星砕きの娘

星砕きの娘

950円 (税込)

4pt

4.1

鬼が跋扈する地、敷島国。鬼の砦に囚われていた少年鉉太は、ある日川で蓮の蕾と刀を拾う。砦に戻ると、驚いたことに蕾は赤子に変化していた。蓮華と名づけられた赤子は、一夜にして美しい娘に成長する。彼女がふるう刀〈星砕〉は、人には殺すことのできない鬼を滅することができた。だが、蓮華には秘密があった。〈明〉の星が昇ると赤子に戻ってしまうのだ。鉉太が囚われて七年、都から砦に討伐軍が派遣されるが……。鬼と人との相克、憎しみの虜になった人々の苦悩と救済を描いたファンタジイ大作。第四回創元ファンタジイ新人賞受賞作。/解説=乾石智子

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

星砕きの娘 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最近読んだファンタジーの中で最も好きだと言える一作。

    明教という作中オリジナルの宗教(仏教ベース)に見られるようなオリジナルかつイメージしやすい世界観の設定や、序盤に山場を持ってきながら後半にかけて主人公の少女・蓮華の成長物語に収斂させていく構成の妙に作者の誠実さが伝わってくる。

    とても一冊の本

    0
    2022年09月20日

    Posted by ブクログ

    第4回創元ファンタジイ新人賞受賞作(2018年)。松葉屋なつみは新人離れをした力量を持った作者だ。巻を置くを能わずという感じで読んでしまった。どうも日本の室町時代っぽい時代の辺境でのファンタジイ。
    母とともに鬼に捕らわれて、鬼の砦で働かされている鉉太は、あるとき川底で一振りの刀と流れてくる蓮の花を拾

    0
    2021年08月09日

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    「星巡りの瞳」から読んでしまったが、大丈夫だった。
    1冊の密度がすごい。
    この人の物語をもっと読みたいと思えるような作者に久しぶりに出会えて歓喜している。

    0
    2024年03月29日

    Posted by ブクログ

    初めて読むタイプの本です
    血生臭い内容なのに、そこには癒しもある
    あとがきを読んだらなるほどと思いました
    この本は面白い

    0
    2023年02月18日

    Posted by ブクログ

    「豪族の跡取りである弦太は、幼い頃に鬼に浚われて以来、鬼の砦に囚われの身となっていた。そんなある日、弦太は川で蓮の蕾を拾う。驚いたことに砦に戻ると蕾は赤ん坊に変化していた。赤ん坊は蓮華と名づけられ、美しさと強さを兼ね備えた娘に成長する。弦太が囚われて七年後、ようやく都から討伐軍が派遣され、弦太は蓮華

    0
    2021年07月31日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     和風のファンタジーもしっかりした作品が増えたなぁと思う一冊でした。

     人間とはどこまでも残酷になれる存在であり、それでいて優しい。
     最後にこういう意味かと分かると最初から読み返したくなる作品です。

    0
    2021年08月30日

星砕きの娘 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

創元推理文庫 の最新刊

無料で読める SF・ファンタジー

SF・ファンタジー ランキング

松葉屋なつみ のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す