探究する精神 職業としての基礎科学

探究する精神 職業としての基礎科学

1,003円 (税込)

5pt

自然界の真理の発見を目的とする基礎科学は、応用科学と比べて「役に立たない研究」と言われる。しかし歴史上、人類に大きな恩恵をもたらした発見の多くが、一見すると役に立たない研究から生まれている。そしてそのような真に価値ある研究の原動力となるのが、自分が面白いと思うことを真剣に考え抜く「探究心」だ――世界で活躍する物理学者が、少年時代の本との出会いから武者修行の日々、若手研究者の育成にも尽力する現在までの半生を振り返る。これから学問を志す人、生涯学び続けたいすべての人に贈る一冊。

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探究する精神 職業としての基礎科学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    科学者として生きてきた筆者の体験から導き出された科学との向き合い方、またそこに至るまでに参考にしてきた書籍や人物の言葉が綴られている。
    科学の歴史を知れるだけでなく、学ぶ意義やその方針を考える参考になった。

    0
    2025年02月20日

    Posted by ブクログ

    感銘深い内容であり、著者が類稀なる才能の持ち主であることが伝わってくる。理論物理学者でありながら、知的関心の分野の幅広さと、その深さに驚きを持ちながら読み進めた。才能ゆえに、学問を探究する上で恵まれたコースを歩み、日本に閉じこもることなく、文字通り世界を股にかけた活躍は爽快でもある。素粒子論の究極の

    0
    2024年07月04日

    Posted by ブクログ

    地図を持たない旅人である研究者にとって、探究心こそ現時点で持ち合わせる最上のコンパス。


    にしてもものすんごい経歴。ジリ貧の研究者が読んだらたぶん病む(でも嫌味な感じは全く無く、ただただ尊敬。日本人でこれだけ活躍されている研究者がいると思うとやっぱり誇らしい)。

    0
    2024年05月31日

    Posted by ブクログ

    学問のプロである学者の人の半生が書かれた本。多くの気づきと納得があった。
    僕は自己啓発本として読んだ。学ぶとはどういう事なのかについて、理解を深められたと思う。自分は今何をすべきなのか、考える材料になった。

    0
    2023年06月28日

    Posted by ブクログ

    ブルーバックス「南部陽一郎物語」を読んで、積読本だった本書を手に取りました。がんの転移の可能性を指摘されたタイミングで、ずっと避けていま研究人生の回顧録を執筆したとのこと。結局、転移もなく、この本が生まれたのは若い世代にとっては幸運でした。物理を学ぶ学生だけではなく、まだ進むべき道を見つけていない若

    0
    2022年04月11日

    Posted by ブクログ

    超弦理論の話は研究者時代の話であるが、小学生時代から大学生、大学院生、大学での職について書かれている。したがって科学に興味があってもなくても自分の生活と科学の関係を考えることに役立つ。
     それよりも、本文で紹介される本が特殊な本ではなく、誰でもが一度は聞いたことがある有名な本で、しかもそれが文庫とし

    0
    2021年11月18日

    Posted by ブクログ

    こういう自身の修養ヒストリーのエッセイを書くのは、湯川秀樹『旅人』以来、物理学者のたしなみになっているのかな。
    興味の赴くまま一生懸命やっているうちに、現在に至っております、という率直な述懐。

    0
    2021年10月16日

    Posted by ブクログ

    著者自身の研究者としての自伝をベースに、どうやって人生において真理を探求していったかが描かれている。世界的な研究者が研究者同士の交流を通じてどのように研究を行っていたか伺い知れる一冊。また著者のアメリカの大学での経験をもとにして、世界トップレベルの研究所ではどのように大学運営や研究のマネジメントが進

    0
    2021年09月20日

    Posted by ブクログ

    小学生時代の書店での放牧経験が大栗先生の基礎となった。僕自身、高校1年の時に近所にジュンク堂ができ、毎日のように通った。そこで、昔から好きだった小説の世界を広げることができたし、建築の世界に触れるきっかけになった。当時は、背伸びをして大人の世界を覗いている感覚が嬉しくて本を読んでいたと思う。ただ、動

    0
    2021年08月15日

    Posted by ブクログ

    大栗先生の半生をとおして、探究する精神とはなにかを伝えてくれる。基礎科学は夢やロマン、好奇心が駆動力だが、応用科学にとっても並列して重要であることがわかる。

    本書で紹介された様々な文献も読んでみたい。
    歴史をひもときながら、日本という国を、世界の視点で考えている。
    欧米の大学、研究事情も伺えて、一

    0
    2021年05月24日

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