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Posted by ブクログ 2022年09月11日
アメリカから愛犬クレイマーと帰国後、熊本と東京を毎週往復する生活になってからのエッセイ集。前作『たそがれていく子さん』の出版記念イベントで初めてナマで伊藤比呂美さんを体験した頃からすると、また一段と「ショロー」の考察が切実でホンロー(老婆化)が他人事でなくひたひたと我が身にも迫っていることを感じる。...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月26日
伊藤さんの書いたものはいつもぐっと心に刺さる。
「殺したての生き物のようなこんにゃく」のうまさ。
(セクシャルハラスメントについて)年配の女はみんなアップデートできているのに「おっさんたち、まだそこにいるのか」という不思議。(ほんとに。地位や収入に関係なく、まだそこにいるおっさんのなんと多いこと。)...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月26日
“咳はしなくても一人。息するだけでも一人。ごはんたべても一人。寝るときも一人。
こうやって寂しいと思いながら年取っていくこと、しかたないと思っている。一人で寂しいなあと思いながら死んでいくことも。父もそうだった。寂しければ寂しいほど、贖罪してるような気持ちになる。”(p.28)
“あたしは、今後...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月12日
お待ちかね伊藤比呂美エッセイ。他にないそのテイストをうまく言い表せずにいたが、少し前に新聞の読書欄で、金原ひとみさんが本書の評を書いていて、そう!そうなのよ!と膝をバシバシ打った。
「生活も趣味も感情も驚くほどわちゃわちゃと忙しいのだが暑苦しさは皆無、むしろドライで、どこまでも飄々としている」
本...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月30日
もう面白すぎて他の読書計画ほっぽらかって読み耽る。途中からもったいなくてゆっくりゆっくり読む。
待つ身になり、ようやく理解する父親の言葉。
今度来る時は早いうちにおれに来ると言わないでおくれ。待ってるのがばかに長くてしょうがない。
そんなことちゃんと言語化するおじいちゃんがいるのだ。詩人の父はやは...続きを読む
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