もてなしとごちそう

もてなしとごちそう

1,870円 (税込)

9pt

4.3

旅をしていると、誰かの家に誘われて食事をするということがある。
忘れえぬ人と料理の記憶の断片をめぐる17のエッセイ。

目次
はじめに ムチュジワサマキ――タンザニア
1 クスクス うちに食事に来ませんか――チュジニア
2 干拌面 ルーツに沁みる汁なし麺――華僑
3 マトケ マッシュドバナナが恋しくて――ウガンダ
4 アキー&ソルトフィッシュ ラスタおじさんの滋味――ジャマイカ
5 ヒン 九年越しの食卓――ミャンマー
6 インスタントコーヒー ご馳走させてもらえませんか――ロヒンギャ難民キャンプ
7 バーズィンジャーンマクリー ナスの素揚げが食べられるまで――シリア
8 平壌冷麺 臓腑を揺さぶる贅沢の味――朝鮮民主主義人民共和国
9 フィシーフ ウキウキしながらボラを食う――エジプト
10 イフタール 断食明けのまぜご飯――バングラデシュ
11 ゴヴェヤユハ スープの冷めない距離――スロヴェニア
12 クゲリス 時代を語るポテトプリン――リトアニア
13 ツェドメモクモク カタチのちがう蒸し餃子――ラダック
14 ブンナ アラビカコーヒーの森へ――エチオピア
15 年菜 おせち料理に願いを込めて――香港
おわりに 名もなき料理――ドイツ
食べることの根拠をめぐる旅 藤原辰史

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もてなしとごちそう のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年02月22日

    『ハイパーハードボイルドグルメリポート』同じく
    人間にとって「食べる」ことの価値観や、
    「食を共にする」ことの意味を考えさせられる。

    これは単なる食を通した旅行記ではない。
    「食」を通して、世界や人間が見える。
    ぜひ読んで欲しい素晴らしい本だった。

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月18日

    仲良くなったネパールの友達からも
    仲良くなったブルキナファソの友達からも
    仲良くなったケニヤの友達からも
    再会したときのあいさつは
    二つ
    元気?
    もう一つは
    ご飯食べた?

    ふと
    身の回りを見渡した時に
    いつも 誰かお客さんがいて
    それが突然のお客さんでも
    いつもとかわらないペースで
    はい 食べて行...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年11月28日

    単なる旅ごはんの紹介にとどまらず、毎回深く考えさせられる中村安希さんの紀行本。軽ーく使われる「おもてなし」って言葉には感じる違和感はこれかと膝を打ったぜ、今回は。
    もてなすって、主客ともにこんなに覚悟がいることだ。人ひとりの心も胃袋も預かるんだものな。だけど同時に、難しく考えすぎず、いまできる最大限...続きを読む

    0

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