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いったいどこに、誰に責任はあるのか?
返還合意から24年、普天間基地問題はなぜ迷走し続けるのか?
歴代政権の間近で混迷を見続けた軍事アナリストがその原因を指摘。
【目次】
はじめに なぜ普天間返還は進まないのか?
序章 チャンスは4回あった
第1章 迷走への序曲 自民党本部1996
第2章 小渕官邸1998~2000
第3章 小泉・安倍・福田・麻生官邸2001~2009
第4章 鳩山官邸2009~2010「トラスト・ミー」の陰で
第5章 沖縄クエスチョン1999~2011
第6章 鳩山だけが普天間を迷走させたのか? 2010~2019
あとがき 信頼を回復する道
Posted by ブクログ 2021年06月23日
この作者についてはニュース番組などで昔何度か見かけた際に論理的で落ち着いた語り口に好感を持ったことと日本では珍しい軍事アナリストという肩書き…そこに至る経歴も異常で自衛隊の航空学校から同志社の神学部中退とか。興味を持ってSNSでフォローしておりそこで知った作品。タイトルどおり日本への返還が日米間で合...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月04日
迷走を続ける普天間基地の移設問題。1996年の返還合意からこの問題に関わり続ける軍事アナリストによる日米の交渉の裏側。
鳩山政権を中心に普天間基地の移設の問題を赤裸々に記録した一冊。筆者は一貫して辺野古の海上基地でなくキャンプ・ハンセンの陸上基地への移設を主張し続けている。
佐藤優、鳩山由紀夫、...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月06日
【普天間問題は外交・安全保障問題にとどまらず、病める日本の諸症状を浮き彫りにしている】(文中より引用)
軍事専門家として名高い小川和久が、民間人として普天間基地の返還問題に携わった過去を振り返りつつ、問題の淵源がどこにあるかを探った一冊。リアリズムの欠如を憂うとともに知られざる交渉の内幕についても...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月16日
いかに辺野古埋立て案が無謀で無駄で無理で、ハンセン陸上案なるものが効率的で現実的かを語る著者。その案はこれまでに日米の政治家から認められる絶賛されてきたとするが、実現はせず辺野古の埋立ては進み続けている。これをどう評価すればいいのか判断がつかない。
そもそもここで説明するように非の打ち所がないならこ...続きを読む
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