廃炉―「敗北の現場」で働く誇り―

廃炉―「敗北の現場」で働く誇り―

1,760円 (税込)

8pt

4.3

東日本大震災から10年。福島第一原発では40年かかる廃炉作業が今日も続く。最先端技術と使命感を胸に、数多の困難を乗り越える技術者。それを裏で支える救急医や食堂スタッフ。福島を離れまいと異動を拒むキャリア官僚。「加害者」になることを厭わず、東電を選んだ新入社員――。逆境の中、しんがりを務める彼らの想いを紡ぐ。

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廃炉―「敗北の現場」で働く誇り― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年11月12日

    東日本大地震で事故のあった福島で働く人たちにスポットを当てた本。こんな職業があるんだ、こんな仕事があるんだとびっくりしっぱなし。事故を起こした加害企業、東京電力にここまでの人が参加しに行くのもまた面白い。

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    Posted by ブクログ 2021年07月25日

    少しながら原子力に関わった人間である私には、過去の負債を背負わせてしまい申し訳ない、という気持ちです。
    廃炉技術は何かを生み出すことはないと思ってたけど、これが無いと未来が無い、すなわち未来を生み出しているとも言えるなと思った。
    311後に東電に入った技術者の方の話を聞くに、人柄を尊く思いました。誰...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月10日

     「現場」の人々のことは、よく伝わってくる。
     しかし、「責任」を本来取るべき人達の言葉は、どこにあるんだ?
     

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    Posted by ブクログ 2021年08月09日

    廃炉という作業は、この先何年も続いていく。だが、どこか他人事で、時間と共にみんなの記憶から薄れていっている事を感じる。

    本書を通じて、あの原発事故から今日まで、どのようなら作業がどんな人達の手によって行われてきたのかの一部を知ることが出来た。
    今後もこの原発事故に興味を持ち続け、何がなされているの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月01日

    廃炉の「炉」は、原子炉。福島第一原発の4基の原子炉の、主に解体(と単純には言えないが)プロジェクトに関わる数千人の中から数人にインタビューした物がベース。
    恥ずかしながら、未だに廃炉作業中であると言う、言われてみれば当然の事実を改めて認識。巨大震災と原子炉事故の組み合わせは世界に例がない。資源も土地...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年09月19日

     福島第一原子力発電所、「イチエフ」の現場。ピーク時には7000人もの人たちが働いていた。現在は約4000人が廃炉作業に当たっている。1979年生まれ、稲泉連、ノンフィクション作家「廃炉」、敗北の現場で働く誇り、2021.2発行、253頁。人間が慣れによってリスクを感じなくなっていくのが怖い。目に見...続きを読む

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