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深海には、われわれの想像を超える生物が蠢いている。まったく光が届かない世界で、捕食者から逃れ、パートナーを見つけるために特化した視覚・聴覚・嗅覚、不思議な器官。海の男たちから「シーサーペント」とおそれられた巨大ウミヘビや日本の漁船が引きあげたニューネッシーの正体とは。文字通りメスと一体化してしまうビワアンコウのオス、スケスケ頭のデメニギス、生きた化石シーラカンス、ダイオウグソクムシの無個性という進化など、深海のモンスターたちの異様な姿と習性を、迫力の描きおろしイラストで紹介する。
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年03月17日
子供の頃、集めていた遊戯王カードに『海竜ーダイダロス』というのがあった。海竜の名の通り海中に棲むドラゴンのようなモンスターで、こいつを生贄にすると『海竜神ーネオダイダロス』という進化体が出せる。
当時は何も考えていなかったが、長じて後、そういえばあれは何故"ダイダロス"なん...続きを読む
黒い紙に白い描線で描かれた怪奇な生物のイラストに惹かれて本書を購入した。話の内容はトリビアの寄せ集め的な感じで今ひとつ統一感がない。終章で社会情勢に対する主張が述べられるが進化生物学の立場から見るとそのように思えるのだな と感じた。
Posted by ブクログ 2021年08月06日
子どものころ,図鑑でリュウグウノツカイのイラストを見て,あまりにも魚らしくないその姿に衝撃を受けて以来,深海魚に興味を持つようになりました。
リュウグウノツカイ目的で手に取った本書ですが,深海魚の有名どころについては,一通り紹介されています。
やはりリュウグウノツカイについての章が一番知的好奇心を...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月26日
タイトルがキャッチーに流れすぎていて若干偽りがあるのだが、本書の正しい内容は副題にある「図説・深海の怪物たち」である。そう心得て読み始めても、初っ端から「この本のテーマはオオウミヘビである」と言われてまたタイトルを二度見することになった。順番に読むと、その意味するところやなぜこのタイトルなのかは徐々...続きを読む
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