【感想・ネタバレ】会って、話すこと。―――自分のことはしゃべらない。相手のことも聞き出さない。人生が変わるシンプルな会話術のレビュー

あらすじ

自分のことは話さなくていい。相手のことも聞き出さなくていい。ただ、お互いの「外」にあるものに目線を合わせ、同じ方を向くことができれば、誰とだって会話は続くし、楽しくなる。2020年から非日常になってしまった「会って、話す。」を問い直し、幸せな人間関係を築くための技術と考え方を伝えます。

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Posted by ブクログ

・人はあなたに興味がない。大河ドラマみたいなあなたの話も聴きたくない。あなたの昼メシですら興味がない。

・ツッコミは一種のマウンティング。漫才とか舞台じゃないんだから、ボケにはボケを重ねて、一緒に世界を展開しよう。ツッコミは冷める。

・褒める行為も一種のマウンティング。審査員になるな!!

・連歌みたいにとりとめのない会話を楽しもう!!

・ボケとは仮説。ツッコミとは仮説殺し。

・「他人の発言にどう返したか」が、今のあなた。その返事が自分のプレゼンスを上げるのか、面白いと思われるのか、なにかもらえるのか。よく考えてから会話をスタートさせよう。

・「会話はギブアンドテイクでもウィンウィンでもゼロサムゲームでもない。ましてや勝ち負けなどでは絶対ない。」

・言葉は消えない。

・「人との距離のおかしさ」は「欲を出すこと」からきている。
自分がするべき仕事をしたり、自分しかできない能力を発揮すれば、他人が距離を縮めようとしてくる。

・自分が楽しくなるリアクションをしよう!!!

・「相手はあなたに興味がない」「あなたも相手に興味がない」「二人の外にあることを発見して共有しよう」

・深いところで人間が人間で繋がる理由は、何の役に立つかわからないが抱えていた知識だ。そんな遠い日の「仕入れ」が誰かの記憶と響き合うことなのだ。

・あなたの目の前の人には、その人だけの思い出がある、そしてなによりその人がこの世界で経た「時間」がある。
そのことばを聞いた時、今までの人生で出会わなかった共感を得た時、目の前にいる人間を、世界の一部、自然の一部として捉えることができた時、私達は共に自然の一部になって生きることができる。
そしてそれは「わたしたちが別々に生まれてきた」ということの意味を知る瞬間ではないのだろうか。
吐露したあなたは、あなた自身の輪郭を発見する。吐露を受け止めたわたしは、わたし自身の輪郭を発見する。
別々に生まれたという冷徹で険しい事実を確認し合うからこそ、人間は初めて「他者」と出会い、共感し、連帯できる可能性を見出すのではないか。
その時はじめて、向かい合っていた視線は同じ彼方を見ることができる。人間は会話によって風景を発見するのだ。これこそ会話がたどり着く約束の地ではないのか。
その瞬間、人間は人間に本当の敬意を抱くことができる、わたしはそう思う。

・実に人間というものは、悩んでいる自己、鬱陶しい自我、自分自身が嫌いな自分が消える瞬間が幸せなのだ。その時見ているものが、風景なのだ。

・「私は何も知らない。世界はこんなにも広くてわからないです。そして我々は最後には死んじゃいます。なので今、少し笑いましょう」

・自分と相手にある孤独。それを認めた時に会話ははじまる。違う人と、同じものを見た時、二人のあいだに、何かが生まれる。相手のことでもなく、自分のことでもない。真空のような孤独でもない。いまこそ二人は、上を向いて話そう。あさっての方角をみて笑おう。

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2025年06月18日

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ネタバレ

自分のことも相手のことも話さない。知識をベースに外にあるどうでもいいことを話し結論も評価も不要。どうでもいい話ができるのは、どうでもよくない人とだけ。あなた自身が機嫌よくしていれば、あなたにとっての世界は機嫌がよい。

なんて気付きの多い書き物だろうか。

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2025年04月21日

Posted by ブクログ

「会って、話すこと。」に大切なのは、何を話したかじゃなくて「あぁ何を話したか覚えてないけどなんかすっごく楽しかったな」っていう感情の共有と記憶。

SNSでいつでも自由に話せる今の時代に、それでも「会う」ことの意味とかそういったものを考えられる本。

せっかく人に会ってもなんだか疲れちゃったりすると、次に会うのが億劫になったりするでしょ。それってすごくさみしくて。

たまに読み返しては「またあいたいな」って思ってもらえる人になれるようなヒントをもらったりしています。

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2024年10月16日

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会話はキャッチボールではなくてUNOである。という記事を読んだことがあるが、それに近い内容かもしれない。あなたのことは聞いてません。興味もありません。なんでもいい、周りにあることをただつぶやく。それに新しい知識を載せていくことで何かが生まれる。そのためには教養が何より大事。

