったのは以下
『なぜ人は勉強する必要があるのか
それは世の中の「面白い会話」「楽しく盛り上がる話」のほとんどが「知識」をベースにしているから。
だから、知らないと何も面白くないし、楽しそうな会話にはいれない』
調べればなんでも分かる時代だけれど、それでも知識があると会話も楽しめる、のかも。
以下メモ
・会話が弾むように、相手が笑ってくれるように、できるだけ無駄な話やボケ倒しをするよう心がける
・わたしはこれといってためになることは何も言っていない。慎重に自分語りや自慢をせず、知識をひけらかすことを避け、相手のことをしつこく聞きださず、会話の流れの中で相手の行ったことに対して関係ありそうな、なさそうな話をし続けたから、笑いが絶えなかったのだ。
・言葉の重さ
「ドアの向こうに人がいる」という貼り紙にあるように、発言することは勢いよくドアを開ける行為なのだ。あなたは会話するときに想像力を働かせなくてはならない。
・会話の終わらせ方
それはlineのスタンプ。話を終わらせたい人は、会話の最後にlineのスタンプを出すような気持で「じゃあ」とか「また」とかと言えばいい。
・他人と話す前に自分と話せ
まず、自分自身が自分と楽しく会話できなければ、他者と会話することはできない。
Posted by ブクログ
本書はいわゆる会話術のような"具体的な"話はほとんど出てこない。もう少し抽象度の高いお話だ。それゆえ、即効性を求める方にとってはいささか物足りないかもしれない。しかし、具体的なものというのは応用がききづらいものだ。抽象的なものの方が"使える"場面は多いものだ。
この本は、会話をするうえで必要や二つのスタンスの話から始まる。それは
他人は自分の話に興味がない。
自分も他人の話に興味がない。
というあまりに悲しい事実である。だが、この2つのスタンスから発した会話をするうえでの心得は、理想的な会話の本質を実によく捉えていると思う。
少し紹介しよう。
外にあるものを話せ。そのために知識は重要だ。
ひたすらボケろ。つっこんだり審査員になったりしてはだめだ。スローインして、あとはパスを回せ。
会話にはロゴスやパトスだけではなく、エトスも必要だ。
客観的な第三の視点を持て。
他人と話す前に自分と話せ。
誰かと同じ風景を眺める。そして、言葉を交わす。そんな意味のない会話にこそ、人生を豊かにする成分が入っているのかもしれない。
日常的な会話というものの本質に触れてみたい方は、ぜひ本書をどうぞ。
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