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Posted by ブクログ 2022年02月17日
トマス・アクィナスの「神学大全」という大作のうち、感情論にテーマを絞ってトマス哲学の核心的な位置づけと見なされる肯定の哲学という観点から講釈いただけております。哲学者と学生の対話形式で綴られていますので、取っつきやすくかつ日常的な例を挙げてながら進めているので、自分の経験とリンクさせて理解が深まる。...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月09日
この本を読み終えると、ホントに「世界は善に満ちている」と思える。
最初はなんか偽善的?なタイトルだなぁと思った。それに「トマス・アクィナス哲学講義」というサブタイトルが付いている。ものすごく難しそうで到底読みきれないと不安に思いながら手に取る。
ページを開くと対話形式になっている。学生と哲学者。少し...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月08日
中世ヨーロッパの哲学者トマス・アクィナスが記した『神学大全』のうち「感情論」にフォーカスして、教授と生徒の対話形式で人間の感情に関する洞察をなぞる本。
つい先日、自分も「感性」について考察したいたこともあり、それはもうノリノリで読めた。
トマスの感情論は感覚的な説得に依らず、論理的に心の動きを分析...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月30日
感情が受動的なものであるという点、東洋哲学や心理学と共通の何かがある気がする。
感情が生まれる過程を微分し解きほぐす説明に、感情の嵐に巻き込まれないヒントがありそうだ。
心理学やらが新たな発見だと言っているようなものと近いのではないか。心の本質的なところは、すでに遠い昔に観想されていたのだなあ。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月10日
善(よいもの)に導かれた愛(好きという気持ち)がすべての感情のもとになる、というトマスの感情論をひも解いていくことで現代の私たちの生活をも照らそうとする内容。キリスト教神学の視点はほとんどなくて、宗教に抵抗のある一般層向けになっている。私は自己啓発的な話ではなくて神学のほうが読みたかったので肩透かし...続きを読む
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