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2024年01月07日

Posted by ブクログ

著者のエトスを感じる。
ビジネス書なのに心が温まってうるうるしてしまいました。
読んだ翌日から人と話す時、いかにボケるかを考えるようになって、なんだかそれが楽しい。

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2023年11月02日

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小難しい専門書とかでは全くない。
電車で読みながら声出して笑ったもんね。読むときは危険なので場所を考えたほうが良い。
なんとなくタイトルで選んだ本だったけど、いい出会いだった。

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2023年07月27日

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「自分と相手の間にある孤独。それを認めたときに会話ははじまる。」
自分と相手とは決して分かり会えないという絶望を感じてからがやっと会話のスタートライン。
絶望は終わりじゃないんだなぁ。

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2023年05月28日

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おもしろい!
たくさんある
聴くこと、会話術、話し方の本とは
視点が違うなと思った。
編集者と著者の会話が
まったく噛み合ってなくてとても面白い。
まぁ実際の会話なんてそんなものなのかも
しれないなと。
20年くらい前カウンセリングで傾聴を
学んだ時自分の話の聞けなさに驚いた。
気がついたのは会話を録音したとき。
後から聞いて、あちゃーこんな答え方してる
この相槌はないよな、と一人ツッコミ。

この本はノウハウでも
こうした方がいいとか
載ってるわけではないけど
たしかにねぇと
思わず笑ってしまうことばかり。

二人で同じものみて感じたまま話す、
わたしはあたなのことは知らない
あなたもわたしのことは知らない
でも共通のものってあるよね、

楽しかったら一緒に笑えばいい
悲しかったら泣いてもいいし
お互い違う感情であればそれもよし
わかり合おう、なんて気負わなくてもいいのかも

肩の力がぬける一冊だな。

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2023年03月18日

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本書はいわゆる会話術のような"具体的な"話はほとんど出てこない。もう少し抽象度の高いお話だ。それゆえ、即効性を求める方にとってはいささか物足りないかもしれない。しかし、具体的なものというのは応用がききづらいものだ。抽象的なものの方が"使える"場面は多いものだ。

この本は、会話をするうえで必要や二つのスタンスの話から始まる。それは

他人は自分の話に興味がない。
自分も他人の話に興味がない。

というあまりに悲しい事実である。だが、この2つのスタンスから発した会話をするうえでの心得は、理想的な会話の本質を実によく捉えていると思う。

少し紹介しよう。

外にあるものを話せ。そのために知識は重要だ。
ひたすらボケろ。つっこんだり審査員になったりしてはだめだ。スローインして、あとはパスを回せ。
会話にはロゴスやパトスだけではなく、エトスも必要だ。
客観的な第三の視点を持て。
他人と話す前に自分と話せ。

誰かと同じ風景を眺める。そして、言葉を交わす。そんな意味のない会話にこそ、人生を豊かにする成分が入っているのかもしれない。

日常的な会話というものの本質に触れてみたい方は、ぜひ本書をどうぞ。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★感想
悩まない、
会って話す。
大切な人とは。

小学校勤務時、相手の目を見る、頷くなど子どもたちに伝えていたが
そんな、テクニックはあまりいらないんだと思う。

私(大人)が、子どもたち一人ひとりを目をあたたかく見る。
安心する環境(人、物、事)を調整、支援、受容、応援する。
ピンチや残念と感じることあったからこそ、~的思考、行動を私から。

