無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
二〇二〇年、世界は新型コロナウィルスの感染爆発に直面した。人類の歴史は感染症との闘いの記録でもある。十四世紀ヨーロッパでのペスト流行時には、デマによりユダヤ人大虐殺が起こった。幕末日本では黒船来航後にコレラが流行、国民の心情は攘夷に傾いた。一方で一八〇三年、スペイン国王は世界中の人に種痘を無償で施し、日清戦争直前には日本人医師が自らも感染して死線をさまよいつつペスト菌発見に尽力した。医学的・歴史的資料をもとに、人類がウィルスといかに闘い、打ち勝ったかを明らかにする。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年10月15日
新型コロナウイルスが猛威をふるい始めた2020年5月に書かれた本。人類とウイルスの戦いの歴史を振り返る。
まるでバベルの塔のエピソードのように、人間が活動範囲を広げる(侵攻も含む)とウイルスが猛威をふるい、抵抗力のない人達が犠牲になる、そんな歴史を繰り返している。そして不安に駆られた人間が起こすイ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月20日
感染症が歴史を変えてきたというのは新型コロナウイルスだけではもちろんない。
大昔の当時を生きることができない我々は過去の記録からしか知ることができない。細菌やウイルスは、戦争よりも多くの人の命を奪い、ときには国のトップも殺して世界を変えてしまう。それに立ち向かってきた歴史を知ることは、今の世界を生き...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月22日
教科書の正直平易すぎる文章を読んでいると、何々が起こったというのは描かれていても、何故そうなったかは書かれてないことが多い。
しかし、現実がそうであるように、起きた事象には必ず理由が付随する。
本書は、その理由を疫病の観点から肉付けしてくれる。
アメリカが不参加だったため、強制力の面で弱くなった国...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。