米の日本史 稲作伝来、軍事物資から和食文化まで

米の日本史 稲作伝来、軍事物資から和食文化まで

1,078円 (税込)

5pt

4.0

日本人にとって特別な食・コメ。稲はどこから日本列島にきたのか、最初の水田を作ったのは誰か、なぜ東北地方で栽培が遅れたのかなど、稲作の起源を解説。インディカ米が盛んに作られていた中世、地下水路を建設するほど水利に力を入れ、和菓子や酒づくりなど米食文化が花開いた近世の実態を紹介。さらに富国強兵を支えた近代を経て現代まで、農学や文化の視点を交えながら「米食悲願民族」の歴史を解き明かす。

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米の日本史 稲作伝来、軍事物資から和食文化まで のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年12月07日

    日本人にとって特別な食・コメ。稲はどこから日本列島に伝来し、どのように日本に普及したのかなど、稲作の起源を解説します。各時代の中でどのように米が作られ、そして水路建設するほど水利に力を入れ、お酒や和菓子づくりなど米食文化が花開いた近世時代を紹介します。さらに、戦国時代、明治の富国強兵、そして、先のア...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月13日

    米の歴史は非常にスリリングでミステリアス。
    一読して、そんな感想を持ちました。
    本書はタイトル通り、米の歴史をひも解いています。
    まず、その歴史区分がユニーク。
    章立てが、そのまま歴史区分となっているのでご紹介します(カッコ内は分かりやすいよう評者が加筆)。
    ①稲作がやってきた―気配と情念の時代(お...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月11日

    タイトルは『米の日本史』ですが、著者は農学者で、米と日本人の出会いと歩みを農業、植物、遺伝、歴史、民俗、地理、食文化など、さまざまな学問分野から重層的に描き出そうと試みています。それゆえ、歴史学的な記述は非常に大雑把なものですが、米(稲作)を通して自分の視野が日本史以外の他分野へと大きく広がった思い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月10日

    日本人の食性のみならず生活文化の根幹をなす「米」の来歴についての本書は実に興味深い。日本人がどこから来たかとの起源にも思いを馳せたくなる知識にはロマンを感じた。
    本書を読むと田作りの膨大な作業量に気がつく。人の営みとは実に偉大であると思った。我が祖先は勤勉だった。
    「米」というものはいつの時代でも政...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年03月14日

    <目次>
    はじめに
    第1章   稲作がやってきた~気配と情念の時代
    第2章   水田、国家経営される~自然改造はじまりの時代
    第3章   米づくり民間経営される~停滞と技術開発が併存した時代
    第4章   米、貨幣となる~米食文化開花の時代
    第5章   米、みたび軍事物資となる~富国強兵を支えた時代
    ...続きを読む

    0

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