日本の詩歌 その骨組みと素肌

日本の詩歌 その骨組みと素肌

704円 (税込)

3pt

4.2

日本の叙景歌は,偽装された恋歌であったのか.和歌の核心にはいかなる自然観が存在していたのか.和歌と漢詩の本質的な相違とは? 勅撰和歌集の編纂を貫く理念とは? 日本詩歌の流れ,特徴のみならず,日本文化のにおいや感触までをも伝える卓抜な日本文化芸術論.コレージュ・ド・フランスにおける,全五回の講義録.(解説=池澤夏樹)

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日本の詩歌 その骨組みと素肌 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年04月07日

    社会の状況と関連させつつ議論しているので、分かりやすい講義録になっている。女性注目した3章と5章(女性歌人と中世歌謡)がとくに印象に残った。

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    Posted by ブクログ 2019年01月15日

    重税への怒りを詠う

    平安時代の学者で政治家、菅原道真といえば、学問の神様として名高い。毎年正月になると、道真をまつる福岡県の太宰府天満宮は初詣の受験生でにぎわう。学者として異例の出世を遂げたが中傷のため太宰府に左遷され、失意のうちに死んだことから、死後、祟りをなしたという伝説もある。

    しかし菅原...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月09日

    自身も優れた詩人である著者の
    漢詩、和歌、中世歌謡を論じた日本詩歌論。

    海外講演のために、日本的な感覚(現代日本人には理解にかなり努力が必要)を、論理的な文章にまとめているのがさすが。  

    日本文化論としても興味深い記述が多数。

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    Posted by ブクログ 2018年01月31日

    この知識量にまずは圧倒された、圧倒されたと同時に、でも自分の詩の深め方とは全く方向が違うのだなということも同時に思った、自分なりの深め方でやっていくしかない。

    あとは、今蓄積している日本の詩歌の伝統(主客未分と叙景)と、芭蕉、山頭火、民喜などを井筒、上田閑照、ハイデガーなどの哲学的論考とつなげてみ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月11日

    論理明快な文章。実作者からは感覚的に当然と思っていることを、快刀乱麻を断つ形での説明をしてくれる。和歌は和するものということ、叙景という概念を意識させてくれたのはありがたいし、批判的意識としての菅原道真や女性の和歌・今様という点からもとらえているのが的確と思う。

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