飛ぶ孔雀

飛ぶ孔雀

800円 (税込)

4pt

3.8

三冠達成の傑作幻想小説!

・第69回芸術選奨文部科学大臣賞受賞
・第39回日本SF大賞受賞
・第46回泉鏡花文学賞受賞

ジャンルの概念を超えた驚くべき物語。

* * *

シブレ山の石切り場で事故があって、火は燃え難くなった。
シブレ山の近くにあるシビレ山は、
水銀を産し、大蛇が出て、雷が落ちやすいという。
真夏なのに回遊式庭園で大茶会が催され、
「火を運ぶ女」に選ばれた娘たちに孔雀は襲いかかる。
――「I 飛ぶ孔雀」

秋になれば、勤め人のKが地下の公営浴場で路面電車の女運転士に出会う。
若き劇団員のQは婚礼を挙げ、山頂の頭骨ラボへ赴任する。
地下世界をうごめく大蛇、両側を自在に行き来する犬、男たちは無事に帰還できるのか?
――「II 不燃性について」

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飛ぶ孔雀 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月06日

    トマス ピンチョンは未読なのですが、ことによるとピンチョン的作品なのかもと思いました。
    音楽で言うと、フリージャズやアンビエント系の様な抽象が中心をなしている。
    合わないと苦痛かも知れません。散漫の美学、中央の無いカオスの美学かもと思います。

    0

    Posted by ブクログ 2020年11月13日

    単行本で既読だが、内容は頭に入り切っていないのでいずれ文庫で再読を。
    しかし皆川博子「U ウー」と同じ日に文庫化されるとは。嬉しい。

    0

    Posted by ブクログ 2021年01月26日

    金井美恵子の解説が邪魔なこと以外、めっちゃおもろかった
    ファンタジーと現実の融合が、中井英夫をちょい感じた。

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月01日

    読み返したら、もう少しわかるのかなぁ。
    イメージはなんとなく捕まえられますが、時空を行ったり来たり。非常に脳髄をゆすられながら読んでいる感じになりました。たまには、よいのかもしれません。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月28日

    中編が2つ。1つめは、石切り場の事故で火が燃えにくくなり、火を運ぶ娘が大茶会で孔雀になる話。もう1つは、事故現場近くのラボへ送られた男が戻ってくるまでの話。と、いうことなのですが、あまりに難解でよく分かりませんでした。日本SF大賞や大臣賞を取ってますが、審査員はちゃんと理解できたんでしょうか....

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月11日

    わからない…正直に言って…わからない…。
    一章ごと、あるいは一小節、時には一文ごとに様々なパラレルワールドが展開され、自分が今何処にいるのかが、わからなくなる…。
    読み終えた今も、作品のどこかに留まったままのような気がする…。

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月08日

    シブレ山の石切り場で事故があって、火は燃え難くなった。
    シブレ山の近くにあるシビレ山は、水銀を産し、大蛇が出て、雷が落ちやすいという。
    真夏なのに回遊式庭園で大茶会が催され、「火を運ぶ女」に選ばれた娘たちに孔雀は襲いかかる。
    ――「I 飛ぶ孔雀」

    秋になれば、勤め人のKが地下の公営浴場で路面電車の...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年09月22日

    文体に慣れなくて読むのにものすごく時間がかかってしまった。
    ジャケ買いした今年の夏読書やったんやけど、夏終わってしもたやんけ。

    これは子育てしながらちみちみ読むもんじゃなかった。人物も時空も入り乱れてるので(章ごとにじゃないよ。一文ごとに入り乱れてるからね)腰据えて読まんとわけわからんなる…実際こ...続きを読む

    0

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