必然と「あぁ、一緒にいるっていいなぁ」
「○○さんとは合うなぁ」「○○さんはそうなんだ」
の気持ちの共有、解釈になってく気がする。

★再読 響いた言葉memo、引用追記 20251019
対話は技術じゃない、また読む。

序章
・興味もないのに相手の話を聞くふり、相槌?
→そんな会話が人間同士が正直に向かい合う態度といえるだろうか。
 心の内面を相手にぶちまける、そんな姿勢が向かい合う二人を幸せにするだろうか。
 そんなテクニックが誠実と言えるだろうか?
・対話では、話し手のどちらも、自分がすでに知っているアイデアや情報を共有しようとはしない。むしろ、二人の人間が何かを協力して作ると言ったほうがいいだろう。つまり、新たなものを一緒に創造するということだ」ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ(デヴィット・ボーム 金井真弓 訳)
・なにを話すか
田中s 傾聴すれば信頼関係を築ける」とか、まず自分から労力を払えば相手も同じだけ自分に興味を持ってくれるという前提が、間違っていると思うんです。
今野s ギブ&テイクの考え方を否定するんですか。
田中s 会話はギブ&テイクでもwinwinでもゼロサムゲームでも勝ち負けなどでは絶対ない。まずそれを認めることから会話が始まる。
「対話の目的は、物事の分析でなはく、議論に勝つことでも意見を交換することでもない。いわば、あなたの意見を目の前に揚げて、それを見ることなのである」デヴィットの言葉
言葉つながりのダジャレでもいい、窓の外の雲の話でもいい。脈絡がないわけでないが、さりとて議論するでもない。話はちょっとズレますが、で話をあさってに持って行く、話を逸らす力が会話の力。=あさって話法!前ではない、上を向いて話す。そうすることで、対人関係の息苦しさや、話の続かない気まずさから少し楽になれるはず。
・「知らんけど」の万能な言葉
生半可な知識を振り回さず、あまり知らない自分を、正直に相手に差し出す

・ドアの向こうに人がいる。という張り紙を見たことがある?
発言することは、勢いよくドアを開ける行為なのだ。会話するとき、想像力を働かせる。

・会話はテクニックではない。
あなたのそばにもいるだろう。話し下手だけど信頼できる人、ぶっきらぼうだけど愛せる人、なにを言ってもすべるけど可愛く思える人。
本書にもテクニック論は何も載っていない。しかし信頼され愛され可愛がれる本でありたいと願う。
人間は毎日、だれかと話を生活している。会話を成立させるためには、適切な距離が必要。
また、わざわざコミュニケーションを取るのだから、会話を交わしたあとは、会話する前より幸せになっていないと意味がない。それは損得や利益の問題ではない。
★人間の存在そのものが否定されるかどうかが問われているのだ。

★皆が不機嫌な状況に陥ったら、せめて自分一人でもさっと立ち去る。
(理不尽な命令、不本意な仕事、間委員電車など不機嫌の会話、伝染からさっさと隔離する、笑い話にしてしまう、話題を変える、物理的にその場を立ち去る、手段はいくつかある)
不機嫌で人を動かすのは、赤ん坊。ご機嫌で人を動かすのが、おとなである。
★おとなが口を開くのは、
自分の機嫌をよくするためで、それは他人の機嫌もよくする。それこそが社会貢献なのだ。

・永六輔氏の言葉あなたが好きです、というのは最悪な言葉。
おなべをいっしょに食べて同じものをおいしいと思う、夕やけを見て、両方が美しいなと思う、というような同じ感動を〃時点で受け止める、いっしょの環境にいる時に〃感動をする場面にできるだけいっしょにいる。スポーツの応援でもいい。そうすると、使いあっている同じことばにドキンとすることがあって、それが愛なんです。
・リアルで向かい合う(オンラインでなく身体がある)人間が
時間と空間を共有し、目線、表情、反応、間合い、タイミング、チャチャ入れ、ヤジ、無駄話、そういうものがタイムラグなしの常用として存在し、わたしたちはリアルタイムでそれに反応する。
電子書籍と手触りを感じながら自分でめくる神の本の違いと似ているかもしれない。
人は、人と会いたい。人間は、対面したときに生じる「自分と相手の間に生まれる何か」を感じたいのである。
・「書く」より先に「話す」があった
口は開く以上は、何を言うか、どう返すかで人生は決まるとも述べた。だが、もっと重要なこと、
それは「なにを言わないか」である。
考えるは脳の仕事(計算したり悩んだり)だ。
対して「想う」は心の仕事(胸に描いたり、願いを込める)予算を想うとは言わない。
好きな人のことは、考えずに、想うものだ。

★書くより先に、話すがある。話すより先に、考えるがある。考えるより先に、想うがある。
言葉の前に、身体がある。
黙って想い、考えたすえ、どうしてもこぼれ落ち、相手に伝わることばが「話す」である。
そのことばがあなたの人間性であり、そのもっと後には「書く」がある。

