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人は死んだらどこへ行くのか――。古来、人々は死後の世界をさまざまにイメージしてきた。本書では天国と地獄、「最後の審判」、幽霊など、キリスト教の世界観を紹介し、とりわけイギリス社会に大きな影響を与えることになったカトリックとプロテスタントの違いを指摘。キリスト教の死生観が生み出してきた墓やモニュメント、シェイクスピアらの文学や映画、芸術作品など、「死の文化」の豊かな世界をめぐる。
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Posted by ブクログ
近世イギリス史の専門家による,キリスト教の生死観に関連する思想と行動についての入門書。タイトルからはイギリスの葬儀を扱っていることは分かりにくいかもしれない,内容は面白い。
キリスト教の世界では、人は死んだらどこへ行くと考えられている(た)のかを紹介してくれる本。アニメの『フランダースの犬』(一九七五)でネロとパトラッシュが死後すぐに天国に行くのはおかしい、なぜなら最後の審判を経ずに天国に行けるわけがないし、天国に行けるのは人間だけだから、というつかみから始まって、カ...続きを読むトリックとプロテスタントでの死生観の違い、しかしそれも、その時代その時代の人間たちが自分達に都合のいいように解釈し、曖昧なまま、死についての考え方が現在でもバラバラなことが、幽霊や悪霊、葬儀、墓、モニュメントといったトピックごとに書かれている。二〇一九年発行の本なので当然エリザベス二世の葬儀については書かれていないのだが、二〇二二年にその死を体験した我々にとっては、第四章『死と葬儀』の記述は、あのとき行われたさまざまなことにどういう意味があったのかを教えてくれる内容にもなっている。
雑学的な面白さはあるのだが、キリスト教というよりはイギリスにフォーカスされていて思ったような本ではなかった気がする。墓に付属するものとして葬儀像から巨大なモニュメントへと移っていく話が面白かった。
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キリスト教と死 最後の審判から無名戦士の墓まで
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