☆☆わたしたちはわかりあうことはできない。
だが、感じ合うことはできる。
安っぽい共感ではない、憐憫(れんびん→可哀そうに憐れむこと)でもない、説教でもない、突き詰めたら、わからない。他人のことはわからない。だが、しかし、そこにいっしょにいるということ、
時間と空間を共有することには意味がある。

あなたの目の前の人には、その人だけの思い出がある、
そしてなによりその人がこの世界の中で経た「時間」がある。
「わたしたちが別々に生まれてきた」ということの意味を知る週間ではないだろうか。
別々に生まれたという冷徹で険しい真実を確認し合うからこそ、
人間は初めて「他者」と出会い、共感し、連帯できる可能性を見出すのではないか。
その時はじめて、向かい合っていた視線は同じ彼方を見ることができる。
人間は会話によって風景を発見するのだ。
これこそが会話がたどりつく約束の地なのではないか。
その瞬間、人間は人間に本当の敬意を抱くことができる、わたしはそう思う。
★他人と話す前に、「自分と話せ」
自分自身が自分と楽しく会話できなければ、他者と会話することはできない。
人間は悩んでいる自己、鬱陶しい自我、自分自身が嫌いな自分が消える瞬間(美しい景色を見る、旅等)が
幸せなのだ。そのとき見ているものが風景なのだ。
人は、自分と会話する。過去と会話する、死者と会話する、書物と会話する。
人と人が、会って話すことの究極は、一緒に旅をすること。二人は常に新しいものを見る。
身の上話や悩み相談などをしている暇はない。そこには「外部」しかない。他者と会って会話する時間は、じつに「人生を共に旅する」ことではないか。

★いまいちど、自分がどのように
人と向かい合っているのか?
そして向かい合わないのかを検証して書いてみよう。
話すことは相手を問い詰めることでも、自分を押し付けることでもない。
それは「わたし」と「あなた」が別々に生まれてきて、別の個体として、
なぜかいま、同じ時間と空間にいる意味を問い直す行為ではないだろうか。
会話とは、会って話すことだ。漢字でそう書いてある。~省略~話す「わたし」と「あなた」の間に、意味がないことでもいい、意味があることでもいい、「なにか」が「発見」され、「なにか」が「発生」する。その「なにか」こそ、人間の向こうにある「風景」であり、それを共に見たことが人生の記憶になる。だから人は会って話すのではないだろうか。
あなたはきっと、だれかと「会って、話す」とこで幸せになれる。
知らんけど。

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2025年10月11日

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読み始めた最初、「ふざけたおっさんだな」と素直に思いました。
読み進めていくうちに、このスタンスが筆者にとっての世界の見方、哲学なんだなと納得しました。

人と軽やかに会話することが難しい人、ちょっとだけ肩の力が抜けていいかもしれません。

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2025年05月10日

Posted by ブクログ

ずっと前から気になっていた本、ようやく読みました。機嫌の良い人でいる、大切なことだけどなかなかできていないので、少し意識してみようかなと思います。その時点で機嫌がいいのか?と思わなくもないけれど。
あと、私は距離感のおかしい人だと自覚しています、それで嫌われることもあるなと思う一方で、その距離感がありがたいと言ってもらうこともある。まぁ、この距離感が求められることもあるようなので、そこは変えずに今まで通りやっていこうと思います。

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2025年04月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

会話は無理に気負うと億劫になる。
いちいち面白く深い話をしようとしなくていい。
相手は私ほど私に興味はないし、私も相手ほど相手に興味はない。
無理して質問や自分の話をしても疲れるだけ。
二人のことでは無い、外の話をする。
相手がボケけたとして、それにツッコミで返してしまうとマウントになる。
ボケにはさらにボケで返す。

毎回気まずい沈黙が怖くて会話の機会を敬遠していた自分の心を軽くしてくれた。
少しづつ実践していきたい。

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2024年12月26日

Posted by ブクログ

たしか書評で気になり購入。会話のなかで余計な一言を発する悪癖を持っているため、個人的には会話で失敗しないtipsが多く含められていた気がする。まずは評価するようなコメントをなるべく避けてみる。

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2024年11月22日

Posted by ブクログ

すらすら読め、くすっと笑える書き方が印象的で、著者の人柄が垣間見えた気がした。
なるほど、ツッコミはマウンティング、ボケにはボケで返す。会話でなんて返すかによってその人の周りからの評価やその後の人生が変わる、たしかに。モテるかも、出世するかも、そのほかも。
この本に出会えてよかったと思える一冊だった

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2024年10月07日

Posted by ブクログ

うまく話そうとか、聴く力をつけるとかそういうことは要らないのかもしれない。
相手との距離感を間違えずに、自分との対話を繰り返してやるべきことをやる。
そんな中で出会えた人と、同じ景色を一緒にみて分かち合えればそれが幸せであり、そこで生まれる言葉が会話になる。

上手いも下手もいらないし
あなたもわたしも互いのことに興味があるようでなかったりもする。

すごくシンプルで肩の力が抜けて楽な気持ちになれた本。

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2024年08月02日

Posted by ブクログ

•関係あるようなないようなことを話して話を広げる。ただそれを繋げることが対話であり、話すことの目的でいい。
•しょうもない的確ツッコミはクソリプ。
•何の話をしているのかさえ分からなくなることが幸福な状態。
•"知らんけど"を多用する。
•こどものいたずらは"ボケ"、それに親の"ツッコミ"は必要なのか?
•会話ではロゴス、パトス、エトスが大事。ひとはあなたのエトスを聞きたい。
•リアクションのあいうえお。ありがとう、いいですね、うれしいです、えぐいですね、おいしいです。
•会話のベースは知識。遠い日のあの頃に仕入れた知識が今日この会話に活きることがある。全て繋がっている。

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2024年03月07日

Posted by ブクログ

読みやすい。
内容は対話式なので、流し読みもできる。

要所要所に「まじめか」と言われるような関西方面の事が入ってくる。

コロナ禍で落ちていた対面によるコミニュケーションのリハビリには良い本。

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2023年12月08日

Posted by ブクログ

文字が大きくて読みやすい。笑える。空白も多いので、すぐに読み終わる。ビジネス書と思って読んだ人は肩透かし。大人の為の絵のない絵本、かな。
コロナ真っ最中の話。当時の閉塞感が自分の中で、すでに過去になりつつあることに気づいた。
ビジネス書ではないけれど、大人として大事なことはいくつか(良い意味でツメツメじゃない)書いてあった。
世の中の評価は分かれそうだけれど、私としては、結構おすすめ。

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2023年09月19日

Posted by ブクログ

困ったときはコケてみろ。
ボケることは愛されること。

30年来の付き合いである彼にいまだに言われる一言が「まじめか」である。私もまだまだボケが足りない。

行為より、言葉のほうが重い。やっちゃいけないことをした人は許される。しかし言っちゃいけないことを言ったら許されない場合があるのだ。

まずは謝意を述べる。

人はどんな人に行為を持つのか。ズカズカと距離を詰めてきた人ではない。自分がするべき仕事をしたり、自分にしかできない能力を発揮すれば、他人が距離を縮めてくる。人との距離は、じつは自分一人で自分を磨いてつくるものなのだ。

好きな人に「あ、この子好きだな」とか「いい人だな」と思われるには、「一緒に美味しいものを食べて美味しいと思う」「夕焼けを見て、両方が美しいなと思う」というような同じ感動を同じ時点で受け止めるのが一番効果があります。「あなたが好きです」というのは最悪な言葉です。たから、いっしょの環境にいるときに同じ感動をする場面にできるだけ一緒にいる。

ある人間に感じる人間らしさや、愛情の本質は、実は沈黙にあるのだ。

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2023年05月14日

Posted by ブクログ

ビジネス書でありながら、堅苦しさを完全に取っ払った本で、読みやすかったです。
何より、著者が終始ボケ倒していて、読んでて笑ってしまいました。

肝心の内容については、会話って確かにこんなもんでいいんだよなと、気持ちを楽にしてくれます。

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2023年09月01日

Posted by ブクログ

本でも、会話でも、人と交流するためにとる手段は、川のように「成り行きまかせ」が大事で、それがおもしろさにつながるのかなと思った。
いわゆる(あんまりこういう言葉は使いたくないけれど)クソリプといったツッコミや、あたかも審査員のように偉そうな発言してしまうことは川の流れをせき止める石だとイメージした。逆に、自分の持っている事前知識や、リアクションは潤滑油のような気がする。川に潤滑油なんて使ったらこのご時世だから批判の嵐になりそうだけど…
そして1番こころに響いたのは、「審査員になってはいけない。依頼されてもないのに他人を裁いてはいけない。あなたが他人に対してすべきは、さらにおもしろくするように話をつなぐか、できそうにないなら「ただ笑う」、それだけでよいのだ。」だ。この本を読んで、これまでの失敗経験の何がダメだったのかがなんとなくわかり、私のモヤモヤが一掃されすぎて逆にこの本から何を学び得たのかすら消え去った。知らんけど笑

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2023年03月11日

購入済み

単純に読んでいて面白かった。

普通に読んでいて面白かったです。面白い中に本質的な部分もあって、なるほどなあと思える部分もありました。

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2022年02月12日

Posted by ブクログ

会話において、お互いに相手なんか興味がないというのはその通りなのだが、それでも世の中には本当に相手に興味があるように会話する人が好まれると思う。

「ツッコミはマウンティング」の件は、確かにと思った。自分の周りではマジレスと呼ばれることが多い。ただ、ボケ続ける会話についてこれない人もいるので、相手を選ぶ必要はあるかな。

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2025年09月09日

Posted by ブクログ

元コピーライターで作家の著者が編集者と対談しながら、どうすれば話すことの苦痛を和らげることが出来るのかを書いた本。

この手のハウツー本にしてはまだ良い方かなと思った。本書の中に「審査員になるな」と書かれていたが、これは日常会話ではなくて本の評価と感想を書く場なので知ったこっちゃない。

相手も自分も、相手の話に興味がない。そのことを素直に受け止め、お互いが現時点で共有している「外の世界について」話し合うと良い。この視点はとても腑に落ちた。相手と今を共有すること、そこへさらに自分の知識を付け加えること、それだけでも会話はできる。確かにちょっと気が楽になった。

とはいえ、「機嫌よく生きる大切さ」あたりは糸井重里的なフンワリコトナカレ個人主義みたいな感じで電通っぽいなという感じはした。少なくとも、この手の人と真面目な議論は難しそうだなという印象をもった。

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2025年08月04日

Posted by ブクログ

小手先のテクニックで会話するのは違うでしょ、正直であることが大事、という意見にはすごく共感できた。
一方で、相手のことを聞き出さない(相手のことを全く聞かない)のはそれはそれで違うんじゃないかなーって思った。付き合いが浅い段階では相手のことを知るのって大事だし、興味を持つようにしたいと思っている。自分だって自分のことや好きなことについて質問してくれたら嬉しいし、話すの楽しいしね。
あとずっとボケ倒せばいいみたいなのもしっくり来なかった。ボケに乗っかるのもいいけど、やり過ぎるとウザくない?これも程度は見極めたほうがいいと思った。

ということで結局はバランスの世界になっちゃうんだけど、起こったことや何かに対しての感想を交わすだけでもいいよね的なマインドを持っておくと少し気楽になれるかなとは思った。

(追記)
ちょっと記憶に残るコラムがあったのでメモ。
好きですという言葉を使うのではなく、同じ体験を通して同じ感動を同じ時点で受け止めることが大事。好きという言葉を使うと好きという見返りを求めてしまうことになるから。

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2025年07月27日

Posted by ブクログ


1ページの字数が少ないのでサラッと読めました。
田中さんと編集者の今野さんとのやり取りが面白かった。
本書は会話によるコミュニケーションスキルを上げる為に書かれたものでも、顧客の心をつかむトーク術について書かれた本でもなく、まさしく「会って、話すこと」について書かれた本でした。
自分のことは話さずに、相手のことも聞かない。
会いたい人に会えなかったコロナ禍を経て、実際に会って話すこと、誠実に目の前の相手に向き合うことについて面白く読めました。
田中さんの文章は時々くどいですが面白いと言えば面白かったです。

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2024年08月14日

Posted by ブクログ

田中さんの他の著書、書くことに通じる物があり、著者の芯はいつも変わらない、そこが読んでて信用できるところだなって思う。

発言することは、勢いよくドアを開ける行為なのだ。

分かっている、だけど忘れて、思うままに発言してしまう。ハッとした文章でした。

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2024年02月20日

Posted by ブクログ

コロナ禍での会話について書かれているので、今では少し雰囲気が違うかな。
そのせいか著者のノリについていけず、読みにくい本となってしまった。

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2024年01月13日

Posted by ブクログ

奇妙な本だった。人生が変わるシンプルな会話術、とあるが、会話術かと言われると疑問。
まさしく、会って、話すということについての一つの心構えというか、心持ちというか…
この本で何か技術が身につくかというとノーだと思うけど、会話について悩んでいるなら少し気持ちが楽になるような気はする。

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2023年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ボケ(仮説)にボケを重ねるというのは試してみたいと思った。
ただ、人は相手に興味がないというのにはあまり共感できなかった。

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2023年08月10日

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